週末金曜日。
本日の為替相場の焦点は、『米雇用統計』と『金融安定化法案の行方』、そして『NY株式市場の動向』にあり。
本日の米国の経済指標は、「雇用統計」と「ISM非製造業景況指数」への注目度が高い。
「雇用統計」のなかでも一番の注目は非農業部門就業者数と失業率。予想とのブレが大きいこともあり、サプライズが起こりやすい指標。当月の数字と共に前月と前々月分の修正値も発表され、相場を動かす材料となるので注意が必要。この指標との相関性を目的に作られたADP全国雇用者数は今週水曜日に発表され、−5.0万人のところ−0.8万人と事前予想値よりも良い結果だった。
「ISM非製造業景況指数」は、ISM(全米供給管理協会)が実施した非製造業の購買担当役員へのアンケート結果。製造業指数とは違い、歴史は浅いが、近年注目度は増している。今週水曜日に行われたISM製造業指数の発表結果は事前予想よりも大幅に悪いものだった。
本日は週末金曜日ということもあり、「週末に向けた動向」や、本日通過する可能性が高いといわれる「金融安定化法案の行方」が気になるところ。
昨日、再び大幅下落となり、ここのところの為替相場の大きな変動要因となっている「NY株式市場の動向」からも目が放せない。
本日の注目材料
→米国以外
▼ス)消費者物価指数
→米国
▼米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率
▼米)ISM非製造業景況指数
今週の為替相場の焦点
・金融安定化法案の行方とそれに対する思惑
・雇用統計を中心とした米国の経済指標
・消費者物価指数を中心としたユーロ圏の経済指標
・ECB政策金利発表とトリシェ総裁の記者会見
・NY株式市場の動向
・原油価格の動向
・欧・米の金融当局者や要人の発言
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・ドイツ市場休場 |
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14:45 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | -0.1% | -0.3% | ||||
+2.7% | +2.9% | |||||||
16:55 | 独)サービス業PMI【確報値】 | × | 49.3 | 49.3 | ||||
17:00 | 欧)サービス業PMI【確報値】 | × | 48.2 | 48.2 | ||||
欧)総合PMI【確報値】 | × | - | 47.0 | |||||
17:30 | 英)サービス業PMI | △ | 48.0 | 49.2 | ||||
18:00 |
欧)小売売上高 [前月比/前年比] |
△ | +0.1% | -0.4% | ||||
-2.4% | -2.8% | |||||||
21:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | -10.5万人 | -8.4万人 | ||||
↑・失業率 | 6.1% | 6.1% | ||||||
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | AA | 50.0 | 50.6 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
09:00 | 米)ブラード:セントルイス連銀総裁★講演 | |||||||
10:45 | 米)ホーニング:カンザスシティー連銀総裁★講演【経済や金融政策】 | |||||||
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雇用統計&週末のため、様子見
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