本日は注目材料が目白押し。
まず、ロンドン市場がバンクホリデーだったため、連休明けとなる。
欧州タイムでは、ユーロ圏で最も注目度の高い経済指標である「ドイツのIFO景況指数」が発表される。ここ数週間進んでいるユーロ売りのキッカケとなりやすいだろう。
米国の経済指標では「新築住宅販売件数」「消費者信頼感指数」「8月5日分のFOMC議事録」への注目度が高い。
「新築住宅販売件数」では住宅動向、「消費者信頼感指数」では個人消費の動向に注目が集まり、「8月5日分のFOMC議事録」では、今後の米国の金融政策に対する思惑が発生しやすい。
どちらも内容次第で金融市場を動かす要因となりそうだ。
本日の焦点は、『NY株式市場や原油価格の動向』と『目白押しの米国の経済指標』にあり。
また、ここ最近、リーマンブラザーズ買収や米国の地銀の破綻など、金融不安に繋がる話題に敏感に反応している点にも注意したい。金融不安は依然として燻っており、ドルは大きな下落リスクをはらんでいると言えるだろう。
現在の為替相場に大きな影響を与えているNY株式市場や原油価格の動向は引き続き要監視対象であり続ける。原油価格の上昇やNY株式市場の下落はドル売りに繋がりやすく、その逆はドル買いに繋がりやすい。
今週の最初の山場である本日の注目材料群での相場の流れをしっかりと見極めたい。
本日の注目材料
→米国以外
▼NZ)貿易収支
▼独)IFO景況指数
→米国
▼米)新築住宅販売件数
▼米)消費者信頼感指数
▼米)FOMC議事録(8月5日分)
今週の為替相場の焦点
・ドル買いやドル売りの傾向
・金融不安に通じる材料への反応
・米国の経済指標
・NY株式市場や原油価格の動向
・ドイツのIFO景況指数
・米国がレイバーデーを控え、今週末が連休前となる点
・グルジア問題
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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- | ||||||||
07:45 | NZ)貿易収支 | ○ | -5.38億 | -2.23億 | ||||
08:50 | 日)企業向けサービス価格指数 | × | +1.2% | +1.2% | ||||
12:00 | NZ)RBNZ第3四半期インフレ期待 | × | - | +2.9% | ||||
15:00 |
独)第2四半期GDP【確報値】 [前期比/前年比] |
△ | -0.5% | +1.5% | ||||
+1.7% | +2.6% | |||||||
独)第2四半期個人消費【確報値】 | -0.4% | +0.3% | ||||||
15:10 | 独)GFK消費者信頼感調査 | × | 2.0 | 2.1 | ||||
17:00 | 独)IFO景況指数 | ◎ | 97.2 | 97.5 | ||||
独)IFO現況指数 | 104.8 | 105.7 | ||||||
独)IFO景気期待指数 | 90.3 | 90.0 | ||||||
22:00 | 米)S&P/ケースシラー住宅価格指数 | B | -16.5% | -15.8% | ||||
23:00 | 米)新築住宅販売件数 | AA | 52.5万件 | 53.0万件 | ||||
米)住宅価格指数 | C | -0.4% | -0.3% | |||||
米)リッチモンド連銀製造業指数 | C | -10 | -16 | |||||
米)消費者信頼感指数 | AA | 53.0 | 51.9 | |||||
27:00 | 米)FOMC議事録(8月5日分) | S | - | - | ||||
要人発言予定 | ||||||||
- | - | 特になし | ||||||
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原油上昇、金融不安からNY株式市場大幅下落でドル売り・円買いの流れ。リスク回避による円買いで、ドルも弱めだが、ユーロも依然弱いまま。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速し、8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。 →金融不安が再燃する中、株式や原油の影響が大きく振り回され気味。 原油価格→[下落・調整継続→ドル買い][反発・上昇→ドル売り] 株式市場→[上昇→ドル買い][下落→ドル売り] となりやすい地合い。 ロンドン市場が連休明けの本日、どう動くか。 金融不安に繋がる内容でのリスク回避の動向に注意。 ドルの上値は重い、金融不安で円買いヨリ
ロンドン市場が連休明けの本日、どう動くか。 IFOなどがあることから、ユーロドルにおいてユーロ売りヨリの方向で見てみたい。 ユーロの上値は重い、ドルとユーロの弱さ比べ
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