昨日の金融市場は、原油価格は引き続き上昇し、NYダウは小幅に反発上昇した。それぞれの材料に多少の反応は示したが、ドルもユーロも弱く、もみ合いとなった。
FOMC議事録ではサプライズはなかった。
本日の焦点は、『NY株式市場や原油価格の動向』と『米耐久財受注』にあり。
本日の米国の経済指標では「耐久財受注」への注目度が高い。
「耐久財受注」とは、設備投資の先行指標で、新規受注/出荷/在庫/受注残高などから構成。新規受注の中でも特に注目されるのが非国防資本財受注。さらに、ブレの大きな航空機を除いた部分が重要視される。
その他、「グルジア関連のニュース」や「金融機関の損失拡大」の話題にも気をつけたい。
「原油価格やNY株式市場の動向」も引き続き監視対象となる。その動向には米国の経済指標以上に注視したい。
明日に「米国の四半期GDP」が発表されるなど、週末まで注目度の高い材料が続く。
本日の注目材料
→米国以外
▼特になし
→米国
▼米)耐久財受注&【除輸送用機器】
▼米)ロックハート:アトランタ連銀総裁★講演【インフレ】
今週の為替相場の焦点
・ドル買いやドル売りの傾向
・金融不安に通じる材料への反応
・米国の経済指標
・NY株式市場や原油価格の動向
・ドイツのIFO景況指数
・米国がレイバーデーを控え、今週末が連休前となる点
・グルジア問題
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||
米2年債入札 | ||||||||
12:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | × | - | -43.2 | ||||
15:00 |
独)輸入物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.5% | +1.5% | ||||
+9.2% | +8.9% | |||||||
18:30 |
南ア)消費者物価指数(CPI) [前月比/前年比] |
○ | +2.3% | +1.3% | ||||
+13.6% | +12.2% | |||||||
↑・消費者物価指数(CPIX) [前月比/前年比] |
+2.3% | +1.1% | ||||||
+12.9% | +11.6% | |||||||
↑・消費者物価指数【コア】 | +13.6% | +12.0% | ||||||
未定 |
独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比] |
△ | -0.2% | +0.6% | ||||
+3.2% | +3.3% | |||||||
↑・消費者物価指数(HICP)【速報値】 [前月比/前年比] |
-0.2% | +0.7% | ||||||
+3.4% | +3.5% | |||||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | -1.5% | ||||
21:30 | 米)耐久財受注 | AA | ±0.0% | +0.8% | ||||
↑・耐久財受注【除輸送用機器】 | -0.7% | +2.0% | ||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | +939万 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
21:30 | 米)ロックハート:アトランタ連銀総裁★講演【インフレ】 | |||||||
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原油価格は上昇&NYダウは反発小幅上昇。 米消費者信頼感指数ではドル買いヨリの反応も、ドルもユーロも弱く、もみ合い。 グルジア問題は悪化でドル売りヨリ。FOMC議事録はサプライズなしで小動き。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速し、8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。 →金融不安が再燃する中、株式や原油の影響が大きく振り回され気味。 原油価格→[下落・調整継続→ドル買い][反発・上昇→ドル売り] 株式市場→[上昇→ドル買い][下落→ドル売り] となりやすい地合い。 昨日に引き続き、それほど強くはないが「ドル買い&ユーロ売り&円買い」ヨリの相場としてみたい。
昨日に引き続き、それほど強くはないが「ドル買い&ユーロ売り&円買い」ヨリの相場としてみたい。
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