ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

今井雅人_投資戦略メルマガ
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

押し目なし上昇のドル円だがレンジ内、
FOMCの結果が待たれるのだが

2021年06月15日(火)15:19公開 (2021年06月15日(火)15:19更新)
持田有紀子

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 昨日はドルの長期金利がやや上昇に転じた。一部のアナリストが長期金利の下げの限界レベルについて言及したためだが、それによって為替相場ではドルが強ぶくんだ。ドル円は110円台まで簡単に上がってきた。値幅こそ小さいものの、ほとんど押し目の作らない上げ相場を演じた。

 米国株が史上最高値の近くでウロウロしているため、リスクテークからのクロス円の買い戻しも入った。ユーロ円も133円台のミドルまで戻してきて、そのまま高値圏でステイしている。ユーロ円が強かったおかげで、ユーロドルの下げは限定的なものとなった。

 しかしドル円の110円台というのは、ここ最近のレンジ内をはみ出していない。フレッシュ感がないのである。大台が変わったと言うだけで、とくに方向感が出てきたわけではない。110円台からロングにしていくのも苦しそうだし、やはりFOMCなどの大きな材料待ちということか。

 さて、いよいよそのアメリカのFOMCである。そして注目点はテイパリングの議論を始めるのかどうかに集まっている。足下の経済回復は明らかで、主要都市での活動再開、ワクチン接種の進展などがあげられる。それを裏付けるように米国株は高い位置を維持しており、史上最高値をうかがっている。

 それに対してFRBのメンバーの多くが雇用の回復が未達だとして緩和継続で一致していることが、マーケットの混乱材料となっているのだ。米国内の雇用の回復が芳しくないのは、9月までの失業保険の積み増し分のせいだとされている。働くよりも多くの収入を得られるからだ。この効果分を見極めるまでFRBが動かないというのならば、今回のFOMCだけに限らず、8月下旬のジャクソンホルでも目新しい見解は期待できないことになる。


日本時間 15時00分

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トレーディングビュー記事 経済指標速報記事 ザイ投資戦略メルマガ
トレーディングビュー記事 経済指標速報記事 ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る