(「松田哲さんの米ドル/円相場大予想! 1ドル=65円を目指す大きな流れとは?」からつづく)
では、79.75円を下へ抜けた場合、前人未踏の領域(?)において、米ドル/円相場はどこまで行くというのか? いよいよ65円というターゲットの数値がどこから出てきたのか、松田さんに聞いてみよう。
■為替相場は半分や2倍になることが多い
「為替相場がどこまで動くかの目安は、半分や2倍が多いんですよ。
プラザ合意前の米ドル/円は240円で、そこから120円まで下がったのでこれは半分になりましたね。それがリバウンドして160円まで行って、また落ちてきて80円ぐらいになりました。これも半分です」
下の米ドル/円長期チャートを確認してみよう。約半分になった動きがよくわかる。
(出所:米国FXCM)
「この話は漠然とした経験則であって、科学的根拠があるわけではありません。だけど、相場ではこういうことがよく起こるんです。
たとえば、ユーロ/米ドルもそうですよ。ユーロ/米ドルは2000年の安値0.82ドル台から、2008年の1.60ドル台まで上昇しました。これは下落ではなく、上昇の例ですが、ざっくり2倍になってるんです」
今度はユーロ/米ドルのチャートを確認してみると、確かにだいたい約2倍になっている。
「この話は漠然とした経験則であって、科学的根拠があるわけではありません。だけど、相場ではこういうことがよく起こるんです。
たとえば、ユーロ/米ドルもそうですよ。ユーロ/米ドルは2000年の安値0.82ドル台から、2008年の1.60ドル台まで上昇しました。これは下落ではなく、上昇の例ですが、ざっくり2倍になってるんです」
今度はユーロ/米ドルのチャートを確認してみると、確かにだいたい約2倍になっている。
■主要な高値の半分が下値ターゲットと考えられる
今シリーズ1回目の記事でも「半分」になる話が出てきたが、2倍になることを含め、このような例は結構多いらしい(「松田哲さんの人民元相場大予想! 第2のプラザ合意で1ドル=2元割れが来る!?」参照)。
となると、米ドル/円は…
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