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激動の相場をマット今井さんはどう見ているか?(2)
~外貨建て資産への長期投資はそろそろチャンス~

2008年10月10日(金)12:05公開 (2008年10月10日(金)12:05更新)
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「激動の相場をマット今井さんはどう見ているか?(1) ~暴落しているのは米ドルではなく、豪ドルだ!~」からつづく)

 今井さんは「今の相場はもう7~8合目まで来ている」と話す。この「7~8合目」というのはいったいどういう意味なのか? 金融危機の解決は近いということなのだろうか?

■「もう7~8合目まで来ている」という意味は?

 「金融危機がその解決に向けて、7~8合目まで来ているという意味ではありません。金融危機はまだ続くと思いますよ。けれど、この問題にかかわる市場の崩れ方はもう7~8合目まで来ていると思うのです。今は投げ売りが出ている状態ですが、それが7~8割はもう投げたなというイメージですね。

 ただ、逆に言うと、あと2~3割の投げが出る余地はあるとも言えます」

 読者のみなさんの中にはここからまだ深~い底なし沼が広がっているのでは…という恐怖感を持っている方も少なくないだろう。けれど、今井さんはもう7~8合目まで来ているという見立て。底はまあまあ近いということになる。

■外貨建て資産への長期投資。そのチャンス到来か?

 今井さんは10ヵ月前に、今年の年末にかけて、ユーロ/円は140円、場合によっては130円、豪ドル/円は70~75円方向に向かうと予想していた(「金融安定化法案が可決されても株が上がらず、円安にもならなかったのはなぜか?」参照)。

 ユーロ/円は直近最安値が133円程度。今井さんの予想目標レートへすでにだいたい到達している。
ユーロ/円 月足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 月足

 また、豪ドル/円は先ほども触れたとおり、直近で63円台の安値をつけている。こちらは今井さんの想定予想レートを突き抜けて、強烈な円高が一気に進んだことになる。
豪ドル/円 月足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 月足

 そして、今年の春、『ザイFX!』がオープンした時、当コーナーで一番最初に話を聞いたのが今井さんだったが、その時、次のように語っていた(「ドルはどこまで下がるのか? (3)」参照)。

「今年、仮にすごく円高になったとしたら、外貨への長期投資のチャンスですよ。今までの円安は異常でしたし、新興国の株高も異常でした。今は異常になっていたものが正常化しているだけ。手段はFXに限らず、外国株の投信でもいい。円高になったら外貨建ての資産に投資する絶好のチャンスだと思いますよ」

 さて、今はだいたい今井さんが想定したとおりの大幅な円高がやってきたと言えるわけだが、もう外貨建て資産へ長期投資するチャンスは到来したと言えるのだろうか?

 「先ほど言ったとおり、相当投げ売りが進んでいますが、まだ2~3割は投げていないものが残っているかなというイメージがあります。その一方、たとえば、豪ドルのレートを見ると、先日つけた63円はかなり低い水準です。

 63円をつけたのは2002年夏以来のこと。ちょうどこのあたりから、豪ドルは上がり続け、107円台まで上がっていきました。その上がり始めたところまで落ちてきてしまったわけです。

 もう少し遡ると、55~56円あたりを2001年9月につけています。あと少し投げ売りが出たとしても、一応のメドとして、下値はそのあたりまでがせいぜいではないかと思っています」
豪ドル/円 月足

 豪ドル/円の月足チャートを見ると、長い年月をかけてよじ登ってきたものが、あっという間に崩落するという、世にも恐ろしい形になっているのがわかる。こんな直角三角形のようなチャートはあまり見たことがない気がする。

 「豪ドルに限らず、ここからさらなる下落はあるかもしれませんが、数ヵ月単位以上の長期投資で考えるのなら、もうここがチャンスという水準に入ってきていると思いますよ。

 ピンポイントに大底を当てるのは無理な話。だったら、このへんから少額ずつ買い下がっていく戦略はあり得るでしょう」

 念のために書いておくと、今井さんが話している「少額ずつ買い下がり」というのはFXでレバレッジをたくさんかけて買うという話では当然ない。

 人によって資金量に違いがあるから一概には言えないが、FXでも低レバレッジの取引をするとか、もっと小口で買える外貨建てMMF、あるいは為替にこだわらずに外貨建ての資産を買うということなら、外国株の投資信託やETFなどが選択肢として考えられるだろう。

■今井さんは「もぐら叩き戦法」で大儲け!

 ところで、最近、今井さんが取ってきたのが「もぐら叩き戦法」。これはドル/円、ユーロ/ドル、クロス円が上昇したところをもぐら叩き売りして、下がったら一部買い戻し、また上がったところをもぐら叩き売りすることを繰り返すトレード法だ(「リーマン・ブラザーズがついに破綻! 金融危機下での『もぐら叩き戦法』とは?」参照)。

 この「もぐら叩き戦法」の成果はどうだったのか? 最後に今井さんに聞いてみた。あの豪ドル/円の崩落を見ると、相当な利益を上げていると思えるのだが…。

 「いや~、10月8日でもう疲れ切ってしまって、今はもうお休みしてます」(疲れ切ってという言葉に反して、とても明るい笑い声で)

 大儲けしたんですね!?

 「そうですね。でも、体力が続きません。やっぱりストレスがたまりますよ。反発はないだろう、大丈夫だろうと思っていても、これだけ大きく動いているので緊張しますからね。それにG7も控えてますし、週末になると相場が戻ることが最近は多いので今はお休みです」(ストレスがたまると言いつつ、明るい声で)

 「ただ、ここから大きく戻ることがあったら、もう1回売ろうかなとは思っていますよ。その基本スタンスはまだ崩していません」

大底近しで、長期投資ならそろそろ買っていい水準まで到達していると感じているものの、短期トレーダーとしてはまだ売りのチャンスをうかがっている…今後の投資戦略に関する今井さんの話をまとめると、このようになるようだ。

(ザイFX!編集部・井口稔)

 


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