みなさん、こんにちは!
難しい相場展開が続いていますが、生き残っているでしょうか?
■欧州の景気低迷に加え、米国までおかしくなってきた
クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)相場はすっかり、低位でのレンジ相場の様相を呈してきました。その根底にあるのは、各国の株価が不安定であることだと思います。
日経平均株価は1万円の大台に乗せることができず、失速すると、今度は9000円の方向に向かって弱含んでいます。
日経平均株価 日足
(出所:株マップ.com)
アメリカの株価も同様の動きをしています。
ヨーロッパの景気が依然として低迷しているところに、アメリカの景気までもがおかしくなってきました。そのために、世界全体の景気動向に対する不透明感が広がってしまっていて、これが株価低迷の大きな原因となっています。
■一時的に円安に振れても、すぐに失速してしまう
ここ最近、アメリカの住宅関連指標は弱い結果が続いています。企業の景況感も悪くなってきました。
また、足元でアメリカ企業の四半期決算の発表が続いていますが、その結果は良いところもあれば悪いところもあって、玉石混淆状態です。
全体の景気動向に不安があるために、どちらかと言えば、悪いほうに対する反応のほうが大きくなっている気がします。
この状態ではクロス円が円安方向に向かうのは難しい。
アメリカの株価も同様の動きをしています。
ヨーロッパの景気が依然として低迷しているところに、アメリカの景気までもがおかしくなってきました。そのために、世界全体の景気動向に対する不透明感が広がってしまっていて、これが株価低迷の大きな原因となっています。
■一時的に円安に振れても、すぐに失速してしまう
ここ最近、アメリカの住宅関連指標は弱い結果が続いています。企業の景況感も悪くなってきました。
また、足元でアメリカ企業の四半期決算の発表が続いていますが、その結果は良いところもあれば悪いところもあって、玉石混淆状態です。
全体の景気動向に不安があるために、どちらかと言えば、悪いほうに対する反応のほうが大きくなっている気がします。
この状態ではクロス円が円安方向に向かうのは難しい。
世界の通貨 vs 円 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨 vs 円 日足)
一時的に円安方向に向かうことはあっても、すぐに失速してしまうという展開となっています。このような流れは、まだまだ続きそうです。
一時的に円安方向に向かうことはあっても、すぐに失速してしまうという展開となっています。このような流れは、まだまだ続きそうです。
■ユーロ・ショートのポジション調整はかなり進んだ
クロス円がフラフラした動きになっている中で、アメリカの景気が低迷してきたことを受け、最近は米ドル安の流れが主流となってきています。
米ドル/円は86円台まで米ドル安・円高が進み、ユーロ/米ドルは一時1.3ドル台まで上昇しました。
クロス円がフラフラした動きになっている中で、アメリカの景気が低迷してきたことを受け、最近は米ドル安の流れが主流となってきています。
米ドル/円は86円台まで米ドル安・円高が進み、ユーロ/米ドルは一時1.3ドル台まで上昇しました。
米ドル/円 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
ユーロ/米ドル 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
正直、ここまでユーロ/米ドルが上昇するとは予想していませんでした。
結局、ユーロのショートポジション(売り持ち)がたまりすぎていたために、弱い米国の経済指標がポジション調整の材料にされてしまったということだと思います。
もちろん、これから出てくるアメリカの経済指標についても十分に注意しておく必要があります。ただ、ポジション調整がかなり進んだので、ここから米ドル安がさらに進んでいくことはあまり想定していません。
■ユーロの下落リスクはまだ残っている!
さて、7月23日(金)に、ヨーロッパの金融機関に対するストレステスト(健全性審査)の結果が発表されます。
金融機関の資本増強がどの程度必要であるのかに注目が集まりますが、予想より厳しい結果となれば、ユーロが再び売られることになると思います。
私は、ユーロの下落リスクはまだ残っていると考えています。
トレードとしては、クロス円、米ドル/円などでの戻り売りを軸に、短期売買に徹したいと思います。
正直、ここまでユーロ/米ドルが上昇するとは予想していませんでした。
結局、ユーロのショートポジション(売り持ち)がたまりすぎていたために、弱い米国の経済指標がポジション調整の材料にされてしまったということだと思います。
もちろん、これから出てくるアメリカの経済指標についても十分に注意しておく必要があります。ただ、ポジション調整がかなり進んだので、ここから米ドル安がさらに進んでいくことはあまり想定していません。
■ユーロの下落リスクはまだ残っている!
さて、7月23日(金)に、ヨーロッパの金融機関に対するストレステスト(健全性審査)の結果が発表されます。
金融機関の資本増強がどの程度必要であるのかに注目が集まりますが、予想より厳しい結果となれば、ユーロが再び売られることになると思います。
私は、ユーロの下落リスクはまだ残っていると考えています。
トレードとしては、クロス円、米ドル/円などでの戻り売りを軸に、短期売買に徹したいと思います。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!でもおなじみの今井雅人さんからのレポートを受けて、ザイFX!が 配信する「ザイFX! FXプレミアム配信 With今井雅人(月額:5,500円(税込))」。
その日のニュースをコンパクトに解説し、今後の為替の値動きについての予測とともに、今井氏のポジションについても可能な限り配信する、実践型の有料メルマガです。
「ザイFX! FXプレミアム配信 With今井雅人」には10日間の無料体験期間がありますので、ぜひ一度体験していただき、みなさんのトレードの参考にしてみてください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)