二番底への恐怖が和らいだ先週、そのクライマックスとなる金曜日の雇用統計。民間部門が増えていたということで安堵となったが、ISM非製造業の結 果は失望という反対の結果。どっちに反応してよいのか、結局はよくわからないだけになった。ある意味、そのこと自体が今の相場の微妙な動きをそのまま反映している気がする・・・。
雇用統計は すっかり悪いだろうと思われていたので、ペイロールの結果そのものはマイナスであったにも関わらず、とにかくコンセンサスよりは良いかっ たわけで、発表直後にドルは全面高となった。ドル円は、先週の月曜日に日銀の緊急会合が行われるということで85円台後半をつけ後、失望売りに変わった後の戻りは84円台ミドルまでで、85円台というレートすら遠い感じたった。しかしこのペイロール発表は、一気にドル円を85円台まで走り上がらせることとなった。
私も雇用統計の結果が悪ければ、84円台ミドルをバックにして、突っ込み売りを敢行するくらいのつもりだったのだから、世の中のショートはかなり溜まっていたのだろう。米国株のスタートは上昇してはじまったが、アメリカは連休前ということもあり、さらに高値追いという感じには見えなかった。ドル円は85円ちょうどをはさんでの攻防となり、ISM非製造業の結 果は予想より低かった。
もう、えいやぁ、という感じで私はドル円を84.65で売ってみた。しかし40ポイントほどフェーバーになった後は、米国株も買い戻されてきた。慌てて私は脱げる兎モードになって84.40でポジションをクローズした。ニューヨーク市場のクローズにかけて米国株は買い先行となっていったが、為替市場 はそのままリスクテーク方向に動くこともなく、静かな状態が続いていた。
本日はアメリカもお休みのうえ、イベントもないので、アジア市場でもまったくの小動きだった。アジア市場はリスクテーク方向に傾き続けたが、為替市場は静かなもの。アジア市場でドル円は84円台前半の10ポイント程度、ユーロ円も20ポイント程度の狭い範囲に留まっていて、欧州市場で少し株価が緩むと少し反応したが、ドル円は84円台を割れず。
オバマ大統領が政権のもっとも重要な課題として、経済対策を打ち出すようだ。しかし大規模な対策は無理だろうすっかり思われているため、なんだかさっぱり期待感はない。私もドル円、ユーロ円は明確に先週の高値を抜けずにいるし、なかなかブル転もできずにいる。かといって、ここで焦って売っていくような環境ではない。もうちょっと様子を見るしかないのかも~。
日本時間 19時30分
オバマ大統領が政権のもっとも重要な課題として、経済対策を打ち出すようだ。しかし大規模な対策は無理だろうすっかり思われているため、なんだかさっぱり期待感はない。私もドル円、ユーロ円は明確に先週の高値を抜けずにいるし、なかなかブル転もできずにいる。かといって、ここで焦って売っていくような環境ではない。もうちょっと様子を見るしかないのかも~。
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