昨日はドルショートで臨もうと決めていたのだが、結果的にみると通貨ペアの選択間違いをやってしまったようである。夕方からユーロドルは1.42台に乗せてきて、形の上ではドル安が進みそうであった。ドル円も81円ちょうどあたりをウロウロしているので、レベル的にもドル円を売りやすかった。ユーロ円の売りも考えていたが、欧州市場にはいってもまったく株価は高値に張り付きた状態なので、なかなか手も出す気になれない。
そこで私はドル円を80.98で売りこんでみたのだが、大きな動きはまったく得られなかった。経済指標の前後で30ポイントほどのフェイバーになる瞬間もあったが、ユーロドルの変動に比べるといかにも小さい値幅。寝る前にはポジションを整理して翌日の日銀会合に臨もうこととなった。
日頃はどうせ影響のあることはできないだろうと思われている日銀なのだが(笑)、やはり内容は想定の範囲内。しかし日本株は大きくラリーをして、ちょっとはマーケットの楽観を許した感じとなった。リスクテークというほどでもないが、ドル円やユーロ円はすべて値上がり。ユーロ円を売ろうとも思ったが、ここで無理して逆張る必要もないと感じ、勝負はアメリカの雇用統計までとっておくことにしかなさそうだ。
今晩の雇用統計は、予想では就業者数が6万人ほどの増加が見込まれている。中間選挙で政権与党が大敗した直後なので、雇用情勢には神経質になっているかもしれないが、いかんせん今週のメインイベントであったFOMCも終わった後なので、多少のブレでは反応しなさそうだ。
良いほうは10万人を超えてこないと評価されないだろう。米国株はすでに大きく伸びきっているので、利食い売りのタイミングと理由を探しているからだ。一方で悪い場合でも、限りなくゼロかマイナスでも出ない限り動きづらい。「古いデータだ」ということで一蹴されてしまいそうだからだ。
よって為替も雇用統計だけではひじょうに動きにくい立場にある。こうなると指標の前後の相場の動きには目をつぶって、トレンドにのっとったポジションを作っていくしかなさそうだ。だとするとやはりドルショートか。昨日はドル円にこだわったため面白くはなかったが、ユーロドルのロングで攻めてみるべきなのかもしれない。ポンドドルやオージードルをみていると、いかにもこのまま上がっていってしまいそうな形をしている。
日本時間 19時00分
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