■怪しい雲行きとなってきた米ドル/円相場
米ドル/円が下がっている。
本日、9月11日(金)の午前11時30分現在のレートは91.4円近辺となっており、非常に微妙な領域に突入している。
米ドル/円は7月上旬に92円を割れて、一時91.8円近辺まで3回ほど下がったが、そのたびに反発して、その後、8月上旬にかけて97円台後半まで上昇していく展開となった。
米ドル/円 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
それが、再び下がってきて、一昨日の9月9日(水)以降、92円台割れに何度も突入している。
以下の1時間足チャートでわかるとおり、9月9日(水)の東京時間夜には92.5円近辺から4時間ぐらいで一気に91.6円近辺まで下がった。
それが、再び下がってきて、一昨日の9月9日(水)以降、92円台割れに何度も突入している。
以下の1時間足チャートでわかるとおり、9月9日(水)の東京時間夜には92.5円近辺から4時間ぐらいで一気に91.6円近辺まで下がった。
米ドル/円 1時間足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
そこから92円台前半まで反発したので、やはり、この91円台後半は堅いのかとも思われたが、昨日、9月10日(木)に再度下落。今度は91.5円近辺まで下がった。ただ、そこからは一気に反発。1時間足で見ると、長い下ヒゲを出して急反発した様子がよくわかる。
■今回は直近2回と違うパターンで下がっている
以上の直近2回、91円台後半まで下落した時の共通点は急激に下がって、そこから反発していること、東京時間の夜(つまり、ロンドン時間~NY時間)にそれが起こっていることが挙げられる。しかし……
そこから92円台前半まで反発したので、やはり、この91円台後半は堅いのかとも思われたが、昨日、9月10日(木)に再度下落。今度は91.5円近辺まで下がった。ただ、そこからは一気に反発。1時間足で見ると、長い下ヒゲを出して急反発した様子がよくわかる。
■今回は直近2回と違うパターンで下がっている
以上の直近2回、91円台後半まで下落した時の共通点は急激に下がって、そこから反発していること、東京時間の夜(つまり、ロンドン時間~NY時間)にそれが起こっていることが挙げられる。しかし……
しかし、本日9月11日は急激な下げではなく、ジリジリと下がってきて、91.4円近辺に到達している。それも東京時間の昼間にだ。下値を切り下げてきており、さらに直近2回と違うパターンだけに今後の展開が気になるところ。
■松田哲さんのコラムに注目!
米ドル/円については昨日、9月10日に公開した松田哲さんのコラムで、詳しいチャート分析が行われているので、そちらもぜひご覧あれ。
→「阻まれ続けた米ドル/円の91.80円割れ。夏休み相場が終わった今回はどうなる?」(松田 哲の「FX一刀両断!」)
松田さんは「91.80円レベルをさらに下に抜けると、次のチャート・ポイント(サポート・ポイント)は87.00円レベルになる」と解説している。
87円は2008年12月~2009年1月にかけてつけたレートだ。
■松田哲さんのコラムに注目!
米ドル/円については昨日、9月10日に公開した松田哲さんのコラムで、詳しいチャート分析が行われているので、そちらもぜひご覧あれ。
→「阻まれ続けた米ドル/円の91.80円割れ。夏休み相場が終わった今回はどうなる?」(松田 哲の「FX一刀両断!」)
松田さんは「91.80円レベルをさらに下に抜けると、次のチャート・ポイント(サポート・ポイント)は87.00円レベルになる」と解説している。
87円は2008年12月~2009年1月にかけてつけたレートだ。
米ドル/円 週足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
また、吉田恒さんも米ドル/円が円高に大きく進む可能性について何度も言及している。以下のコラムなどをご参考に。
→「バフェットの『予言』は3カ月以内に当たる! 11月に米ドル87円割れの大相場シナリオ」(吉田恒の「データが語る為替の法則」)
いずれにしても、今の米ドル/円相場は非常に際どい局面に入ってきたと言えるだろう。要注目だ。
(ザイFX!編集部・井口稔)
また、吉田恒さんも米ドル/円が円高に大きく進む可能性について何度も言及している。以下のコラムなどをご参考に。
→「バフェットの『予言』は3カ月以内に当たる! 11月に米ドル87円割れの大相場シナリオ」(吉田恒の「データが語る為替の法則」)
いずれにしても、今の米ドル/円相場は非常に際どい局面に入ってきたと言えるだろう。要注目だ。
(ザイFX!編集部・井口稔)
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