■状況は変わっていないのに、ユーロはなぜ反転した?
先週のコラムでは、ユーロが反転する可能性を示唆しました(「『美人も3日見れば飽きる』ギリシャ問題にも投資家はもう飽きた!?」を参照)。
その後、ユーロ/米ドル、ユーロ/円はともに反転上昇し、一時は、ユーロ/米ドルが1.38ドル台、ユーロ/円は125円台をつける場面もありました。やはり、ポジション調整のユーロの買い戻しが起きたようです。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)
もし、自分がギリシャ問題を材料にしてユーロを売り越しにしていたら…と、想像してみてください。
状況があまり変わっていないのに、ユーロの下値がしっかりしてきて、なかなか下がらなくなってきているとしましょう。
その状態がしばらく続くと、売りポジション(ショートポジション)をもっているのが、だんだんに嫌になってくるのではないかと思います。
そうすると、何かをきっかけにして相場が反転してしまいます。この場合では、ユーロが上昇するということになり、このようなことはよく起きがちです。
自分自身も相場の動きの中に参加している1人なのだから、自分だったらどう感じるかを考えてみると、相場を読むヒントになります。
これからの参考にしていただければと思います。
■今回のユーロの上昇はポジション調整で、また失速へ
ところで、EU(欧州連合)がギリシャを支援するような報道が出てきていますが、これに関しては、正直かなり不透明だと思います。
他の国の国民からすると、「なんで自分たちの税金でギリシャを助けなければならないのか?」という意見が出てきて当然だからです。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)
もし、自分がギリシャ問題を材料にしてユーロを売り越しにしていたら…と、想像してみてください。
状況があまり変わっていないのに、ユーロの下値がしっかりしてきて、なかなか下がらなくなってきているとしましょう。
その状態がしばらく続くと、売りポジション(ショートポジション)をもっているのが、だんだんに嫌になってくるのではないかと思います。
そうすると、何かをきっかけにして相場が反転してしまいます。この場合では、ユーロが上昇するということになり、このようなことはよく起きがちです。
自分自身も相場の動きの中に参加している1人なのだから、自分だったらどう感じるかを考えてみると、相場を読むヒントになります。
これからの参考にしていただければと思います。
■今回のユーロの上昇はポジション調整で、また失速へ
ところで、EU(欧州連合)がギリシャを支援するような報道が出てきていますが、これに関しては、正直かなり不透明だと思います。
他の国の国民からすると、「なんで自分たちの税金でギリシャを助けなければならないのか?」という意見が出てきて当然だからです。
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