ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
FXトレーダー(FX投資家)の取引手法を公開!

ボリンジャーバンドはじめて物語(3)
~ボリンジャー氏が語った「強烈な陽転のサイン」とは?~

2008年11月27日(木)11:48公開 (2008年11月27日(木)11:48更新)
ザイFX!編集部

ザイFX!では読者の皆様へ簡単なアンケート調査を行なっております。お手数おかけしますがご協力をお願いいたします!!

「ボリンジャーバンドはじめて物語(2) ~特撮カメラマンだったからこそできたテクニカル指標の開発~」からつづく)

——ボリンジャーさんが特撮カメラマンだったなんて、誰も知らないと思います。ザイFXのスクープかも!

 そのあと専業トレーダーになったのですが、ひょんなことからFNN(ファイナンシャル・ニュース・ネットワーク)という、全米初となる経済専門の放送局で働くことになりました。都合6年間は働いたでしょうか。ちなみにFNNはその後、3大ネットワークのNBCに買収されました。

■ボリンジャーバンドはとっさに命名されたものだった

 FNNでは裏方として働いていたのですが、ある日、正社員のストライキがあって、私が代役で出演しなきゃならなくなったんです。私は極度の“あがり症”だから勘弁してほしかったんですけど「どうしても今夜の放送に出てくれ」と頼み込まれてしまってね。その時に、自分がどういうトレードをしているかを、番組で披露したんです。

 実は「ボリンジャーバンド」という名前も、その時についたものだったんです。それまでは、私と数人の仲間だけが使っていただけでしたから、特に名前なんて必要なかった。ところが司会者に「このバンドは何と呼んだらいいんだい?」と聞かれて、とっさに「じゃあ、ボリンジャーバンドで」って答えて決まりました。

■ボリンジャー氏が語った「強烈な陽転のサイン」とは?

——僕はボリンジャーバンドという名前を初めて聞いた時、「ロシアのサーカス団の音楽隊」みたいだと思いました(笑)。ところでボリンジャーさんは、日本に来られたのは初めてですか?

 いいえ。2001年に、国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA)の会議が日本であって、その時に来たことがありますよ。

 私はそこで「ボリンジャーバンドとローソク足の融合について」という講演をやらせてもらいました。内容は「株価がボリンジャーバンドから下離れしたところで「唐傘」(カラカサ)が出現すると、強烈な陽転のサインになる」という話。

 日本のテクニカルチャートというのは、実に興味深い。欧米で使われているテクニカル分析は、表面上は色々違いはあってもルーツは同じです。

 それに対して、日本とインドのテクニカル分析は、それぞれ独自に発祥しました。欧米のチャートは「黒か白か」にこだわるのに対して、日本のチャートは「継続性」を重視しています。欧米のテクニカル分析は、こうした日本の発想が持ち込まれることによって、飛躍的に発達しました。

 たとえば「ローソク足」というのは、日本で生まれました。始値、終値、高値、安値、その日に上昇したのか、下落したのかの関係性が一目瞭然です。欧米には「バーチャート」がありますが、数本のバーがどういう順序や形で現れたかによって相場を判断する「足型」の発想はありません。

——ZAiの人が「今後の相場の見通しを聞いてくれ」って言ってるんですけど…。

 相場が低迷しているから、みなさん、反転の機会を待っているんですね。米国株に関しては、今日の時点(11月1日・土曜日)で言えば、上昇しようとする兆しは見えています。金曜日は日本が大幅下落したのに、米国株は上昇しましたから。

■相場のことは相場に聞け!

 ただ「トレンドが変わろうとしている」のであって、「変わった」わけではありません。この状況では買いの準備に入るだけで、実際に買いでエントリーするのはまだ先です。

 「ダウはいくらぐらいまで戻すか」というような話を聞きたいのかもしれませんが、価格の目標を設定するのはトレーダーにとっては悪いことです。

 それよりも、今、現実の相場で何が起こっているのかを見て、それに則した行動を取るようにしましょう。「相場のことは相場に聞け」というじゃありませんか。


■ボリンジャーさんへの取材を終えて byワタナベくん

 最後のは愚問でしたかw この時、ボリンジャーさんは「目標価格(早晩ダウは1万ドルまで戻すだろう等)が耳に入ると、それが先入観となってトレードに微妙に影響してしまうかもしれないので、よくよく気をつけなければいけない」というようなことをおっしゃっていました。

 ボリンジャーさんのような大家でさえ、注意しているということだと思います。感情を排除するというのが、テクニカルトレードの永遠のテーマなんですね。

 写真の感じからもわかると思いますが、ボリンジャーさんはとても気さくでいい方でした。また、実際にご自分でもトレードをやられているので、相場について語る時には熱いものを感じました。いただいた名刺は家宝にしようと思います。どうもありがとうございました。

(謎のトレーダー・ワタナベくん)

8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

セントラル短資FX「FXダイレクトプラス」
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
人気FX会社ランキング ザイ投資戦略メルマガ バイナリーオプション比較
人気FX会社ランキング ザイ投資戦略メルマガ バイナリーオプション比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る