コロナ感染は世界中で猛威を振るってきているが、日本では小康状態となっている。しかし結果に安住して、なぜ少なくなったのかを究明する意欲に欠如しているようだ。なぜ少なくなったかを解明しておかないと、次に感染者数が増加したときに強制を伴う対策を講じるときに支障が生じるというもの。第6波が来るのは十分に予想されているのに、このままでは従来の方法と同じことの繰り返しになるだけだろう。
ゼロ・コロナ政策を敷いているわけでもないのに、いつまでマスク着用が必要なのかも明確でない。東京都で10人しか感染しないと言うことは、もはやマスクをつけていてもウイルスに出会える機会がものすごくなくなってきているということだ。朝から晩まで新宿駅で山手線と中央線を見張りながら、満員電車の中から一人を見つけ出すよりも困難なことだ。マスクをつけること自体がすでに防疫のためではなく、マナーのようなものになってしまっている。
誰かが猫の首に鈴をつけにいくべきなのだろうが、それは誰もしない。政治家がその任に当たるべきなのだが、世論を恐れているためか、何も言い出さない。戦争中に戦争を止めるとは誰も言い出せなかったのと似ている。おかしいなと思いながらも、非国民だと言われるのを警戒して、必要以上の同調圧力が強まってしまうのだ。
このままでは10年後も多くの人間がマスクをつけ続けている情景が目に見えるようだ。原爆級のショックが起こるか、天皇陛下に「もうマスクをつける必要はないよ」と放送してもらえるしか現状認識を変えられないのかもしれない(笑)。為替相場の動きもないので、ふといろいろ考えてしまった。
いよいよFOMCが始まる。いうまでもなく注目はアメリカの利上げ動向に集まっているのだが、それに比べると日本の金利はまったくの無風状態である。速水総裁がゼロ金利政策を始めてからというもの、ここ25年間はずっとゼロ近辺のままである。株価が3万円近いことや、多くの企業が過去最高の利益を出していることを考え合わせてみて、こちらも誰かがアクションを起こさないといけない時期に来ているのではないだろうか。
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