ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
FXトレーダー(FX投資家)の取引手法を公開!

緊張下にある世界経済。
大揺れの為替相場を乗り切るための3か条とは?(2)

2008年09月26日(金)13:20公開 (2008年09月26日(金)13:20更新)
ザイFX!編集部

一時4万円超えの「日経平均」や「NYダウ」、最高値更新の「金(ゴールド)」を少額から取引できる【CFD口座】を比較!


「緊張下にある世界経済。大揺れの為替相場を乗り切るための3か条とは?(1)」からつづく)

 次に「2.為替は当面テクニカルシグナルに基づいた短期売買に徹すること」について、EURO SELLERさんに聞いてみよう。

■難しい相場では短期で決済してリスクを低減すること

 「このよう不確実な相場の場合は『リスクを低減する』ことが絶対必要です。一番のリスク低減はポジションを取らないことですが、それでは市場に参加する意味がありませんので、なるべくポジションを取る期間を短くすることによって、それを実現します。

 この意味で、池辺雪子さんが言っておられるような『売買を行う根拠の8~9割はテクニカル分析による。1~2円幅抜けたら、すぐ利食いを入れる』方針とも相通ずるものがあります」

 ここで出てきた池辺雪子さんとは、当コーナーについ先日登場してもらったFXで8億円以上もの利益を上げた主婦トレーダーのことだ(「FXで8億円稼いだ主婦…池辺雪子さんのトレード手法(1) ~合計利益は4億円ではなく、8億円!!~」などを参照)。

 「特に短期売買の場合はポジションを取る最適ポイントは非常に限られますので、自分が得意なテクニカル指標の組み合わせを使ってポジションを取り、逃げ足速く手仕舞う方針が大切。いくつかのテクニカル指標を自ら学習して、自分が得意なものを作っておくといいでしょう」

 では、最後に「3.ユーロとポンドは短期には絶対買わないこと」へ話を移そう。

■行政と金融が分離したユーロ・システムには重大な欠陥がある

 まず、ここで出てきたユーロとポンドとは、通貨ペアでいうと、ユーロ/ドル、ポンド/ドルとのことだった。

 「ユーロもポンドも対円に限らず、対ドルでも底値が見えなかったことから、フラフラとポジションを取らないように…と自分を戒めるつもりで書きました。

 そして、これには米国は一国で金融危機対策が取れますが、欧州や英国ではそれがまだ不確実だという長期に渡った見通しも関係しています。

 欧州にはECB(欧州中央銀行)がありますが、もちろん、ドイツ、フランス、スペインなど、それぞれの国にはそれぞれの政府があります。米国と違って、行政と金融が分離しているのがユーロ・システムであり、これは重大な欠陥だと思えるのです。

 たとえば、米国でつい先日あったAIGの救済のようなことは、欧州の場合、どの機関が判断し、どの機関が融資することになるのか……かなり難しい問題になるのではないでしょうか。

 また、(欧州の中でユーロ圏ではない)英国については、米国と同じように住宅バブルがはじけたというのに、現政権が今のところまったく動いておらず、対応が不十分だと考えています」

■ユーロ/ドルもポンド/ドルも基本は戻り売りの方針

 ユーロ/ドルもポンド/ドルもここ数日は反発してきているが、EURO SELLERさんは「レンジ相場の上限を再び超えるまでは戻り売りしたいぐらいの気持ち」とのこと。ちなみに現在、ユーロ/ドルは1.46~1.47ドル近辺、ポンド/ドルは1.84~1.85ドル近辺にある。

 「ユーロ/ドルは1.50ドルを明確に越えるまでは戻り売りで、それを越えたら買いを考えます。ユーロ/ドルは今年の7月上旬まで一直線に上がってきましたから、下はどこまで落ちていくか、わかりません。底から折り返してくるまで、すべて売りと思っています。

 また、ポンド/ドルは1.90ドルを明確に越えるまでは戻り売りで、それを越えたら買いを考えます。下は1.70ドルぐらいまでは普通に下がりそうに思えますが、どこで止まるか予断は持たず、底から折り返すまではすべて売りでしょう」
ユーロ/米ドル 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足

 ユーロ/ドルもポンド/ドルも戻り売り……これがEURO SELLERさんの基本方針だが、これには条件がある。それは、戻り売り限界(ユーロ/ドルなら1.50ドル、ポンド/ドルなら1.90ドル)を今週中に越えてしまわないこと、とのことだ。

(ザイFX!編集部・井口稔)

取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

ザイFX!限定で5000円!

セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]

マーケット情報充実!今ならザイFX!限定5000円がもらえるキャンペーン中!

link

ザイFX!限定で最大10000円!

トレイダーズ証券[みんなのFX]

最短当日取引可能!ザイFX!限定キャンペーン実施中のみんなのFX!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
田向宏行 トルコリラスワップポイントランキング ザイ投資戦略メルマガ
田向宏行 トルコリラスワップポイントランキング ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る