昨日はリスクテークが盛んになった。政界中で新種株のコロナ感染が拡大する中、イギリスもアメリカも制限強化やロックダウンには走らないと公言したからである。また経口薬の承認も週内にもされるのではないかとの期待も高まった。
このところ下げ過ぎていた株価だったという一面もあり、自律反発がとても腰の強いものとなって現われた。米国株は大幅に上昇。ドル金利も上昇に向かった。為替相場でもドル高が強まって、ドル円は114円台に乗せてきている。
私も東京時間が終わってからドル・ブルになった。欧米の金利が上がってきたのを確認できたからでもある。113.66で買ってみたのだが、あまり高いゾーンを見ているわけではない。114円台には届かないだろうとみていた。
そしてニューヨーク時間になると再びリスク回避の動きが強まるかもしれなかったので、113円台の後半では利食い売りをしたいなと思っていた。だから利食いはできたとはいうものの、114円台はスルーする結果となってしまった。
そしてこの114円台だが、売っていいものか、それとも買い進んでいくべきなのか、たいへん難しいところである。どうしても114円台だとレンジの上限が近づいてきたような気がして、テクニカル的なオファーも出てこよう。これまでドルロング苦しんでいた人も、一度は逃げておきたいところでもある。教科書的には114円台は売りゾーンなのである。
日本時間 15時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)