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ガンパウダー・鈴木隆一さんに聞く(1)
バーナンキはもう鉛筆なめなめしている!

2009年10月21日(水)10:25公開 (2009年10月21日(水)10:25更新)
ザイFX!編集部

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 為替相場はこれからどう動くのか? 今回はガンパウダー代表取締役の鈴木隆一さんに話を聞いた。

 鈴木さんは1990年に大和証券に入社。支店営業を経たのち、為替ディーラーに転身。最終的には為替のチーフディーラーを務めた。2000年に同社を退社したあとは、投資教育会社やFX会社の立ち上げに参加したのち、2003年に独立。現在はガンパウダー代表取締役として、為替情報配信やコンサルティング業務を行っている。

 ザイFX!の読者のみなさんも、FX会社が配信するレポートやセミナーを通じて鈴木さんをご存じの方も多いだろう。

 ちなみに現在、鈴木さんのレポートは外為どっとコムひまわり証券FXプライムJNB-FX(ジャパンネット銀行)に口座を開設すれば、読むことができる。

■鈴木流“テクノメンタルズ分析”とは?

 さて、株でも為替でも相場の見方はファンダメンタルズ(分析)派とテクニカル(分析)派に大きく分かれるが、鈴木さんのスタンスはどうなのか?

 「ボクの流儀は“テクノメンタルズ分析”。ファンダメンタルズもテクニカルも両方見ていきましょう、ということです。

 大和証券で為替ディーラーになった時、為替は『国と国』の通貨の取引だからということで、まず最初は、ファンダメンタルズ分析を勉強しました。ところが、これが当たらない。トレードでは負けてしまうんです。

 たとえば、今日発表される経済指標の数字が市場予想よりいいか、悪いか当てようなんてことをしても当たりませんよ。そんなの単なる数字の“当てっこ”ですからね(笑)。

 そのうち、ファンダメンタルズ分析は中長期以上のスパンで投資する時に役立てるべきものと気づいたんです。

 とはいえ、ディーラーは切った張ったと毎日取引しなくてはいけない立場。そこで、テクニカル分析を試してみると、勝てはしたんだけど、思ったほどは勝てなかったんです。

 それはなぜだろう? と考えた時に、ファンダメンタルズが指し示す方向と逆のトレードをした時は勝率があまり良くないことに気づいたんですね。

 それからは、ファンダメンタルズ分析が指し示す方向性とテクニカル分析が指し示す方向性が一致した時にトレードしようと意識するようになりました。これが“テクノメンタルズ分析”ということです」

■ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の比率

 では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、どちらをどの程度の比率で重視するのがいいのだろうか?

 「それはトレーダー各人のトレードスタイルによって異なると思うんですよ。先ほどお話ししたとおり、長い期間ポジションを持つ場合はファンダメンタルズ分析の重要性が高まります。

 でも、たとえば、数秒とか数分で決済するような取引では、そのわずかな時間にファンダメンタルズの変化が入り込む確率はものすごく小さくなります。

 これがもしも、数時間~数日程度の取引なら、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の比率は五分五分といったところでしょうか」

■今は円高ではなく、ドル安です!

 直近ではやや持ち直しているものの、9月下旬以降、米ドル/円は90円を割れて、ドル安円高が進行していた。

 さて、この米ドル/円、さらにユーロを絡めた今後の為替相場はどう動いていくのだろうか? そのカギになるものは何だと鈴木さんは考えているのか?

 「まずはここまで動いてきた相場の状況をきちんと把握しましょう。今は『円高だ、円高だ』という話をよく聞くかもしれませんが、これは円高というよりも、ドル安といった方が正しいですね。

 直近で米ドル/円は88~89円台まで下がりましたが、これは今年の1月21日につけた安値、87.13円にほぼ匹敵するレートです。

 では、ユーロ/円はどうでしょうか? やはり、今年1月21日に112.10円という安値をつけていますが、今は135円近辺。20円以上も円安になっています。英ポンド/円や豪ドル/円も同じです。

 こうなると、どこが円高なんですか? という感じです。繰り返しになりますが、今の状況は円高ではなくて、ドル安です」
米ドル/円 週足とユーロ/円 週足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 週足

■なぜ、ここまでドル安がズンズン進んだのか?

 では、なぜここまでドル安は進んだのか?

 「そこには金融危機、経済危機から生じたいろいろな要素があると思いますが、そうしたいろいろなことがあった結果、結局米ドルの金利は極端に低くなってしまいました。

米ドル安の最大の原因は、まさにその『米ドルの超低金利』という点にあると思います。

 低金利になりすぎてしまったので、米ドルは“お金を借りるための通貨”という立ち位置になってしまったんですね。

 ひと頃まで円キャリートレードが非常に流行りましたが、今はそれのドルバージョンが進んでいる状況。つまり、ドルキャリートレードが行われているわけです」

 低金利の通貨を借りて、それを高金利の通貨に換えて運用することを一般にキャリートレードというが、その対象が円から米ドルに変わったということだ。

 「今お話ししたとおり、ここ数カ月は低金利の米ドルが売られて、米ドルが最弱通貨となっていたわけですが、この1~2週間で、その流れが変わりそうな兆しが見えてきました(※)。

 これからは米ドルではなく、円が最弱通貨になると見ています」

 それはなぜなのだろうか?

(※編集部注:この取材は10月15日に行った)

■バーナンキはすでに“鉛筆なめなめ”している!

 「先ほどお話ししたとおり、米ドルが売られた大きな原因として、ドル金利の低下が考えられるわけですが、その金利が反転する兆しが見られるんですね。

 米国ではいわゆる出口戦略のシナリオが見えてきたと思います。バーナンキ(FRB議長)はすでに“鉛筆なめなめ”していると思いますよ」

 「100年に一度の危機」と言われる中、米国の中央銀行であるFRB(米連邦準備制度理事会)は異例の金融緩和を続け、政策金利はほぼゼロというところまで下がっている。

 その“異例状態”から脱出する道筋が見えてきて、バーナンキFRB議長はその計画を練っている(=鉛筆なめなめ)というのである。

 「この先、米国が金利を上げていくというシナリオを市場は織り込み始めていると思います。あとはそれをいつやるの? という話になってきています。

 来年になったらすぐなのか、夏場なのか、来年末なのか、そこはまだ正確にはわからないので、それによって米ドルの動きも変わってきますが…」

■日本の金利はず~~~っと変わらない

 為替は2国間の通貨の綱引き。となれば、通貨ペアの相手側の通貨もチェックする必要がある。以上のようなドル金利の動きに対して、日本、ユーロ圏の金利はどうなっていくのだろう?

 ここで現在の各国の政策金利を確認しておくと、米国が0~0.25%で、日本が0.1%、ユーロ圏が1.0%となっている。

 「まず、日本の金利ですが……これは、ず~~~っと変わらないでしょう。

 それと、これは金利の話ではないですが、日本は民主党政権に変わって、それに対する期待がすごくありました。

 けれど、やっぱり赤字国債を大量に出さないといけないのかといった話になってくると、『なんだよ、自民党でも民主党でも経済面でやってることは別に変わらないじゃないか』という失望感が出てくる可能性があると思います。

 次にユーロ圏ですが、今後米国が利上げ方向に動くとしても、ユーロ圏は当初それに追随する形で利上げしてくる可能性が十分あると思います」

■最弱通貨が米ドルから円へシフトする!

 ここで整理すると、来年以降、予想されるのは…

 米国…利上げ
 ユーロ圏…利上げ
 日本…変わらず


 という方向性になる。すると…

 「最弱通貨の地位にあったのはこれまで米ドルだったわけですが、これが円に変わる……という先ほどお話ししたことになってくるのです。

 ですので、これまで米ドルは全面安となっていたのですが、米ドル/円については底は打ったか、底打ちは近いのではないかと考えています。ただ、円以外の通貨に対する米ドル安はまだしばらく続くと思っています。

■外貨準備が米ドルから他の通貨に変わっていく懸念

 金利の話とは違いますが、米ドルの懸念材料としては、各国が持っている外貨準備が米ドルから他の通貨に変わる流れが起こってくる可能性が挙げられます。

 現在、各国の外貨準備高に占める割合は米ドルが一番大きいわけですが、先ごろ、ロシア中央銀行はこの一部を米ドルから豪ドルやカナダドルなどに変えていく可能性があると発表しました。

 このロシアの動きにアジア諸国が追随するような動きも起こってくる可能性があり、そうなるとそれが米ドル安の要因となってくるでしょう」

 鈴木さんによると、かつて2000年末~2001年にかけて底練り状態だったユーロ/米ドルが2002年~2003年にかけて大きく上昇した時は、各国が外貨準備高に占めるユーロの割合を大きく増やした時期に当たっていたという。
ユーロ/米ドル 月足

 つまり、外貨準備のシフトが為替相場に大きな影響を与えることがあり、それが今後は米ドル絡みで起こってくる可能性があるというわけだ。

「ガンパウダー・鈴木隆一さんに聞く(2) 米ドル/円はほぼ底打ち! その根拠は?」につづく)

(取材・文/ザイFX!編集部・井口稔  撮影/中野和志)
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