昨日の東京市場ではお昼を過ぎると、ドル円は80円台にまで落ち込み、今年の最安値80.84付近をいつブレークしてきてもよいような状態となってきた。G20財相会談を経てドル安の流れになってるなか、日本の当局による介入は難しくなったと見られている。歴史的な安値79.70までもあとわずか100ポイント程度となってきた。歩みはゆっくりだとしても、ここで参加していないのも女が廃る!という勢いで、安値を更新して後に私は80.82でドル円のショートをつくった。
ロスカットの置き場をすこし迷ったのだが、昨日までの最安値であった80.84の少し外側となる80.90に買い戻しのストップ注文を置き、79円台をターゲットにして海外市場を待つことにした。ロスカットの位置についてはかなり近い。だが80.80台では何度も止められてきたので、もしこれを越えて上にいくようならば、もうちょっと上を目指してしまう時だろうという見込みである。
欧州市場でドル円は80.40付近まで、15年ぶりの最安値を更新してきた。しかしその後は80円台ミドルでの小動きを続けていた。ニューヨーク市場は、FRB(米連銀)の追加の緩和期待で株高でスタートした。ドル安、株高、債券高というのが今の図式。米国株安になったほうが、むしろドルの買い戻しがおこりやすい。そういう意味ではドル円のショートをまだ持っていても大丈夫そうだとは思ったが、このステージでのドル円の下落はまたもや80.40近辺までだった。やはり近くて遠い79円台のようだ。利食い千人力!とかなんとか言いながら、80.53でクローズした。
今晩は住宅価格、センチメント調査など本来であれば重要な指標となるのだが、マーケットはFRBの金融緩和にしか目が向いていないので、あまりインパクトはないかもしれない。それよりも、昨日とても気になったのは、インフレ連動の5年債の米国債の入札があったのだが、なんと!初のマイナス利回りになったことである。
ここまで11月初旬のFOMCにおいての量的緩和まで織り込んで、期待だけでドル安、株高が進んできた。これは、いつこの逆流が起きてもおかしくない状況にいるということの裏返しと見ることもできる。昨晩のインフレ連動債の入札は一過性の現象と見ている向きも多いようだ。しかしさらに金融緩和をおこなうことへ警鐘を鳴らし続けているカンザスシティの連銀総裁のホーニング氏の発言にも、一理あるのだ。金融緩和は限界に近づいているのも確かに出、その副作用の心配がされている。
少なくとも株安に転じるような時には、私はドル買いで向かおうと思っている。さっそく欧州市場は株安スタートし、ドルの買い戻しが起こっている。ドル円は昨日の私のストップレベルである80.90も超えてきたことだし、ドル円ロングのタイミングを見ているところである。
日本時間19時00分
少なくとも株安に転じるような時には、私はドル買いで向かおうと思っている。さっそく欧州市場は株安スタートし、ドルの買い戻しが起こっている。ドル円は昨日の私のストップレベルである80.90も超えてきたことだし、ドル円ロングのタイミングを見ているところである。
日本時間19時00分
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