昨日は久しぶりによく寝た~。夜は相場もまったく見なかった。朝になってもちろんチェックだけしたが、イニシャルクレームのときに多少、ドル売りに傾いただけで、サプライズと言うほどのことでもなかったようだ。レンジもドル円で70銭ほどしかなく、ユーロ円で1円、ユーロドルでようやく100ポイントほど。
まあ最近のレンジからすれば動いていないほうだといえよう。ニューヨーク市場ではテクノロジーと小売りの分野で悪材料が出たので、株安が続いたが、大きく下落するでもなかった。終わり間際には雇用統計を期待してのリスクテークが入り、ドル円やユーロ円などが戻し始め、円安に向かっての流れでアジア市場にシフトした。
本日のアジア市場では完全に様子見で、レンジも狭い。これは欧州時間になっても変わらない。リスク許容度の増大から円安が進んでいるが、86円や113円がはたして円安なのかという疑問もあるが、とにかくニューヨーククローズよりは円安だ。トレンド分析的には短期的にドル円かユーロ円でロングで攻めて、トレンドフォローすべきなのだろうが、ちょっとここからロングにするには別のテクニカルの観点から見て難しい。
ドル円は5月からずっとダウントレンドにある。5月はじめの急落から前から引っ張ったレジスタンスは依然として88.50付近に位置しているし、8月に入ってから87円台にすら戻さない。これを完全に抜けてこないとシグナルとしては戻り売りあるのみ!逆にいうと、ここから買っていってもすぐに利食いゾーンが訪れてしまうということだ。
ユーロ円もここしばらくの戻し高値が114円台で集積している。ここでロングにしてもいったんの利食いが114.20あたりで達してしまうならば、同じ買うならば上抜けてから買うか、もっと安いところでないと買いたくないという心理状態なのだろう。
今夜の雇用統計では6万人から7万人の就業者数の減少が見込まれている。自分のスタンスがリスク回避の方向に偏っているためもあって、結果が悪くないとちょっと手を出しにくくなってしまうだろう。とりあえずはドル円もユーロ円もレンジスタンスのポイントでストップ注文の買い戻しを置いておいて、売り場を探していくしかなさそうだ。
もしも予想外に良くてドル円が上がってくれば、5月初旬の急落前から引いたレジスタンスラインの付近である88.60をバックにして、スモールで第一弾を86円台の後半がもしあれば売り、もう一段あがったらさらにスモールを87円台の後半で戦略的にナンピンをするということにしている。その売り場が戻って高いところで売ることになるのか、それとも85円台に突っ込んだところでの安値売りになるのかは、神のみぞしるである。
日本時間 19時00分
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