昨日は日本が休みだったが、やはりウクライナ情勢に振り回された。プーチン大統領がウクライナ東部の国家承認をしたことで当面の問題紛糾は出尽くしたかに見えてリスクテークにさしかかってもよいかとのタイミングを見計らっていたマーケット。
しかしそれに冷や水を浴びせかけるように、バイデン政権が「48時間以内のキエフ侵攻もありうる」と公表したのだ。またウクライナ国内ではサイバー攻撃も確認されたという報道も手伝って、市場は再びリスクオフの態勢となった。米国株と欧州株は大きく値下がりに転じたわけだが、為替相場ではそれほども大きな動きを示してはいない。
ドル円は115円ちょうどを挟んでの動きが続き、ユーロドルも大台を変えていない。ドルを売っておきたい一方で、金融政策によるドルの上昇も気になるところだ。もうコロナ感染のことはマーケットの関心にはあがっていない。むしろそれが及ぼすであろう在庫の不足や流通の支障のことが、いつ復旧するのかが待たれているところだ。
ロシアのことなので、動きは欧州時間からになる。それまではリスクオフが先行しそうである。ロシアやNATOの報道で一喜一憂して振らされている感の強いマーケットだが、つまるところドル円もユーロドルもレンジを保つのではないかという気もする。スモールでもポジションは逆張りで臨んだ方が有効なのかもしれない。先が見えないだけに。
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