FOMCでは75ベーシスの利上げが決まった。予想通りである。それで声明文の中では「金融政策の効果が現われるまでにはタイムラグがある」などと文言を盛り込んで、必要以上の利上げを戒める姿勢を示した。
これが次回以降の利上げペースの鈍化を受け取られて、ドル金利は低下。そしてドル相場も軟化した。10年ものの利回りは4.0%の大台を割り込んできて、ドル円は145円台にまで差し込んだ。それを好感して米国株は前日の高値を上抜けしてくる。
しかしパウエル議長の発言は慎重だった、記者からの質問にも、利上げペースの鈍化の時期については答えず。むしろターミナルレートが市場予想以上に達するかもしれないとして過度な緩和期待を打ち消した。これでドル金利もドル相場も反転。ドル円は148円近くまで急上昇した。米国株は当ては外れて大幅下落に。
米国株は安値引け、そしてドル相場は高値引けしているので、まだ材料を消化中。今日はその続きをやることになる。
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