「MT4(メタトレーダー4)」は、メタクオーツ社(MetaQuotes Ltd)が開発と提供を手掛ける取引プラットフォーム(取引ツール)です。暗号資産(仮想通貨)やCFDなど、さまざまな金融商品に対応していますが、主にFXの取引ツールとして世界中のトレーダーに愛用されています。
(出所:MetaQuotes Ltd)
MT4には、PCにインストールして使用する基本のプラットフォームに加え、スマホやタブレット専用のアプリもあります。また、FX 会社の中にはWebブラウザ版のMT4を提供しているところもあり、インターネットにつながっていれば、あらゆる環境からトレードができます。
MT4が多くのトレーダーに支持されている理由が、チャート機能の豊富さや拡張性の高さです。MT4は標準搭載されたインジケーター(テクニカル指標)だけでなく、外部から入手したものを組み入れることもできるので、一般的なFX口座の取引ツールでは実現が難しい、独自性の高い相場分析も可能です。カスタマイズ性にも優れているので、好みの画面レイアウトを作成して、オリジナルの取引環境でトレードしたいと考えている人にもおすすめです。
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⇒MT4(メタトレーダー4)でおすすめのFX口座を比較!「スプレッド」や「スワップポイント」が有利な口座は?お得なキャンペーン情報やデモ口座の有無も紹介!
また、MT4はEA(エキスパート・アドバイザ、Expert Advisor)と呼ばれるプログラムを使った、自動売買も可能です。
■MT4(メタトレーダー4)の基本スペック | |
---|---|
時間足の種類 | 1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足 |
チャートの種類 | バーチャート、ロウソク足、ラインチャート |
インジケーター | 52種類(初期搭載) |
主な画面 | ・気配値表示(通貨ペアリスト・ティックチャート) ・データ・ウィンドウ(4本値やインジケーターのパラメーターなどを表示) ・ナビゲーターウィンドウ(口座情報、インジケーター、EAなどを表示) ・ターミナルウィンドウ(取引結果、口座履歴、ニュースなどの情報を表示) ・ストラテジーテスター |
※標準搭載された機能やインジケーターの数のみを掲載 |
この記事では、MT4の基本性能やMT4ならではの魅力、注目の機能に加えて、MT4で取引するメリットや、主に通常のFX口座と比較した際のデメリットについて解説します。
■ MT4の特徴的な機能(MT4でできること)
- 豊富なインジケーターによる高度な相場分析
- EA(エキスパート・アドバイザ)を使った自動売買
- ストラテジーテスターによるインジケーターやEAのバックテスト
■ MT4のメリット(通常のFX口座のツールにはない強みなど)
- 拡張性やカスタマイズ性に優れている
- 描画ツールなどの機能も豊富で、オートチャーティストの利用も可能
- 分析や自動売買に役立つオリジナルツールを使える口座もある
■ MT4のデメリット(主に通常のFX口座との比較)
- コスト面で不利になる可能性がある
- 人気のインジケーターやEAは有料が多く、自作のハードルはやや高い
- 自動売買の安定稼働を目指すならVPSの契約も必要
- MT4自体の大幅な進化に期待しづらい
■ この記事のまとめ
MT4の特徴的な機能(MT4でできること)
MT4の特徴的な機能として特に注目したいのが、以下の3つです。
<特に注目したいMT4の機能>
・豊富なインジケーターによる高度な相場分析
・EA(エキスパート・アドバイザ)を使った自動売買
・ストラテジーテスターによるインジケーターやEAのバックテスト
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
★豊富なインジケーターによる高度な相場分析
MT4にはトレンド、オシレーター、ボリューム、ビル・ウィリアムス、カスタムにジャンル分けされた計33種類に加え、プログラミングすることで改造可能な19種類、全部で52種類のインジケーターが標準搭載されています。
ボリンジャーバンドやMACD、RSIなどの王道系はもちろん、一般的なFX会社の取引ツールではあまり見かけないものもあり、これらを駆使して相場の詳細な分析や売買ポイントの判断を行うことが可能です。
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⇒MT4の基本的な使い方を初心者にもわかりやすく紹介!ダウンロード方法、チャート機能、インジケーターやEA、発注方法まで盛り込んだメタトレーダー4の入門記事!
■MT4に標準搭載されたインジケーター | |
---|---|
トレンド(計7種類) | |
Average Directional Movement Index(ADM) | Bollinger Bands(ボリンジャーバンド) |
Envelopes(エンベロープ) | Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表) |
Moving Average(移動平均) | Parabolic SAR(パラボリック) |
Standard Deviation(標準偏差) | |
オシレーター(計13種類) | |
Average True Ranges(ATR) | Bears Power(ベアパワー) |
Bulls Power(ブルパワー) | Commodity Channel Index(CCI) |
Demarker(デマーカー) | Force Index(勢力指数) |
MACD(マックディー) | Momemtum(モメンタム) |
Moving Average of Oscillator(OsMA) | Relative Strength Index(RSI) |
Relative Vigor Index(RVI) | Stochastic Oscillator(ストキャスティクス) |
Williams' Percent Range(%R) | |
ボリューム(計4種類) | |
Accumulation/Distribution(A/D) | Money Flow Index(MFI) |
On Balance Volume(OBV) | Volumes(出来高) |
ビル・ウィリアムス(計6種類) | |
Accelerator Oscillator(AC) | Alligator(アリゲーター) |
Awesome Oscillator(AO) | Fractals(フラクタル) |
Gator Oscillator(ゲーターオシレーター) | Market Facilitation Index(BW MFI) |
カスタム(計3種類) | |
Heikin Ashi(平均足) | iExposure(ポジション情報を表示) |
ZigZag(ジグザグ) | |
※カスタムはカスタムのジャンルのみに搭載されたインジケーターを表示 |
また、メリットの部分で詳しく紹介しますが、MT4では自作、もしくは外部から入手したインジケーターを自分のMT4へ組み込むこともできます。
インジケーターは、開発会社や世界各国のトレーダーらが作成したものが、おもにインターネット上で数多く配布されています。特定の通貨ペアの値動きに特化したものなど、さまざまな種類があるので、分析の幅が広がるだけでなく、有効性の高いインジケーターを導入することができれば、収益の拡大も期待できます(※インジケーターの利用に関する判断は、各自の責任において行ってください)。
★EA(エキスパート・アドバイザ)を使った自動売買
MT4には、FXの自動売買(シストレ)ができる機能もあります。
MT4ではEA(エキスパート・アドバイザ)と呼ばれるプログラムを稼働させることで、システムがあらかじめ設定した売買条件に従って、取引時間中は常に売買を続けてくれます。為替レートや値動きをチェックできないときに訪れた、売買チャンスを逃す心配がありません。
以下は「楽天MT4」を提供する楽天証券の公式サイトで公開されている、MT4の自動売買に関する動画です。自動売買の始め方が8分弱で簡潔にまとめられているので、興味のある方は参考にしてください。
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⇒楽天証券「楽天MT4」のおすすめポイントを解説! スプレッドやスワップポイントの他社との比較、口座開設の条件や開設に必要な書類も紹介!
(出所:楽天証券「MT4で動画の使い方を学ぼう」)
EAもインジケーターと同様、自作はもちろん、外部から入手したものを自分のMT4へ組み込むことが可能です。特定のインジケーターの数値を参照にしたもの、複数のインジケーターの関係性から売買ポイントを判断するものなど、EAにもさまざまな種類があります。
FXには、指定した値幅で新規と決済の注文を繰り返すリピート系発注機能などの、シストレ(システムトレード)ができるサービスを自社の取引ツールで提供している口座もありますが、複数のロジックを組み合わせるなど、自分好みの売買条件で自動売買ができるのは、MT4ならではの大きな特徴といえます(※EAの利用に関する判断は、各自の責任において行ってください)。
なお、MT4にはスマホやタブレット専用のアプリもありますが、EAの稼働・停止やスクリプトの実行は、原則としてPCにインストールして使用するMT4からしか操作ができません(保有中のポジションの決済や取引結果の確認は可能)。自動売買の利用を考えている人は注意が必要です。
★ストラテジーテスターによるインジケーターやEAのバックテスト
MT4には、インジケーターやEAの有効性を検証する「ストラテジーテスター」機能が標準搭載されいています。
せっかく入手したり時間をかけて作ったインジケーターやEAも、取引したい通貨ペアの値動きや特性にマッチしていなければ、十分な収益や効果を発揮してくれない可能性があります。
ストラテジーテスターでは、過去の為替レートを使ってインジケーターやEAをバックテストして、EAなら実際にどれぐらいの売買回数があったかや、どれだけの収益を上げることができたかなどを確かめることができます。
(出所:ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4 バックテストの方法」より抜粋)
また、たとえば使用する移動平均線を5日から21日に変更するなど、パラメーターの数値を任意で設定できるほか、複数の数値を自動で変更してバックテストを繰り返し、最適な組み合わせを自動で検出してくれる機能もあるので、より効果の見込めるプログラムを見つけることにも役立ちます。
ストラテジーテスターが示す結果はあくまで過去のものであり、将来の売買回数や収益を保証するものではありません。しかし、過去に効果が見込めたものは、そうでなかったものよりも有効に機能してくれる可能性は高いと考えられます。特に、EAによる自動売買を利用するときは、ぜひとも活用したい機能です。
MT4のメリット(通常のFX口座のツールにはない強みなど)
FXで取引ツールにMT4を使うメリットは以下のとおりです。
★拡張性やカスタマイズ性に優れている
MT4は取引ツールとしての基本性能の高さに定評があるだけでなく、上述のとおり、外部のインジケーターやEAを自分のMT4に組み入れることができる「拡張性の高さ」が大きなメリットです。
インジケーターやEAなどの外部ツールは、インターネット上で検索すれば、さまざまなものが見つかります。長期間のバックテストにおける有効性や、実際に運用した結果(フォワードテスト)だけでなく、期間中の最大ドローダウンやリスクリワードの数値など、さまざまな検証結果を公表して配布しているEAもあります。自分の取引スタイルに合致していて、ある程度の効果が期待できそうなEAを見つけることも、慣れてくればそれほど難しくはないでしょう。
FX会社が独自に開発や提供を行う一般的な取引ツールの場合、そのツールに搭載されていないインジケーターや機能をほかから入手して、取引ツールに追加することはできません。
MT4と人気を二分する高機能チャートツールの「TradingView(トレーディングビュー)」も、他のユーザーが公開したインジケーターをチャートに追加する機能は本家のTradingViewでしか使えず、FX会社が自社の取引ツール内に搭載するTradingViewでは利用できません。外部のツールも利用した高度な相場分析から発注(注文)までをひとつのツール内で完結し、スピーディーに取引できるのがMT4の魅力です。
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⇒トレーディングビューの有料機能が無料で使える、おすすめのFX会社を公開! 大人気のチャート分析ツールを賢く使える裏ワザを紹介
★描画ツールなどの機能も豊富で、オートチャーティストの利用も可能
MT4は、ラインやチャネルなどの、チャート上へ任意に表示させることができる描画ツールも豊富です。
■MT4で利用できる描画ツール | |
---|---|
ライン | 垂直線、水平線、トレンドライン、角度によるトレンドライン |
チャネル | フィボナッチ、線形回帰、平行チャネル、標準偏差 |
ギャン | ギャンライン、ギャンファン、ギャングリッド |
フィボナッチ | リトレースメント、タイムゾーン、ファン、アーク、エクスパンション |
図形 | 長方形、三角形、楕円 |
矢印類 | サムズ・アップ、サムズ・ダウン、上向き矢印、下向き矢印、ストップ・サイン、チェック・サイン、価格を左に表示、価格を右に表示 |
その他 | アンドリュース・ピッチフォーク、サイクル・ライン、テキスト、テキストラベル |
また、チャートは自在にカスタマイズすることができ、複数のチャートをワンクリックで整列させることも可能。作成したチャートを定型チャートとして保存できる機能や、為替レートが指定した水準に到達すると知らせてくれる「アラーム機能」も搭載されています。
そのほか、MT4ではオートチャーティスト社の公式サイトなどからインジケーターを導入すれば「オートチャーティスト」も利用できます。オートチャーティストは、値動きからチャートパターンやフィボナッチの形状などを自動で検出して、取引のタイミングや到達価格のメド、予想されるレンジの水準などを知らせてくれる機能です。通常のFX口座も含め、オートチャーティストを使えるところは非常に少ないので、テクニカルを重視するトレーダーや、テクニカル分析への理解を深めたい人には、見逃せないポイントでしょう(※インジケーターの利用に関する判断は、各自の責任において行ってください)。
★分析や自動売買に役立つオリジナルツールを使える口座もある
MT4口座の中には、オリジナルの拡張ツールを口座保有者に無償で提供しているところもあります。
特に、国内を代表するMT4口座であるゴールデンウェイ・ジャパンの「FXTF MT4」は、陳満咲杜氏、福寄儀寛氏、小次郎講師などの、著名なアナリストや投資家が監修・作成に携わったインジケーターや定型チャートなどに加え、ドテンや口座内すべてのポジションの一括決済をワンクリックで行える「スクリプト」などの、豊富なオリジナルツールを使えることでも人気です。無料で手軽に分析の幅を広げてみたいと考えている人には、「FXTF MT4」はおすすめのMT4口座です。
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⇒ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」のおすすめポイントを解説! スプレッドやスワップポイントの他社との比較、口座開設の条件や開設に必要な書類も紹介!
オリジナルツールの豊富さやスプレッドの狭さで人気の、業界を代表するMT4口座! | ||||
ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」 ⇛詳細データはこちら | ||||
ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」の主なスペック | ||||
最低取引単位 | 通貨ペア数 | スプレッド | ||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | ||
1000通貨 | 29ペア | 0.2銭原則固定 (8-29時) |
0.3pips原則固定 (8-29時) |
0.4銭原則固定 (8-29時) |
※相場状況により、原則固定スプレッドの配信を一時的に休止している場合もあります | ||||
ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」のおすすめポイント | ||||
ゴールデンウェイ・ジャパンの「FXTF MT4」は、業界を代表するMT4(メタトレーダー4)専用口座として多くのMT4トレーダーに利用されています。オリジナルのインジケーターや定型チャートなどが豊富に提供されているほか、「米ドル/円0.2銭原則固」「ユーロ/米ドル0.3pips原則固定」など、主要通貨ペアのスプレッドが一般的なFX口座と比べても非常に狭いので、MT4を使ったFX取引に興味があるなら必ずチェックしておきたい口座です。なお、「FXTF MT4」の開設にはゴールデンウェイ・ジャパンの基本口座となる、「FXTF GX-FX」の開設が必須です(同時開設可)。 | ||||
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■ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」のおすすめポイントを解説!スプレッドやスワップポイントの他社との比較、口座開設の条件や開設に必要な書類も紹介! ■ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」のおすすめポイントや、「スプレッド」「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介! ■新口座「FXTF GX」を大解剖! 世界的に人気の2大チャートツール、 MT4とTradingViewが両方使えるFX会社が出現 ■ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF GX-FX」のおすすめポイントや、「スプレッド」「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介! |
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▼ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」▼ |
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※この表は2024年11月5日時点のデータに自動で更新されているため、本記事の公開時の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、ゴールデンウェイ・ジャパンの公式サイトなどで確認してください |
国内のMT4口座には、MT4に関する豊富な情報を配信している口座、安心して取引できる環境作りに力を入れている口座など、サービスやユーザーに対するフォロー体制などで違いがあります。MT4口座を提供しているほとんどのFX会社が、仮想の資金を使って取引を疑似体験できる「デモ口座」を提供しているので、まずはMT4のデモ口座をいくつか開設して、全体的な満足度を比較しながら、実際に取引で使用するMT4口座を決めるのもおすすめです(デモ口座では、一部の機能が利用できない場合もあります)。
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⇒MT4(メタトレーダー4)でおすすめのFX口座を比較!「スプレッド」や「スワップポイント」が有利な口座は?お得なキャンペーン情報やデモ口座の有無も紹介!
MT4のデメリット(主に通常のFX口座との比較)
MT4には多くのメリットや魅力がありますが、通常のFX口座の一般的な取引ツールと比べた場合、状況によっては以下のような点をデメリットと感じることがあります。
★コスト面で不利になる可能性がある
FXは、取引手数料が無料の口座がほとんどなので、スプレッドが実質的な取引コストに相当します。そのため、スプレッドの狭さはFX口座を選ぶときに注目したい重要な項目のひとつですが、MT4口座は通常のFX口座と比べてスプレッドが広めの傾向にあります。
また、通常のFX口座では主要口座のほとんどが原則固定のスプレッド配信を採用していますが、MT4口座のスプレッドは変動制や非公開のところが多く、変動制の口座の場合は取引コストを事前に把握しづらいという面もあります。
以下の表は、MT4が使えるFX口座について、「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」など人気が高い10通貨ペアのスプレッドを調査し、比較したものです。
・MT4口座の「スプレッド(取引コスト)」比較表
2024年11月15日 更新
FX口座名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ゴールデンウェイ・ジャパン 「FXTF MT4」 ⇒詳細はこちら |
JFX 「MATRIX TRADER」 ⇒詳細はこちら |
楽天証券 「楽天MT4」 ⇒詳細はこちら |
StoneX証券 「MetaTrader4」 ⇒詳細はこちら |
フィリップ証券 「フィリップMT5」 ⇒詳細はこちら |
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キャンペーン情報 | |||||
【最大100万5000円キャッシュバック】 | 【最大100万5000円キャッシュバック+オリジナルレポート】 | - | - | 【オリジナルインディケーター】 | |
最低取引単位 | 1000通貨 | 1000通貨 (※ノルウェークローネ/円など6通貨ペアは1万通貨) |
1000通貨 | 1000通貨 | 1000通貨 |
通貨ペア | 29ペア | 41ペア | 24ペア | 84ペア | 24ペア |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
MT4からの 発注/分析 |
○ | 分析のみ | ○ | ○ | ○ |
デモ口座 | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
米ドル/円 ⇒ ランキングへ |
0.2銭 原則固定 (8-29時) |
0.2銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
ユーロ/米ドル ⇒ ランキングへ |
0.3pips 原則固定 (8-29時) |
0.3pips 原則固定 ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
ユーロ/円 ⇒ ランキングへ |
0.4銭 原則固定 (8-29時) |
0.4銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
英ポンド/円 ⇒ ランキングへ |
0.6銭 原則固定 (8-29時) |
0.9銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
豪ドル/円 ⇒ ランキングへ |
0.5銭 原則固定 (8-29時) |
0.5銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
NZドル/円 ⇒ ランキングへ |
0.7銭 (8-29時) |
0.8銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
メキシコペソ/円 ⇒ ランキングへ |
0.3銭 | 0.2銭 原則固定 ~11/30までのキャンペーン |
- | 取り扱いなし | - |
南アフリカランド/円 ⇒ ランキングへ |
0.9銭 | 0.5銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
トルコリラ/円 ⇒ ランキングへ |
取り扱いなし | 1.5銭 原則固定 (9-27時) ~11/30までのキャンペーン |
- | - | - |
中国人民元/円 ⇒ ランキングへ |
取り扱いなし | 0.8銭 原則固定 ~11/30までのキャンペーン |
取り扱いなし | - | - |
詳細はこちら (公式サイトへ) |
ゴールデンウェイ・ジャパン 「FXTF MT4」 |
JFX 「MATRIX TRADER」 |
楽天証券 「楽天MT4」 |
StoneX証券 「MetaTrader4」 |
フィリップ証券 「フィリップMT5」 |
※各データは1万通貨の取引を行ったときのもので、それ以外の取引量の場合、スプレッドは異なることがあります
※取引手数料は無料でも、注文方法などによってはスプレッド以外に何らかの手数料がかかる口座もあります
※表中の「-」は、公式サイトなどでスプレッド値が公開されていない口座です。取引の際は、取引ツールなどで実勢レートを確認してください
※その他の注意事項はこちら
ただし、ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」や楽天証券「楽天MT4」は、通常時なら主要通貨ペアのスプレッドを原則固定で配信しています。特に、「FXTF MT4」の主要5通貨ペアのスプレッドは、通常のFX口座を含めて比較しても業界最狭水準。MT4を使いつつ、できるだけコストを抑えた取引したいなら、「FXTF MT4」はおすすめの口座です(※「FXTF MT4」では主要5通貨ペアでEA・スクリプトを使った新規取引に限り、1000通貨あたり2円の取引手数料がかかる)。
以下の関連コンテンツでは、通常のFX口座も含めた約40口座のスプレッドを一覧で比較することができるので、ぜひ参考にしてください。
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★人気のインジケーターやEAは有料が多く、自作のハードルはやや高い
人気があり、有用性に期待ができそうなインジケーターやEAは有料のものが多く、導入には一定のコストがかかる可能性があります。そして、せっかくインジケーターやEAを購入しても、取引する通貨ペアや運用期間中の為替相場の値動きによっては、期待するほどの運用成績が得られなかった、という結果になることも考えられます。
当然ですが、有料だからといって必ずトレードがうまくいく保証はありません。有料のインジケーターやEAを利用する場合は、そうしたリスクもあらかじめ把握したうえで、購入の判断をすることをおすすめします。
また、インジケーターやEAはMT4に搭載された「メタエディタ」内の「MQL4」という機能を使って、自分で作ることもできます。ただし、MQL4での自作にはC言語をベースにしたプログラミング言語の基礎的な知識が必要です。
インターネット上にはプログラミングを必要とせず、売買ルールを選択・入力すればEAを作成できるツールも無料で公開されていますが、効果の見込めるEAの作成にはテクニカル分析の知識も押さえておく必要があり、特に初心者にとっては、ややハードルが高い作業になります。
FXには、簡単な設定で新規注文と決済注文を繰り返してくれる「リピート系」、あらかじめ用意されたストラテジー(売買戦略)から選ぶだけの「選択型」、プログラミング知識を必要とせずに、オリジナルの売買ルールを作成できる「ユーザー設定型」など、手軽に自動売買ができるFX口座がいくつもあります。特に、初心者で自動売買を取引のメインにしたいと考えている人は、MT4に固執せずにFX口座を検討するのもおすすめです。その際は、以下の関連記事もぜひ参考にしてください。
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★自動売買の安定稼働を目指すならVPSの契約も必要
EAを使って自動売買プログラムを稼動させている間は、常にPCでMT4を立ち上げておく必要があります。しかし、突然の停電やPCの故障、通信障害の発生などによってEAが停止してしまうリスクに遭遇する確率は、長く稼働すればその分、高くなります。
こうした不測の事態に対応するため、MT4でまとまったポジションの自動売買を行うユーザーの多くは、VPS(仮想専用サーバー)を導入しています。これにより、PCに電源が入っていない状態でも、MT4での自動売買が可能になりますが、VPSサービスの契約には最低でも月額で数百円程度、ストレージ(容量)の大きさやサーバーの設置場所によっては1万円を超えるコストがかかります。
MT4でEAを使った自動売買プログラムを安定的に稼働させたいなら、追加コストとしてVPSの利用料もかかってくるという点は覚えておきたいポイントです。
★MT4自体の大幅な進化に期待しづらい
メタトレーダーには、MT4よりも標準搭載のインジケーターの数が多く、動作スピードが速いなどの特徴がある、MT4の後継版の取引プラットフォーム、「MT5」もあります。
MT4の人気は依然として高く、国内外の多くのサービス提供会社がMT4を取引プラットフォームに採用しているため、すぐにMT4が使えなくなることを心配する必要はないでしょう。
ただし、MT4の後継版としてMT5が存在する以上、不具合の修正などといった軽微なアップデート(バージョンアップ)は続けられるものの、MT4に新たな機能が追加されたり、大幅な機能の改善が行われる可能性は低いと考えられます。
通常のFX口座でFX各社が提供している自社の取引ツールの場合、ユーザーの意見や要望も組み入れながら、定期的に機能の追加やアップデートが行われることが多いですが、MT4にそういった改善は期待できないという点は、押さえておく必要があります。
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⇒【毎月更新】主要FX口座のアプリを比較! 初心者におすすめのFXアプリや、カリスマトレーダーの羊飼い氏が特におすすめするFXアプリも詳しく紹介!
この記事のまとめ
MT4は、取引画面のカスタマイズ性に優れ、高度で詳細な相場の分析が可能な豊富なインジケーターが使える、EAによる自動売買ができる、ストラテジーテスターでインジケーターやEAの有用性を確認できるなど、さまざまな魅力がある取引ツールです。
好みの取引環境を構築できるのに加え、外部から入手したインジケーターやEAで、無限にオリジナルの分析手法や売買手法を作成できる拡張性の高さも、他の取引ツールにはない大きな特徴です。
こうした拡張性の高さに魅力を感じる人や、一般的なFX口座のチャートツールには搭載されていないテクニカル指標を使いたいという人には、MT4は非常におすすめできます。
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一方、レート・チャート・注文画面などの基本的な機能が備わっていれば十分という人や、FXを始めたばかりの初心者なら、MT4口座で取引することにこだわる必要はないかもしれません。
また、狭いスプレッドでコストを抑えた取引がしたい、中長期の運用でスワップポイントによる高水準の金利収益を狙いたいなど、取引ツールの機能面よりも、取引に関わるスペック面を重視する人は、MT4口座と通常のFX口座を比較して、取引の目的や手法にあったFX口座を選ぶのがよいでしょう。
MT4に限らず、取引に使うFX口座は、最低取引単位や取引できる通貨ペアの数などもふまえながら、自分自身の取引スタイルや投資目的、取引の熟練度などにあわせて検討するのがおすすめです。
以下の各ボタンからは、MT4口座と通常のFX口座の、主要10通貨ペアの「スプレッド」の狭さをランキング形式で確認することができます。
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また、以下の各ボタンからは、同じくMT4口座と通常のFX口座の、主要9通貨ペアの「スワップポイント」をランキング形式で確認することができるので、ぜひFX口座を選ぶときの参考にしてください!
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