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2018年12月14日(金)のFXニュース(2)
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2018年12月14日(金)07時21分
NYマーケットダイジェスト・13日 株まちまち・ユーロ失速
(13日終値)
ドル・円相場:1ドル=113.63円(前日比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=129.06円(△0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1361ドル(▲0.0008ドル)
ダウ工業株30種平均:24597.38ドル(△70.11ドル)
ナスダック総合株価指数:7070.34(▲27.98)
10年物米国債利回り:2.91%(0.00%)
WTI原油先物1月限:1バレル=52.58ドル(△1.43ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1247.4ドル(▲2.6ドル)※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米輸入物価指数(前月比) ▲1.6% 0.5%
前週分の米新規失業保険申請件数 20万6000件 23万3000件・改
11月米財政収支 2050億ドルの赤字 1000億ドルの赤字※改は改定値、▲はマイナスを表す
(各市場の動き)
・ユーロドルは小反落。欧州時間に一時1.1393ドルまで値を上げたものの、そのあとは独Ifo経済研究所による独経済成長見通しの下方修正や、「欧州中央銀行(ECB)は今晩の理事会で2019年インフレ見通しを下方修正するようだ」との一部報道を受けて徐々に弱含んだ。
ECBは市場の予想通り政策金利を現行の0.00%に据え置き、「2019年夏まで金利を変更しない予定」「利上げ開始後も再投資を継続する」「債券買い入れの終了を確認」との声明を発表した。
また、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「最近の経済データは予想より弱い」「リスクバランスは下方向に傾きつつある」「先行きの成長は勢いがやや鈍化すると予想」などと述べ、経済の下振れリスクに言及。四半期ごとに発表する経済予測で成長率予想を下方修正したこともあって全般ユーロ売りが優勢となった。24時前に一時1.1331ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.1315ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが入り1.13ドル台後半まで下げ渋った。・ドル円は反発。ユーロに対してドル高が進むと円に対してもドル買いが先行。前日の高値113.52円を上抜けて一時113.71円まで値を上げた。前週分の米新規失業保険申請件数が20万6000件と予想の22万5000件より強い内容となったことも相場の支援材料となった。
・ユーロ円は続伸。ドラギECB総裁のハト派的な発言を受けて23時前に一時128.71円と本日安値を付けたが、ドル円の上昇につれた買いが入ると129円台前半まで持ち直している。
・ポンドドルはもみ合い。12日の英保守党信任投票でメイ首相は信任を得て、留任することになった。半面、4割弱が不信任票を投じ、英EU離脱案への懸念は残るため相場は方向感が出なかった。なお、レッドソム英下院院内総務が発表した来週の下院審議予定に離脱案採決が含まれていなかったため、英EU離脱案に対する英下院での採決は年内に行われず、年明けとなることが明らかになった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。米中の貿易摩擦解消に向けた協議が進展するのではないかとの期待から買いが優勢となった。アナリストが投資判断を引き上げたプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が買われたほか、景気変動の影響を受けにくいとされるマクドナルドなどが上げた。3Mやアップルなども堅調だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落。アマゾン・ドット・コムなど主力株の一角が下げた。・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。ECBが成長見通しを下方修正したことなどを手掛かりに債券買いが入った半面、米国株が底堅く推移したため債券売りが出た。
・原油先物相場は反発。原油先物は昨日に続き続落していたが、オクラホマ州のクッシングの原油在庫が約82万バレル減少したことをうけて、原油先物価格は堅調に推移し一時52.73ドルまで上昇した。
・金先物相場は反落。ドル高の影響を受け、ドル建てで取引される金先物価格は小幅ながら下落した。また今週は株価が安定していることも、金先物の上値を抑えている。
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2018年12月14日(金)07時12分
ニューヨーク外国為替市場概況・13日 ユーロドル、小反落
13日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小反落。終値は1.1361ドルと前日NY終値(1.1369ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に一時1.1393ドルまで値を上げたものの、そのあとは独Ifo経済研究所による独経済成長見通しの下方修正や、「欧州中央銀行(ECB)は今晩の理事会で2019年インフレ見通しを下方修正するようだ」との一部報道を受けて徐々に弱含んだ。
ECBは市場の予想通り政策金利を現行の0.00%に据え置き、「2019年夏まで金利を変更しない予定」「利上げ開始後も再投資を継続する」「債券買い入れの終了を確認」との声明を発表した。
また、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「最近の経済データは予想より弱い」「リスクバランスは下方向に傾きつつある」「先行きの成長は勢いがやや鈍化すると予想」などと述べ、経済の下振れリスクに言及。四半期ごとに発表する経済予測で成長率予想を下方修正したこともあって全般ユーロ売りが優勢となった。24時前に一時1.1331ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.1315ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが入り1.13ドル台後半まで下げ渋った。ドル円は反発。終値は113.63円と前日NY終値(113.29円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。ユーロに対してドル高が進むと円に対してもドル買いが先行。前日の高値113.52円を上抜けて一時113.71円まで値を上げた。前週分の米新規失業保険申請件数が20万6000件と予想の22万5000件より強い内容となったことも相場の支援材料となった。
ユーロ円は続伸。終値は129.06円と前日NY終値(128.78円)と比べて28銭程度のユーロ高水準。ドラギECB総裁のハト派的な発言を受けて23時前に一時128.71円と本日安値を付けたが、ドル円の上昇につれた買いが入ると129円台前半まで持ち直している。
ポンドドルはもみ合い。12日の英保守党信任投票でメイ首相は信任を得て、留任することになった。半面、4割弱が不信任票を投じ、英EU離脱案への懸念は残るため相場は方向感が出なかった。なお、レッドソム英下院院内総務が発表した来週の下院審議予定に離脱案採決が含まれていなかったため、英EU離脱案に対する英下院での採決は年内に行われず、年明けとなることが明らかになった。
本日のレンジ
ドル円:113.21円 - 113.71円
ユーロドル:1.1331ドル - 1.1393ドル
ユーロ円:128.71円 - 129.26円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2018年12月14日(金)06時52分
米11月小売の結果、12月利上げの可能性を左右も
米国経済の7割を消費が占める。このため、FOMC直前、14日に発表される11月小売り売上高に注目が集まる。小売り売上高はFOMC前に発表される最後の重要指標となる。最近の株安や来年の景気減速見通しを理由に、本年最後のFOMCでの利上げが見送られる可能性も完全に除外されたわけではない。万が一、小売り売上高が低調だった場合、利上げが見送られる確率は高まる。金利先物市場は現状で、本年最後のFOMCでの利上げを74%織り込んでいる。
エコノミストは米11月小売売上高が前月比+0.1%と、10月+0.8%から鈍化を予想している。トランプ米大統領もFOX二ュースとのインタビューで、「FOMCがこれ以上利上げを行わないことを望む」と警告した。
来週開催が予定されているFOMCでは、労働市場が依然ひっ迫していることやインフレ安定を背景に、今年4回目の利上げに踏み切る確率が高い。ただ、声明、または会合後に開催されるパウエルFRB議長の会見、または、スタッフ予測の中で、景気やインフレ見通しを引き下げ、来年の利上げに関しても見通し引き下げが示されるハト派的な利上げが予想されている。
最近の株式相場の急落、トランプ政権が実施している財政刺激策や減税策の景気への効力が来年以降は弱まるため、成長減速を織り込む動きが強まりつつある。金利が利上げ打ち止める中立水準には程遠いとしていたFOMCはここにきて政策金利は中立金利に近づいたとの見解を強調。FRBのクラリダ副議長もインフレ期待の低下を指摘した。
ただ、ECB理事会で証明されたように、成長減速は世界的な基調。したがって利回りで米国が有利な状態は続き、ドルの上昇基調も継続すると予想される。
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2018年12月14日(金)06時40分
本日のスケジュール
<国内>
08:50 日銀短観(大企業製造業DI)(10-12月) 18 19
09:30 製造業PMI(12月) 52.2
13:30 設備稼働率(10月) -1.5%国債買い入れオペ(残存10-25年、残存25年超、残存5-10年)(日本銀行)
<海外>
11:00 中・固定資産投資(都市部)(11月) 5.9% 5.7%
11:00 中・鉱工業生産指数(11月) 5.8% 5.9%
11:00 中・小売売上高(11月) 8.8% 8.6%
16:00 欧・新車販売(11月) 7.3%
17:30 独・製造業PMI(12月) 52.0 51.8
17:30 独・サービス業PMI(12月) 53.5 53.3
17:30 独・総合PMI(12月) 52.3
17:30 欧・ユーロ圏製造業PMI速報値(12月) 52.0 51.8
17:30 欧・ユーロ圏サービス業PMI速報値(12月) 53.5 53.4
17:30 欧・ユーロ圏総合PMI速報値(12月) 52.7
19:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(12月) -0.16%
19:30 露・ロシア中央銀行が政策金利発表 7.50% 7.50%
20:00 ブ・IBGEサービス部門売上高(10月) 0.5%
22:30 米・小売売上高(11月) 0.2% 0.8%
23:15 米・鉱工業生産指数(11月) 0.3% 0.1%
23:15 米・設備稼働率(11月) 78.6% 78.4%
23:45 米・製造業PMI(12月) 55.3
23:45 米・サービス業PMI(12月) 54.7
24:00 米・企業在庫(10月) 0.5% 0.3%
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注:数値は市場コンセンサス、前回数値Powered by フィスコ -
2018年12月14日(金)06時37分
NY金先物は反落、米中通商関係改善への期待残る
COMEX金2月限終値:1247.40 ↓2.60
13日のNY金先物2月限は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比−2.60ドルの1オンス=1247.40ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めて一時1244.40ドルまで売られた。米中通商関係の改善が期待されており、米長期金利は下げ渋っていることから、安全逃避の買いは縮小した。
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2018年12月14日(金)06時14分
NY原油先物は反発、原油需要増加の予想などが好感される
NYMEX原油1月限終値:52.58 ↑1.43
13日のNY原油先物1月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比+1.43ドルの52.58ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて53.18ドルまで買われた。国際エネルギー機関(IEA)が公表した世界の原油需要で2019年における需要増加が予想されていることや、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による減産によって需給関係が再びひっ迫する可能性があるとの見方が浮上し、原油先物の上昇を促した。米国株高も好感されたようだ。
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2018年12月14日(金)06時01分
大証ナイト終値21650円、通常取引終値比130円安
大証ナイト終値21650円、通常取引終値比130円安
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2018年12月14日(金)05時56分
【ディーラー発】ユーロ売り一巡(NY午後)
モスコビシ欧州委員の「イタリアは予算に対してかなりの努力をみせた」との発言が伝わると、序盤に強まったユーロ売りの巻き戻しが優勢。ユーロは対ドルで1.1371付近まで下値を切り上げ、対円で129円15銭付近まで反発し午前の下げ幅を埋めた。また、ポンドも対ドルで1.2671付近まで持ち直し、対円で143円93銭付近まで僅かに上伸するなど堅調。一方、ドル円は特段手掛かり材料難から113円60銭前後で小幅な値動きに終始。5時56分現在、ドル円113.612-615、ユーロ円129.106-110、ユーロドル1.13637-640で推移している。
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2018年12月14日(金)05時31分
12月13日のNY為替・原油概況
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円44銭から113円71銭まで上昇し、113円60銭で引けた。米国の週次失業保険申請件数が予想以上に減少したほか、欧州通貨安でドル買いが優勢となった。中国が大量の米国産大豆購入が明らかになると米中貿易協議進展期待でリスク選好の円売りも目立った。
ユーロ・ドルは、1.1388ドルから1.1331ドルまで下落し、1.1365ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は予想通り政策金利を据え置きQE策の終了を確認したが、来年のインフレ見通しを引き下げたほか、ドラギ総裁がリスクバランスの下振れを指摘しハト派姿勢を示したためユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は、129円19銭から128円71銭まのレンジで上下。
ポンド・ドルは、1.2683ドルから1.2614ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9916フランから0.9955フランまで上昇した。
13日のNY原油は反発。サウジアラビアが米国向け輸出を大幅に減らす計画を発表したことが買い材料となった。
【経済指標】
・米・11月輸入物価指数:前月比-1.6%(予想:-1.0%、10月:+0.5%)
・米・11月輸入物価指数:前年比+0.7%(予想:+1.3%、10月:+3.3%←+3.5%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.6万件(予想:22.6万件、前回:23.3万件←23.1
万件)
・米・失業保険継続受給者数:166.1万人(予想:164.9万人、前回:163.6万人←163.1万
人)
・米・11月財政収支:−2049億ドル(予想:-1990億ドル、17年11月:-1356.47億ド
ル)Powered by フィスコ -
2018年12月14日(金)04時22分
NY市場動向(午後2時台):ダウ45ドル安、原油先物0.78ドル高
【 米国株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*ダウ30種平均 24482.59 -44.68 -0.18% 24740.96 24473.29 17 13
*ナスダック 7043.86 -54.45 -0.77% 7154.64 7041.33 531 1826
*S&P500 2646.59 -4.48 -0.17% 2670.19 2638.89 147 356
*SOX指数 1192.07 -6.83 -0.57%
*225先物 21630 大証比 -150 -0.69%
【 為替 】 前日比 高値 安値
*ドル・円 113.58 +0.29 +0.26% 113.71 113.41
*ユーロ・ドル 1.1362 -0.0007 -0.06% 1.1392 1.1331
*ユーロ・円 129.05 +0.27 +0.21% 129.19 128.71
*ドル指数 97.07 +0.03 +0.03% 97.29 96.88
【 債券 】 前日比 高値 安値
* 2年債利回り 2.75 -0.02 0.63 0.61
*10年債利回り 2.90 -0.01 2.08 2.05
*30年債利回り 3.15 +0.00 2.92 2.88
*日米金利差 2.84 -0.02
【 商品/先物 】 前日比 高値 安値
*原油先物 51.93 +0.78 +1.52% 52.35 50.35
*金先物 1247.40 -2.60 -0.21% 1251.70 1244.40
【 欧州株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*英FT100 6877.50 -2.69 -0.04% 6908.48 6848.98 48 53
*独DAX 10924.70 -4.73 -0.04% 10988.77 10887.26 12 18
*仏CAC40 4896.92 -12.53 -0.26% 4935.48 4890.44 13 27Powered by フィスコ -
2018年12月14日(金)04時09分
NY外為:ドル・円伸び悩む、ダウは一時下落に転じる
NY外為市場でドル・円は113円44銭から113円71銭まで上昇後、いったん113円55銭まで弱含んだ。朝方200ドル超上昇したダウ平均株価は一時下落に転じた。
また、トランプ米大統領はFOX二ュースとのインタビューで、「FOMCがこれ以上利上げしないよう望む」と言及した。Powered by フィスコ -
2018年12月14日(金)04時07分
ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、もみ合い
13日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。4時時点では113.56円と2時時点(113.66円)と比べて10銭程度のドル安水準。好結果だった米新規失業保険申請件数以来上昇し一時113.71円まで上がったドル円だったが、米株式市場がじり安となったこともあり上値も限られた。トランプ米大統領と対峙する米民主党のシューマー上院議員は、大統領の要求する国境の壁建設には予算を払わないと述べたことで、今後の政府機関閉鎖の可能性も出てきたことが上値を抑えた原因になったか。
ユーロドルは底堅い。4時時点では1.1362ドルと2時時点(1.1358ドル)比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。ドラギECB総裁会見後1.1331ドルまで下落したユーロドルも株価の軟調を嫌気し、一方的なドル買いにはならず本日の取引レンジのほぼ真ん中に位置する1.1360ドル台を中心に上下する動きとなった。
ユーロ円は小動き。4時時点では129.03円と2時時点(129.10円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ナスダックなどの株価の軟調さを嫌気し、上値を抑えたれたものの129円台から大きく崩れることも無く小動きだった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:113.21円 - 113.71円
ユーロドル:1.1331ドル - 1.1393ドル
ユーロ円:128.71円 - 129.26円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2018年12月14日(金)03時43分
欧州マーケットダイジェスト・13日 株小反落・ユーロ失速
(13日終値:14日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=113.63円(13日15時時点比△0.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=129.04円(△0.08円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1356ドル(▲0.0010ドル)
FTSE100種総合株価指数:6877.50(前日比▲2.69)
ドイツ株式指数(DAX):10924.70(▲4.73)
10年物英国債利回り:1.289%(△0.010%)
10年物独国債利回り:0.285%(△0.006%)※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月独消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.1% 0.1%
前年比 2.3% 2.3%
11月仏消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 ▲0.2% ▲0.2%
前年比 1.9% 1.9%
11月スイス生産者輸入価格(前月比) ▲0.3% 0.2%
スイス国立銀行(SNB、中央銀行)政策金利
▲0.75%に据え置き ▲0.75%
11月スウェーデン失業率 5.5% 5.5%
ノルウェー中銀、政策金利 0.75%で据え置き 0.75%
トルコ中銀、政策金利 24.00%に据え置き 24.00%
欧州中央銀行(ECB)、政策金利発表 0.00%に据え置き 0.00%※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。イタリア政府が2019年度財政赤字目標を大幅譲歩(対GDP比で2.4%から2.04%)したことが好感されて、ユーロ買い・ドル売りが先行。前日の高値1.1387ドルを上抜けて一時1.1393ドルまで値を上げた。ただ、そのあとは独Ifo経済研究所による独経済成長見通しの下方修正や、「欧州中央銀行(ECB)は今晩の理事会で2019年インフレ見通しを下方修正するようだ」との一部報道を受けて徐々に弱含んだ。
なお、ECBは市場の予想通り政策金利を現行の0.00%に据え置き、「2019年夏まで金利を変更しない予定」「利上げ開始後も再投資を継続する」「債券買い入れの終了を確認」との声明を発表した。
また、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「最近の経済データは予想より弱い」「リスクバランスは下方向に傾きつつある」「先行きの成長は勢いがやや鈍化すると予想」などと述べ、経済の下振れリスクに言及。四半期ごとに発表する経済予測で成長率予想を下方修正したこともあって全般ユーロ売りが優勢となった。24時前に一時1.1331ドルと日通し安値を付けた。・ドル円はじり高。ユーロに対してドル高が進むと円に対してもドル買いが先行。前日の高値113.52円を上抜けて一時113.71円まで値を上げた。前週分の米新規失業保険申請件数が20万6000件と予想の22万5000件より強い内容となったことも相場の支援材料となった。
・ユーロ円は下値が堅かった。17時30分前に一時129.26円と本日高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが強まると23時前に128.71円と本日安値を付けた。ただ、ドル円の上昇につれた買いが入ると129円台前半まで下げ渋っている。
・ロンドン株式相場は3営業日ぶりに小反落。12日の英保守党の信任投票でメイ首相は信任を得たものの、4割弱が不信任票を投じた。英EU離脱案の先行き懸念から積極的に買いが入る状況にはならなかった。石油株とたばこ株の値下がりが指数の押し下げ要因となり、構成銘柄の半数以上が下落する展開だった。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反落。前日終値を挟んだもみ合いが続き、相場は方向感が出なかった。個別ではコベストロ(2.63%安)やフレゼニウス(2.38%安)、ハイデルベルグセメント(1.56%安)などの下げが目立った。半面、BMW(1.94%高)やRWE(1.90%高)などは買われた。
・欧州債券相場はECBが「利上げ開始後も再投資を継続する」との姿勢を示したことで、ポルトガル国債やアイルランド国債が買われた。
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2018年12月14日(金)03時15分
[通貨オプション]変動率は4年ぶり低水準で推移
ドル・円オプション市場で変動率は低下した。リスク警戒感を受けたオプション買いが後退したほか、レンジ相場を受けたオプション売りが目立ち、4年ぶり低水準付近で推移した。
リスクリバーサルで円コールスプレッドは縮小した。ドル・円下値をヘッジする目的の円コールに比べて、円先安感にともなう円プット買いが強まった。
■変動率
・1カ月物6.14%⇒5.72%(08年10/24=31.044%)
・3カ月物6.86%⇒6.66%(08年10/24=31.044%)
・6カ月物7.37%⇒7.20%(08年10/24=25.50%)
・1年物7.92%⇒7.78%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)
・1カ月物+0.91%⇒+0.84%(08年10/27=+10.90%)
・3カ月物+1.23%⇒+1.21%(08年10/27=+10.90%)
・6カ月物+1.42%⇒+1.43%(08年10/27=+10.71%)
・1年物+1.70%⇒+1.68% (8年10/27=+10.71%)Powered by フィスコ -
2018年12月14日(金)02時54分
NY外為:ユーロ戻り鈍い、ECBメンバー、リスクバランスでより強い警戒の要求も
NY外為市場でユーロの戻りは鈍い。ECBの一部メンバーがリスクバランスで警戒をより強める必要があると主張したことが、関係者の話しで明らかになった。
欧州中央銀行(ECB)は13日定例理事会で市場の予想通り政策金利を据え置き、量的緩和(QE)策の終了を確認。2019年夏まで金利を据え置き、利上げを開始したあとも、再投資を継続するガイダンスを発表した。ドラギ総裁はリスクバランスが下方に傾斜していると、ハト派姿勢を示した。
ユーロ・ドルは1.1388ドルから1.1331ドルまで下落したあとも戻りが鈍い。ユーロ・円は129円00銭前後でもみ合った。
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