【ＮＹ為替オープニング】ドルもみ合い、12月FOMCでの利下げ確率5分5分｜FX・為替ニュース

2024年11月19日(火)00時22分ポスト
【ＮＹ為替オープニング】ドルもみ合い、12月FOMCでの利下げ確率5分5分

●ポイント
・米・11月NY連銀サービス業活動：－0.5（10月：－2.2）
・植田日銀総裁：「政策金利は極めて低い」「適切に金融緩和度合いを調整していきたい」
・ユーロ圏・9月貿易収支（8月：+46億ユーロ）
・グールズビー米シカゴ連銀総裁あいさつ
・米・9月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)（8月：+1114億ドル）
・米・11月NAHB住宅市場指数：46（予想：42、10月：43）

18日のNY外為市場では各国中銀の金融政策動向を探る展開が続く。
連邦準備制度理事会（FRB）の12月連邦公開市場委員会（FOMC）での利下げ確率は依然5分5分。12月会合までに発表されるデータ次第となる。

最新10月の消費者物価指数（CPI）や生産者物価指数（PPI）が予想を上回る伸びとなったほか、FRBのパウエル議長がデータが利下げを急ぐ必要性を示していないと、利下げペースを鈍化させる可能性を示唆したため12月FOMCでの利下げ確率が一時80％近くから50％前後に低下。ドルも底堅い展開となった。来年の利下げ軌道に関してもトランプ次期大統領の成長を優先とする政策が成長やインフレを押し上げるため、従来想定されていたペースの利下げが必要とならないとの見方。

日銀の植田総裁は講演で基調的なインフレ率が2％を超えて加速してしまうリスクに言及し、「政策金利は極めて低い」「適切に金融緩和度合いを調整していきたい」と、追加利上げを示唆。ただ、時期に関してはデータ次第で政策を判断する姿勢を再表明した。エコノミストの一部は12月の追加利上げを想定している。総裁が時期を明確化せず、円売り材料になった。

ギリシャ中銀のストゥルナラス総裁は「12月の0.25％の利下げは確定」と述べたほか、米国のトランプ次期政権による関税が中期的な景気後退につながる可能性があると述べるなど、ECBの積極的な利下げが続く可能性はユーロ売り圧力となる。

・ドル・円は200日移動平均水準151円87銭

・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準1.0863ドル。

・ドル・円154円90銭、ユーロ・ドル1.0565ドル、ユーロ・円163円65銭、ポンド1.2623ドル、ドル・スイスは0.8860フランで寄り付いた。

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