昨日は日本のソブリン格付けのダウングレードで終始した。つまり日本の国債が格下げされたのだ。格付けとしては、中国やインドネシアと同じらしい。為替相場ではドル円が83円台にまで到達した。日本国債が格下げする話しは、10年前にも騒動になったことがあるので、けっして目新しいことではない。
まずは格下げされた張本人の日本国債を見てみる。すでに欧州市場に差し掛かかる夕方の5時近くであったので、もう債券先物のナイトセッションしかやっていない。それでも参考にはなる。たしかに下がってはいたが、たかだか10-20ポイントほどだった。ましてや昼間につけた安値にも全然届いていなかった。
また騒いでいるのは為替市場だけかという思いがする。構図が10年前とほとんど同じなのだ。だとしたら、目の前で起こっている円安はあまりにも行きすぎ。そう考えて私は速攻でドル円をショート@83.00にしたのだが、その後はほとんど落ちなかった。
よほど材料不足だったのか、ドル円は下がっても82.70あたりまで。個人的には、国家元首があまりにも間抜けな第一声で、まるで逃げるような姿勢の発言しかしなかったせいでは?と思っているが(苦笑)。
ともかく格付け機関からの発表があった後に、ドル円が上昇した発射台にはまだまだ遠い。私は欧州時間につけた高値である83.16のちょっと外側ということで、83.20で買い戻しのストップ注文を置いておくことにした。
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