(「美人過ぎるFXブロガー登場!(2) エコノミスト予想と市場の予想は違う!?」からつづく)
前回の記事で山岡さんの言っていた「雇用セット」とは何だろうか?
経済指標は「セット」で見たほうがいい
『美人過ぎるFXブロガーのFX本 ファンダメンタルズ編』では、さまざまな経済指標が分類され、解説されている。
その中の「雇用セット」とはISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、ADP雇用統計、新規失業保険申請件数の4つだ(雇用統計そのものは「雇用セット」とは別立てで詳しく解説されている)。
⇒Amazon.co.jpで『美人過ぎるFXブロガーとめちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作ったFX本 ファンダメンタルズ編』を見る
このうち、ISM製造業景況指数は毎月第1営業日、ISM非製造業景況指数は毎月第3営業日、ADP雇用統計は雇用統計の2日前に発表される。
雇用統計は前述したとおり、毎月第1金曜日発表なので、月によって「雇用セット」のスケジュールは異なるが、2010年2月についていえば、以下のとおりだった。
・2月1日(火) ISM製造業景況指数
・2月2日(水) ADP雇用統計
・2月3日(木) ISM非製造業景況指数
・2月4日(金) 雇用統計
そして、本番・雇用統計のトレードに臨むにあたっては、雇用統計の「エコノミスト予想」を単純に見ておくだけでなく、それに至る「雇用セット」の各指標を確認し、それに対する相場の反応をチェックして、自分なりに「市場の予想」がどれぐらいなのか想定しておく……ということが必要というわけだ。
そして、『美人過ぎるFXブロガーのFX本 ファンダメンタルズ編』では「雇用セット」だけでなく、「インフレセット」「住宅セット」「連銀セット」など、経済指標をセットで考えて、流れを見ていくことの大切さが解説されているのである。
テクニカル分析って使えるの?
『美人過ぎるFXブロガーのFX本 ファンダメンタルズ編』はタイトルのとおり、ファンダメンタルズ中心の本なのだが、実はテクニカル分析について書かれた章もちょっとある。
テクニカル分析について、山岡さんはどう考えているのか?
「テクニカル分析を全面的に否定はしません。みんなが見てますからね。でも、それだけでトレードすることはオススメしませんね。
たとえば、テクニカル分析で相場が上がりすぎ、過熱しすぎと出ていたとしましょう。
だけど、アメリカ経済がすごく回復している、米ドルが上がっているというときは、簡単にそこから下がるとは限らないのです。
でも、テクニカルだけ見て、アメリカ経済の回復を見てない人はそこで売りに行って失敗するんですよ。
逆に大した理由じゃないけど、ちょっとした材料で上がったときはテクニカル的にもう上がりすぎだから、確かにそろそろ一息つきそうだねということが言えます。
だから、ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も両方使えることが大事なんです」(山岡さん)
ファンダメンタルズを勉強して勝率アップ!
では最後に山岡さん、金井ちゃんから読者のみなさんへのメッセージをお伝えしよう。
「為替はすごくフェアなマーケット。プロもアマチュアも同じ土俵で戦っています。
そういうところで、当てもなく何となくトレードしていても勝率は上がりません。
プロだって、みんながそんなにすごいわけじゃないけれど、少なくともみんな最低限の知識を踏まえた上で戦っています。
相場なんて上がるか下がるか、五分五分の世界。放っておいても勝率は5割なんですから、あと1割上げてこれを6割にすれば、最終的には儲かります。
そして、勝率1割アップにはテクニカルよりもファンダメンタルズを勉強するほうが確実。ファンダメンタルズは一見取っつきにくく思えるかもしれないけれど、ちょっと頑張って勉強してみてください。勝率6割は可能だと思いますよ。
また、ファンダメンタルズを勉強して、たとえばアメリカ経済に詳しくなれば、それはFXのトレード以外でも、自分の知識、教養として身につくのがいいところだと思います。
そして、相場は結局人が作っているものなので、人が何を思っているのか、人が何をやっているのかということを気にしましょうと言いたいですね」(山岡さん)
これに対して、金井ちゃんは「山岡さんの言うとおり、テクニカルはいりません」とまず断言!
これに対して、山岡さんからは「いらない」とまでは言っていないと突っ込みが入ったが…。
「ファンダメンタルズを勉強すればたぶん大丈夫。アメリカの経済指標をいつも見るようにして、あとはストップ(注文)とリミット(注文)をいつもきちんと入れて、自分に厳しくトレードするのが大事だと思います。
去年は私のFXの利益はボチボチって感じでしたが、今年は頑張ってもっと勝ちたいな。今年の相場は難しそうだけど、ファンダメンタルズをもっと勉強して、読者のみなさんもいっしょに勝ちましょう!」(金井ちゃん)
(取材・文/ザイFX!編集部・井口稔)
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング) | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年11月5日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)