本日の為替相場の焦点は、『中東・北アフリカ情勢』と『米国の経済指標』、そして『ECBの金融政策への思惑』や『明日にFRB議長の議会証言を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター」
・「米)シカゴ購買部協会景気指数」
・「米)中古住宅販売保留」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「NZ)貿易収支」
・「日)鉱工業生産【速報値】」
・「加)GDP&第4四半期GDP」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「週明け要因」
・「月末要因(2月月末での最終営業日)」
・「明日に、FRB議長の議会証言を控える点(半年に1度の金融政策報告に関するもの)」
・「ECBの金融政策や早期利上げ観測(3月3日に、ECB理事会結果発表を控える)」
・「中東・北アフリカ情勢」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「金融市場のリスク許容度」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融当局者や要人による発言」
などの要因に注意。
★★★
週明け月曜日で、2月月末での最終営業日。
米国の経済指標は、「シカゴ購買部協会景気指数」と「中古住宅販売保留」がメイン。
その他、「個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター」も発表される。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
先週の為替相場では、週初からドル売り・ユーロ買い・円買いが優勢の流れとなったが、週末には大きめに巻き戻しとなった。
今週は、先週までに引き続き、ドル買いorドル売りの方向性のほか、中東・北アフリカ情勢やECBの金融政策への思惑、米国の長期金利の動向などが重要。
イベントでは、日々発表される注目度の高い経済指標のほか、FRB議長の議会証言(半年に1度の金融政策報告に関するもの)やECB理事会結果などへの注目度が高い。特に、週末に控えるキング・オブ・経済指標とも言われる米国の雇用統計は金融市場の大きな焦点となっている。
また、本日は、先週末に大きく巻き戻した影響や2月の月末要因、明日にFRB議長の議会証言を控えての思惑にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時45分:NZ)貿易収支
・08時50分:日)鉱工業生産【速報値】
・22時30分:加)GDP&第4四半期GDP
→発表内容でのカナダドルへの影響は非常に大きい
・22時30分:米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・23時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・24時00分:米)中古住宅販売保留
→3つの時間に3種類の経済指標。先週末の巻き戻しでの影響や明日にFRB議長の議会証言を控える事を加味しつつ、これらの発表での反応によって今週の方向性を探りたい
2月28日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼中東・北アフリカ情勢
▼FRB議長の金融政策報告に関する議会証言(半年に一度のもの、3月1日・2日実施)
▼ECBの金融政策や早期利上げ観測(3月3日にECB理事会結果発表&総裁会見)
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼米国の長期金利
▼米国の雇用統計を中心とした主要な経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼月末・月初要因
▼ベージュブック(地区連銀経済報告、3月2日公表)
▼中国の景気動向及び金融政策
▼米国の景気動向及び金融政策
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼米国の主要企業の決算
【最新版!約40口座を比較】
⇒「ユーロ/米ドル」のスプレッドランキング!
2月28日(月)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
||||||||
・週明け ・2月月末での最終営業日 ・明日に、FRB議長の議会証言を控える(半年に1度の金融政策報告に関するもの) ・3月3日に、ECB理事会結果発表&総裁会見を控える |
|||||||||||
06:45 | NZ)貿易収支 | ○ | -0.25億 | -2.5億 | |||||||
08:50 | 日)鉱工業生産【速報値】 | ○ | +4.0% | +3.3% | |||||||
+6.0% | +4.9% | ||||||||||
日)小売業販売額 | △ | -1.6% | -2.1% | ||||||||
↑・大型小売店販売額 | -1.0% | -1.7% | |||||||||
11:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | 29.5 | |||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | -5.1% | |||||||
14:00 | 日)住宅着工戸数 | × | +5.1% | +7.5% | |||||||
日)建設工事受注 | × | - | +13.1% | ||||||||
16:00 |
独)輸入物価指数 [前月比/前年比] |
× | +1.0% | +2.3% | |||||||
+11.2% | +12.0% | ||||||||||
16:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +5.6% | +5.4% | |||||||
19:00 | 欧)消費者物価指数【確報値】 | △ | -0.6% | +0.6% | |||||||
+2.4% | +2.4% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】[前年比] | +1.2% | +1.1% | |||||||||
独)ショイブレ独財務相の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -23億 | +103億 | |||||||
22:30 | 加)第4四半期経常収支 | △ | -94億 | -175億 | |||||||
加)GDP [前期比/前年比] |
◎ | +0.3% | +0.4% | ||||||||
- | +3.0% | ||||||||||
↑・第4四半期GDP[前期比年率] | +2.9% | +1.0% | |||||||||
米)個人所得 | BB | +0.4% | +0.4% | ||||||||
↑・個人支出 | +0.4% | +0.7% | |||||||||
↑・PCEデフレーター[前年比] | +1.3% | +1.2% | |||||||||
↑・PCEコア・デフレーター [前月比/前年比] |
+0.1% | ±0.0% | |||||||||
+0.8% | +0.7% | ||||||||||
米)ダドリーNY連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||
22:45 | 米)ローゼングレン:ボストン連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
23:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | A | 67.5 | 68.8 | |||||||
24:00 | 米)中古住宅販売保留[前月比/前年比] | AA | -2.4% | +2.0% | |||||||
- | -3.6% | ||||||||||
24:30 | 米)ダラス連銀製造業活動指数 | C | +12.6 | +10.9 | |||||||
|
ドル売り・円買い方向継続での追随。ただ、週明け・月末最終日で積極的には動きづらい
ドル売り・ユーロ買い方向再開時での追随。ただ、週明け・月末最終日で積極的には動きづらい
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)