最近の傾向としては、昼間のアジア時間は円安になって、夜間に円高になることが多い。リスク相場の観点からすると、昼間は日本株が公的資金などの買いによって上がり、夜は米国株が下げるということに裏付けられているような感じだ。それにつられてのクロス円中心の値動きとなってしまっている。問題はこの流れをパターンと信じて手を出すかどうかである。
昨日の昼間にドル円が84円台に戻すまでに円安に進んでしまった後をうけては、なかなかドル円やユーロ円をショートに振りづらかった。それでもこれという確たるビューの持てなかった私は、このパターン分析に乗ってみることにした。夜は円高に進むはずだと。84.04で売り込んでみたのだが、まったく自信はない。アジア時間の高値のちょっと外側ということで84.25に買い戻しのストップ注文を置いておいた。
ちょっと近すぎる感じもしないでもないが、昼間に1円弱ものメクレ上がりを見せつけられてしまったのでは、まあ仕方がないとも思う。この勢いでは85円台を見ても不思議ではないという戻し方だったのだ。一方での利食いはニューヨーククローズから東京オープンまでの間とする。これもパターンを利用したものだから時間で区切るしかない。
日本の夜8時過ぎにJPモルガンの決算が出た。予想を上回るものだった。ドル円も83円台に突入していたりしたのだが、84円台に逆戻り。ああ不発だったかと覚悟をしたのに、グローベックスで米国株が大きく上伸している割には、ドル円はこのステージでは私のストップがつかなかった。
アメリカの小売売上高も出たが、予想通りに相場はあんまり反応しなかった。マーケットの関心は原発の危険度のほうに向かっているのかもしれない。テクニカルで勝負に出た以上は、これより先も見ていても仕方がない。私は翌朝に早起きすべく、すぐに寝た。
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