昨日はアジア時間からユーロドルのショートでちょこちょこと遊んでいた。しかしそれも欧州勢が参入してくる頃になると、もうダメ。いくらタイトストップといっても3連発でストップ注文が来てしまうと、さらに同じことを続ける気が失せてしまった。
ドイツの景況感を見るうえでも参考になるZEW指数は悪かったのだが、これが発表される前後がとても高かった。ユーロドルは1.42台に乗せてきたが、結果的にはこのあたりが日中の高値となってしまった。
次は何を取引しようかと考えていたのだが、夜の8時からは米企業決算がたくさん「出てくる。特に注目されているのは金融セクターであって、GSやウェルズファーゴが注目される。バンカメはすでにサブプライム絡みの巨額ロスを計上してしまっているので、あまり当てにならない。
グローベックスではそれらを期待してか、米国株がとても高くなってきている。為替相場も心なしか、ちょっとドルの全面高の方向で動いていた。ユーロドルも安くなってきているが、さすがに手を出そうとは思わない。一連のイベントが終わって、相場の流れがはっきりわかってからでもいいやという感じで。
結局のところ、金融セクターの決算もまちまち。最大の関心事であるGSは、トレーディングが振るわなかったらしくて、事前のEPS(一株当たり利益)がコンセンサスに達しなかった。しかしそのあとに出た住宅着工件数がプラス14.6%となって大きな伸びを示したので、マーケットは大いにリスクテークのほうに向かった。
米国株が一段高するなかで、クロス円も買い上げられたが、ユーロドルは1.42台に乗せてくるのがやっと。つまるところ、前後50ポイントくらいの値動きにしかなりえなかったのだ。
タイトストップのため大した額ではないといえ、続いてついたのでは、縁起も悪い。早めに寝て、早く起きて勝負だ!ということで、起きてからテレビを見たら、オバマ大統領が映っていた。やはり債務上限のことだろうか。米国株はさらに上がり、ドルも上昇。ユーロドルは1.41台のローまで下がってしまった。この後もほぼ2時間はニューヨーククローズまで、ドルが全面高のまま。
本日はドル円をショートで入ってみた。先週の介入もどきからはドル円のレンジが下は78.80で、上は79.30でスタックしてしまったからだ。とりあえず仲値決めが終わった後に、この時の高値付近の外側となる79.40をロスカット注文の置きどころにして売ってみた。
欧州時間に近づくにつれてユーロドルもゆるんできた。しかしまあ、相変わらずショートカバーのきつさは言うまでもなく、欧州序盤であっという間で1.4190近辺まで60ポイント以上もジャンプアップしていた。ドル全面安になってきて、ドル円も79円台を割れてきた。フェーバーなうちにクローズした。
今晩は中古住宅のデータしか予定はなく、ニューヨーククローズ後にインテルやクアルコムなどの決算発表がある。欧州時間からニューヨーク時間までは小動きになるのかもしれないが、ユーロ絡みの乱高下は続きそうだ。
ドル円が先日の介入もどきの動き以来、79.30くらいでキャップされているようにも見える。しかしドル円がどんどん下がるというイメージも持っていない。とりあえずタイトストップにして、78円台では拾ってみようかな。
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