昨日の海外市場でも株価の上昇は続いて、3連騰となった。しかも火曜日の夜に米国株は今年の最安値をトライしていたので、正味2日半で株価は10%近くをリカバリーしたことになる。ダウ平均では7.1%の上昇率、S&Pでは8.6%の上昇となっている。この背景にはユーロゾーンから出てきているさまざまな対策に対しての期待感があるのは間違いない。
そうしたことを裏打ちするかのように、欧州の為替市場では連日同じパターンの繰り返しだ。欧州序盤でユーロの期待買い、そしてニューヨークオープン前のユーロ売りである。理由はわからないものの、トレーダーとしてはパターンに乗るべきだという理屈のほうが先に来る。私は昨日も夕方からユーロロングを目論んで、ユーロドルの下げ場を見つけようとしていたが、東京時間ではずっと1.33台を割り込まなかったので、1.3290でロスカットするつもりで、1.3333でロングにした。
欧州危機で騒いでいるときに催されるBOE(英中銀)ECB(欧州中銀)の金利会合なので、マーケットもちょっと神経質になっている。ユーロの値動き、特にフェイバーな方にいったときには注意を要する。
欧州株は堅調だった。それにつれて徐々にユーロも値を切り上げてくる。ここ3日連続でユーロドルの戻りは1.3360から1.3380も間に集中している。したがって1.3360アッパーを越えてきたら、一旦は利食いの姿勢に入るべきだろう。17時を回ってくるとユーロの上げは弾みがついてきた。ちょっと利食いを我慢していると、当初のターゲットの通りに1.3390くらいまで上がって来て、そこで頭を押さえられた。
5分ほども見ていたが、さらに上がりそうもない。私は安全策を取って、そこで利食った。まあ、上がってしまったら、また考えて相場に入り直せばよい。ユーロドルはだんだんと重くなってきて、BOE(英中銀)の直前までには1.33台の中盤まで押し込まれてしまった。また1.33台の前半まで来たら買ってやろう!
英中銀の会合の結果を見たあたりで、突然の用事で私は外出する羽目になった。まあ、次の勝負は明日の雇用統計でもよいと考え直して、その後はなにもせず。ユーロドルはさらに深押しして、13240くらいまで差し込んでいた(汗)。もしロングにしていたら、完全の損切りさせられていただろう。まあ、良しとしよう。夜中にユーロドルは134台まで戻してきて、そのまま高いレベルをキープしている。ドル円は相変わらずいつ見ても同じようなレートだ~。
今晩の雇用統計であるが、就業者数は5万人から6万人の増加が見込まれているようだ。現在のインフレ率からして10万人の増加でやっとブレークイーブンというところ。10万人の増加と出ても、それを越えてこないと驚かないだろう。ここ3日間で株高や原油高などリスクテークが進んでいる分、そのポジション調整のほうが起こりやすそうだ。
したがって悪い方の数字には敏感に反応してしまうだろう。5万人を割り込んだら、動かないと言われているドル円での売り込んでみようかな。またはグローベックスで株価が大きく下落しているのが確認できたら、ユーロ円のショートでもよさそうだ。
日本時間 18時30分
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