本日の為替相場の焦点は、『欧米の株式市場の動向』と『欧州の債務問題』、そして『日本による為替介入警戒感』や『月末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・米)シカゴ購買部協会景気指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・NZ)住宅建設許可
・独)小売売上高
・日)白川日銀総裁の発言
・欧)消費者物価指数【速報値】
・欧)失業率
・加)GDP
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・10月の月末要因(本日が、10月の月末最終営業日)
・トリシェECB総裁が任期満了(明日から、ドラギECB総裁に)
・欧州の大手金融機関の決算発表→バークレイズ銀行
・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表
・金融市場のリスク許容度
・欧州の債務問題
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
・FRBによる追加金融緩和策実施への思惑
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
・2日に、FOMC政策金利&声明発表&FRB議長会見が行われる点
・3日に、ECB政策金利&声明発表&ECB総裁会見が行われる点
・3日・4日に、G20首脳会議が行われる点(欧州各国の財政問題が焦点)
などの要因に注意。
★★★
週明け月曜日で、10月の月末最終営業日。
本日で、トリシェECB総裁が任期満了となる(明日から、ドラギECB総裁に)。
米国の経済指標は、シカゴ購買部協会景気指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
相次ぐ米国の主要企業の決算発表は株式市場に影響を与えやすい。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑などを主要因に大きく上下している。
本日は、引き続き欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑での方向性に注視しながら、欧米の株式市場の動向や米国の経済指標の発表、10月の月末要因などでの影響を見極めたい。
また、ドル円において市場最安値を更新する円高が続いていることから、日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感での動きも重要となる。
更には、2日にFOMC政策金利&声明発表&FRB議長会見、3日にECB政策金利&声明発表&ECB総裁会見、3日・4日にG20首脳会議などのイベントを控えての思惑での動きにも要注意としたい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時45分:NZ)住宅建設許可
→発表でのNZドルへの影響はまあまあ
・16時00分:独)小売売上高
→発表でのユーロへの影響は大きめ
・16時45分:日)白川日銀総裁の発言
→言及次第
・19時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
→発表でのユーロへの影響はカナリ大きい。3日の金融政策決定会合への思惑も噴出しやすい
・19時00分:欧)失業率
→発表でのユーロへの影響はなかなか
・21時30分:加)GDP
→発表でのカナダへの影響は非常に大きい
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
→本日の注目に値する米国の経済指標はこれのみ。欧米の株価動向によるリスク許容度での方向性やFOMCへの思惑での動向に注意したい
10月31日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼欧州の債務問題
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行き懸念が主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表
▼米国の主要企業の決算発表(米国の株式市場に影響を与えやすい)
▼金融当局者や要人による発言
▼FOMC政策金利&声明発表&FRB議長会見が行われる(2日)点
▼ECB政策金利&声明発表&ECB総裁会見が行われる(3日)点
▼G20首脳会議が開催(3日・4日)される点(欧州各国の財政問題が焦点)
▼FRBによる追加金融緩和策実施への思惑
▼10月・月末要因&11月・月初め要因
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響)
▼欧州各国の国債の動向
▼金や原油などの商品市場の動向
▼欧州の大手金融機関の決算発表(欧州の債務問題にもつながる)
▼トリシェECB総裁が任期満了となり、ドラギECB総裁となる点
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10月31日(月)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・10月の月末最終営業日 ・欧州が夏時間から冬時間に変更 ・トリシェECB総裁が任期満了 ・欧州の大手金融機関の決算発表→バークレイズ銀行 ・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表 |
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06:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | +2.0% | +12.5% | ||||||||||
09:01 |
英)ホームトラック住宅調査 [前月比/前年比] |
× | - | -0.1% | ||||||||||
- | -3.5% | |||||||||||||
11:00 | NZ)マネーサプライM3 | × | - | +5.5% | ||||||||||
14:00 | 日)建設工事受注 | × | - | +9.3% | ||||||||||
日)住宅着工戸数 | × | - | +14.0% | |||||||||||
15:00 | 南ア)マネーサプライM3 | × | +6.70% | +6.22% | ||||||||||
16:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
◎ | +1.0% | -2.9% (-2.7%) |
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+1.6% | +2.2% | |||||||||||||
未定 | 英)バークレイズ銀行決算発表 | ○ | 大手金融決算 | |||||||||||
16:45 | 日)白川日銀総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
仏)生産者物価指数 | × | +6.0% | +6.3% | |||||||||||
18:30 | 英)消費者信用残高 | × | +4億 | +5億 | ||||||||||
英)マネーサプライM4 | × | - | -0.6% | |||||||||||
英)住宅ローン承認件数 | × | 5.06万件 | 5.24万件 | |||||||||||
19:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.9% | +3.0% | ||||||||||
欧)失業率 | ○ | 10.0% | 10.0% | |||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | +10億 | -37億 | ||||||||||
21:30 |
加)GDP [前月比/前年比] |
◎ | +0.2% | +0.3% | ||||||||||
+2.2% | +2.3% | |||||||||||||
加)鉱工業製品価格指数 | × | +0.2% | +0.5% | |||||||||||
加)原材料価格指数 | △ | -1.9% | -3.2% | |||||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 59.0 | 60.4 | ||||||||||
23:30 | 米)ダラス連銀製造業活動指数 | C | -5.0 | -14.4 | ||||||||||
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基本ショートも、介入には十分に警戒
欧米株式市場が堅調推移継続時に、押し目買い・ロング追随で回転
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