どうも最近はユーロも値動きに乏しくなりつつある。ユーロドルの1.32台では買ってみて、そして1.34台に近づくと売り体制に入る。これでは1.33台が中心のレンジ相場だと認めているようなものだ。まあ、想定レンジをはずさない限りは、確かに大きくやられることもないし、たとえ逆張りになっても攻めてはいける。しかし値幅が少ないし、同じようなところをやっているので、つまらないのは事実だ。
昨日の欧州時間も1.33台の中盤で始まった。スタンスは変わらずで、1.32台ではロングに傾けて、1.33台の後半からは売り姿勢で臨む。特別な材料が出れば別だが、それ以外はトレンドフォローはやらない。イタリアの3年債の入札は無事に済んで、いつものように安心感からユーロ買いとなった。ユーロドルは前日の高値を越えてきて1.34台に乗せてきた。
ここまでくればロスカットベースの買い戻しなども当然出てくるはずで、ものの勢いでもう30ポイントも上がりそうなものだ。しかし一瞬、1.3445あたりまで上昇しきった後は、急速にしぼんだ。
やはり落札利回りが7.8%を越えてきており、前回分の4.93%と比べても格段に悪化しているのが嫌気されたのだろう。私も上昇局面ではユーロ売りに手が出なかったが、下落局面では大いに喜んで売る。1.3388でしか売れなかったが、まあ仕方がない。
アーリーニューヨークの時間帯に、アメリカン航空が破産申請したという話が出てきた。これによって高値追いをしていたグローベックスでの米国株も急落に転じ、マーケット全体がリスク回避の方向へと動き出した。ユーロも当然に売られ、1.33台の前半まで下落。1.32台まで下がると思っているので、利食いはじっと我慢した。
2度目の下値トライで確かにユーロドルは1.32台に突入したが、それで達成感が出たものか、あっという間に50ポイントほども押し返されてしまった。うーん、もうこうなったら次の押し目では確実に拾うと思って待つことにした。
もちろん、このまま上がってしまう可能性もある。1.3380くらいでは最低でもやめてしまわないと、利益がすべてなくなる。待っては見たものの、消費者信頼感指数が出た後あたりからは妙に相場が小動きとなり、1.3330で買い戻すのがやっとだった。ちょっとくたびれ儲けのニューヨークの午前だった。
結局、ニューヨークのコアタイムでのユーロドルのレンジは1.3300-1.3360といった感じの狭いレンジで終始。今日のアジア時間でも、そのレンジ内におさまっている。私はそのレンジをはみ出したところから逆張りをしたいと考えている。当分はユーロは多少の材料が出ても、大きく変動することはないだろうと見ている。
今晩はいろいろと指標が出るが、いちばんの注目はADP雇用指数だろう。予想では13万人の増加となっているが、10万人から15万人の間では、今の欧州危機におびえるマーケットでは反応薄だろう。10万人を割り込んできたら、確実にリスク回避が起こるので、ユーロ円でショートにしたほうが効率が良さそう。15万人を越えてきたら、今度はドル買いになる可能性も高いので、ユーロドルのショートがよいのかもしれない。
日本時間 18時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)