昨日のロンドン市場の入り目、ドル円は81.30あたり。ユーロドルはさんざん1.31台をやった後に戻ってきたところの1.3200をはさんだレベルだった。先週の後半から進んだドル高相場の流れだったが、金曜日にユーロドルは1.3250を戻しきれずに1.31台にまで垂れてきただけに、この欧州市場でのユーロドルの戻りのポイントはジャストそのレベルになっている。
私はユーロベアというか、ドルブルなので、ユーロドルは戻ったら売りたいと考えている。戻りのポイントとしては1.3250がつくかどうかということなのだから、1.3230とか1.3240があれば喜んで売っていくつもりでいる。そしてその場合、ストップ注文は1.3255で買い戻しとなる。
でもこれがまた、 売ろうと思うと上がらない。欧州時間ではすぐにユーロドルは1.31台に落ち込んでしまうという感じだった。私は翌朝から早い時間帯からの仕事を抱えていたので、23時前には眠りたい。そう思って1.3225で売り、1.3255でストップアウトのオーバーナイト注文を出しておくことにした。
するとユーロドルがスルスルと上がってきて、ポジションメークの売り注文のほうがダンになった。そのまま都合良くそこで止まるだろうという虫の良い考えは抱いていない。まあ、ロスカットはちゃんと施してるのだからと就寝した。
朝、起きてみるとストップ注文のほうはついていなかったが、かといって相場も下がっていなかった。ユーロドルは1.32台の前半でステイ。私はニューヨーク時間のうちにでも下がってしまうのを期待していたわけだから、その時間帯に落ちなかったものには興味はない。早々に1.3218で買い戻して、再び相場の入りどころを探る。
今日もアジア時間から相場に参戦したが、株価の動向を見る限りではトップヘビー。ちょっと上値追いが出来なくなりそうなチャートをしている。そこでリスク回避にかけようと思い、ユーロ円はどうかとながめると、朝がたに1087.80くらいでやっていたものが、107.45あたりだ。思ったほどもゆるんでいない。まあ、仕方がない。売ってみよう。
昨日のニューヨーク時間でも107.90がタッチしていないので、107.90で買い戻しのストップ注文は置ける。日経先物も昨日の安値である9620円を下回ってきたことだし、そうした外部環境の援護もありそうだ。まずはスモールで売り込んでおいて、107円割れがあれば売り増しを狙う。
今晩は材料が何もない。欧州からいろいろとギリシャ問題について要人発言があるくらいだが、ギリシャ問題とて今となってはマーケットを動かすには至らないであろう。為替相場は前日の安値・高値といったテクニカルに左右されざるをえず、その方向感は株価のいかんにかかっている。
もちろんたまっているポジションを掃くこととなれば、そっちのほうの勢いはあると思う。したがって、ここまでずっと高値にはりついている株価が、下がる方向でのリアクションのほうが面白そうに見える。
日本時間 18時00分
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