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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

またまた予想より上ブレの雇用統計
リスク回避鮮明になれば円ロング?

2012年03月12日(月)17:23公開 (2012年03月12日(月)17:23更新)
持田有紀子

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 金曜日の雇用統計では、やっぱり予想以上の結果が出ることとなった。就業者数は22万7千人の増加で、民間部門は23万人超。失業率は変わらずであったが、8.3%。予想以上であるということは、つまり予想が毎回はずれまくっているということでもある。あれだけものすごい組織と金をつぎ込んで予想しても当たらないのだということを意味するのだ。

 市場の参加者がうすうす感づいている直感のほうが正しいとも言える。なぜならマーケットでは必ずお金の出入りがあるわけで、無責任なものに資本投下出来ないはずだからだ。ハズしているといういい方を変えると、わざと低めの数字を出しているということにもつながる。

 これは1999年から2000年に至るアメリカのITバブル期によく非難された米企業決算のEPS予想の件とよく似た構造だ。あれは民間企業が直接絡んでいるので、誰が得をするのか明瞭であったため批判も免れなかったが、わざと予想EPSを低めに出しておいて、結果が出たらそれを契機に株価上昇に持っていくというもの。 

 実体は変わらないのだから、工作しているだけに過ぎないのだが、バブルの渦中にある当のアメリカ経済も、気付くまでには2年近くを要した。そもそもEPS予想などというものは企業の提出するガイダンスに基づいて推測するのだから、あまり予断をさしはさむ余地がないものだ。気象異変や天変地異があれば変動要因は大きくなるが、そのほかは営業日数くらいしか考慮する余地はない。それがピタッとほんもののEPSよりも0.2ドルほど安めに予想されるのだから、工作していると言われても仕方がない。

 最近の失業率も同じで、頭のいいアナリストがあれだけいて、なぜことごとく外しているのかを考えると、ただ単に政治的配慮とマーケットに対する工作的な匂いがしないわけでもない。まあ、我々としては相場のレートを追いかけるのが仕事であり、あまり人の予想には振り回されないのを旨とするしかない。しかしこうも妙な方向に予想が揃ってくると、10年前のような無理強いされた管制相場の崩壊という、パニック的な一面も想定に入れておかなくてはいけないのかと思いたくなってくるが…。

 ところで相場のことだが、やはりドル高に進んだ。これは前回の2月発表分のときの動きと同じである。ドル円は問題ないとして、ユーロドルがどちらに行くのかが判然としなかったので、頼るのは2月と同じに動くのではないかというパターン分析にすがるプレーヤーが多かったようだ。

 純然たるドル買い材料と見れば、そのまま素直にドル買いでよく、ユーロドルは売っていけばよい。しかしリスクテークとなって株価も大いに上がるとユーロはどうしても買い戻されてくる。だからドル円ではドルロングにできても、ユーロドルではドルロングにしづらいのである。最近は純然たるドル相場が少なくなってきたので、株価が上昇している局面でユーロドルを売り込んでいくこともちょっと怖い。それゆえに2月と同じだろうとでも思って相場に入らないとやっていけないというものだ。

 私もユーロはやめることにして、ドル円のロングではじめることにした。ドル円は雇用統計の発表とともにすぐに82円台に乗せてきた。82円台というのはフレッシュゾーンだから比較的、目先も軽いだろうと思っていたのだが、82.30あたりで足踏み。私が相場に入れたのはしばらくそのあたりにステイしていた後だった。確かに米国株の値上がりも限定的で、株価はいかにも重そうだ。崩れはじめでもしようものならば、いっせいに円の買い戻しに動きそうな雰囲気もあった。

 それでもニューヨークのランチタイムに向けて株高ともなってきたタイミングであった。私は出遅れてロングメークしていることもあって、損益的に余裕は少ない。ユーロドルが1.31ちょうどを割り込もうとトライし、実際に割れてもきたが、ちょっと堅そう。ドル高もここまでかと思い、とりあえずドル円ロングを82.50近辺でやめた。

 その後は82.65も越えてきたようで、ニューヨーク時間ではドルが全面高の展開のまま、ドルの高値圏での終了。週末に中国の貿易赤字だったことが伝えられ、週明けの相場にどのような影響が出るのかと見ていたが、いまのところ大きな波紋はない。日本株が垂れ始めているので、アジア市場では若干、リスク回避の形でマーケットが進行している。

 今晩はイベントがほとんどない。ユーロドルが1.30台に突入し、アジア市場では1.30台ミドル付近まで下がっている。このままドル高で進むのか、それともクロス円の売りの形となって、ドル円も81円台へ逆戻りする道を歩むことになるのか、それに注目したいところ。

日本時間 17時00分

 


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