みなさん、こんにちは。
■豪ドルの下落基調が鮮明になってきた
豪ドルは順調な上昇が続き、一時、豪ドル/米ドルは1.0857ドル、豪ドル/円は88.65円まで上昇しました。
ヘッジファンド勢の中期のターゲットは、豪ドル/米ドルは1.1000ドル、豪ドル/円は90円で、あとわずか100ポイント強というところまで迫ったのです。
その後は調整局面に入り、方向感なく乱高下していました。しかし、今週(3月19日~)に入ると、豪ドルの下落基調が鮮明になってきました。
この豪ドルの下落は、中国発の報道が大きく影響しています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 4時間足)
3月20日(火)の欧米市場でマーケットの話題をさらったのが、次のような報道です。
「BHPの鉄鉱石部門のプレジデント、イアン・アシュビー氏は20日、オーストラリアのパースで記者団に対し『大掛かりなインフラ建設の時代が終わりを迎えるのは自明のことだ』と発言した」(出所:Bloomberg)
この発言によって、マーケットに中国の景気減速懸念が広がり、その後の豪ドルは反落し続けているのです。
■中国の景気減速懸念が広がっている
加えて、3月22日(木)に発表された3月分のHSBC中国製造業購買担当者指数の速報値も悪材料で、好不況の節目である50を割り込み、48.1と悪化しました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 1時間足)
この数字がマーケットの中国経済に対する不安感を増大させ、豪ドル/米ドルは1.0400ドルを割り込み、一時は1.0377まで急落しました。
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