今週でももう3月も終わりだというのに、どことなく相場の流れにうまく乗れない気がする。上がると思って買ってみても、そこが天井だったり。よし!と思って突っ込んで売っても、そのステージでは本当の底値近辺だったりして…。
どうも先週末の株安・円買いの展開になった相場つきが頭から離れないからなのかもしれない。月曜日は大きく反転、火曜日も半分はリスクテークで終始したので、どうも手元が定まらない。
そもそも為替の王様であるべきユーロドルの動きが乏しいのが問題だ。1日で100ポイント内におさまる日が続出してきた。ドル円が以前よりも動くようになってきたので、市場の興味も半分くらいそっちに持っていかれても仕方のないところだ。
ユーロドルの値動きが微弱だと、為替相場がどちらに向かおうとしているのか、リスクをどの程度に感じ取っているのか、などの重要な判断がつきにくいのだ。
こういう状況のなかでドル円に手を出すのはギャンブルに近いものがあるのではないかという気さえしてしまう。まあ、それでもテクニカルポイントなどを参考にして、余談をもたずに相場を張っていくしかないのだが。
ニューヨークの株式市場が開くまで為替相場をウオッチしたが、ダイナミックな動きはなかった。ドル円はせいぜいで上下30ポイントほど。ユーロドルは1.33ちょうどを割り込む局面があったが、とてもついていく気にはなれないほどの勢いのなさ。私は相場につきあうのは止めて、翌朝のニューヨーククローズから参戦することにした。
昨日、発表された耐久財受注の数字はブレの大きなもので、日本の機械受注と同じように多少、予想とずれていても無視される傾向の強いものである。それでも結果的に年初から調子よく上がってきた米国株がへこまされると、かなり大々的に報じられてしまった。
ほかにも原油の戦略備蓄の話が出るたびに下げ傾向を強めている原油価格の動向である。これによってリスク許容度が減少したということもあろうが、それでも経済指標に反応し過ぎである。
どうやらそろそろリスクテークをし過ぎによる高値警戒感のようなものが出てきたのかもしれない。ちょっと悪材料に過敏になりすぎのような気もするが、私も小さめのポジションで長めに持つことにして、円ロングの方向にベットしたいと思った。
そして今日はなぜか朝から円買い圧力が強い。ドル円は早朝の83円台攻めから一転して、昨日の安値である82.61を下抜けしてきた。朝からドル円ショートのポジションをつくっておいたので、これはワークすることとなった。
またユーロ円も同じおもむきで動いており、110円の大台を下回ってきた。こうなるとトレンドフォローしていく意欲満々になってしまう。先週末にはドル円は81円台に入ったものの、その後は見事に跳ね返されている。だから82円ちょうどにかけては、かなり下げ渋りそうだ。一度、朝のドル円ショートは欧州市場で82.20台で止まったあたりでゲットアウトした。
今も82円台前半にとどまっているが、さらにここから売り込んでいくには相当のタイトストップで売らねばならないだろう。だがドル円はまたショートで入ることを考えている。
今晩は失業保険くらいしか目立った指標はない。最近は35万人くらいでは良かったといって市場は驚かないし、これがドル買い要因にはなるとは思えないので、この指標が出たタイミングを見計らってドル円の売りでも仕掛けてみようかな。
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