アメリカの追加緩和がなさそうだということで、昨日のアジア時間では日本株が急落した。日経先物は大台の1万円を割り込んでからというもの、投げ売りのフローがたくさん出てきて、リスク回避の動きがとても強くなった。しかしクロス円の売り圧力は強いというものの、ユーロ円はここ最近のレンジの下限である108円台をちょっとのぞき見する程度だ。
やはり年初からの上げ相場のサポートともなっているので、簡単にはブレークしない。 米国株は値を戻してクローズした後だけに、日本株は実質もなく緩和期待だけで上がっていたのだなあと思われているのだろう。午後から日本株が一段安しても、なかなかユーロ円のきれいな下落は見られなかった。
私は日経先物の1万割れとほぼ同時にユーロ円を売り込んでいったのだが、109.28のショートポジションは20ポイント強しかフェイバーにならない。むしろ買いがウヨウヨ出てきて、すぐに109円台にまでリカバーしてしまう。あぁ、やはり108.45を抜けたのを確かめてから売ればよかったのかも~。そこは111円台まで上がった後の最大の押し目なのである。
アジア時間は楽しくなかったが、欧州時間になるとスペインの国債入札が不調だったということで、信用不安が再燃する形となった。本来ならば素直にユーロ売りということでユーロの全面安になればいいものを、欧州株が目立って下げてきたのでリスク回避の性向が強くなった。ユーロドルは30ポイントほどしか下がらなかったのに、ドル円では60ポイントほど。
しかるにユーロ円だと1円幅以上の下げとなった。結構、すぐにユーロ円の下限は割り込んできて、108円台の前半へ。ここからもっと加速するだろう思ったが、存外にものろい。アーリーニューヨークで107円台には突っ込んだものの、すぐに強力なショートカバーに見舞われた。私は辛い時間も長かったため、安全運転をすることに決めた。
本当ならば、売り増すところである。しかしどうも入りどころでつまづいただけに一回はゲットアウトした。また後でもう一度考え直して、それでも売りと出たら、また売り直せばよいだけのことだ。
ADP雇用指数はほぼ予想通りだった。ドラギ総裁が利上げに関して否定的なコメントをしたことで、ユーロドルが1.31台割れをトライしにいく局面もあったが、下げ切らず。センチメント指数でも動かずで、唯一、原油価格の急落があって101ドル台になったのがリスク回避の材料とされた。しかしユーロ円にはダイナミックな動きはなかった。
ドル円は81.50から82.50がコアレンジとなってしまったような感がある。そのため82円ちょうど近辺では手が出しにくい。またユーロ円は安値ゾーンを切り下げたといっても、信託系などはクロス円の押し目買いの注文をせっせと出しているようで、需給面から見ればなかなかすんなりと下がりそうには見えない。
ユーロドルも最近は100ポイントレンジにおさまる日々が続いており、走り出すには何か新規の材料がほしいところだ。昨日はなんだか久しぶりに欧州の信用不安がトピックになったので過度に反応したが、それでも値幅は狭いままである。
明日の夜に雇用統計をひかえて、今晩は様子見となりそうだ。欧州はイースターだし、私も体力を温存するためにも、何もしないで寝ようかと思っている。ドル円が81円台に入るとか、ユーロドルが1.30台になるなどしたら、思わず為替相場につきあってしましそうと思っていたら、ホントにユーロドルは欧州時間に入ってから1.30台に入ってきてしまった(苦笑)。
日本時間 18時20分
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