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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

人民元のバンド拡大の影響やいかに
米経済イベントでさらに円高となるか!?

2012年04月16日(月)17:02公開 (2012年04月16日(月)17:02更新)
持田有紀子

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 金曜日は昼間に中国のGDPが発表されて、これがちょっと失望ものだったので、マーケット全体がややリスク回避に向かいたいような感じで、欧州市場に突入した。グローベックスでの米国株が下げ切れていないのは、ニューヨークオープン前の金融関連の決算発表を控えているからである。すでに大きな利益が事前予想で出ているためもあって、積極的にリスク回避行動に出られないのだ。

 私もユーロドルでも売ってみたいと思っていたのだが、20時過ぎまでは手を出すことははばかられた。やはり一瞬にして持っていかれるのがイヤだったし、同じ売るにしても戻しがあるならば利用しない手はないと思ったからだ。しかし目の前ではユーロ円もユーロドルもなんだかズールズルと落ちてくる。前日に1.32台に久しぶりに乗せたのだが、その高値をロスカットラインにして、1.31台の後半で素直に売っておけばよかった。

 欧州市場で話題になっているのは信用スプレッドの拡大である。3月末あたりからにわかにスペインの信用スプレッドがひらいてきているが、どうもこのまたイタリアやスペインの中期債が再び大きく売られだしているという。これがユーロの重さの原因になっているのは間違いない。

 下げてきたユーロドルも、20時発表のJPモルガンの決算前には、さすがに値を戻してきた。前日の高値が1.3213だったので、できれば1.3180アッパーでショートメークしたいと思っていたが、その手前で妙に小動きとなってきた。決算はかなり良かったが、グローベックスでの米国株の反応もイマイチで、不安を抱えるユーロは弾みのついた上昇をするわけがない。

 私はユーロドルは売りづらいし、そんなことを言っていると、私はこのまま永久に売れなくなってしまうと意を決して、ユーロ円を売っていくことにした。ドル円もベアだったからだ。106.64で売った後で、どこにストップ注文を置こうかと考えたが、昼間に107円台もあったのだなと思うと、107.10とかで買い戻しをするのはちょっと遠すぎる。無理はしたくはないので、106.85で置いておいた。これがダンになっても、また売り直せばいいや。

 ユーロ円は106.40位までは下がるのだが、なかなかサポーティブな動きが出て、下がっていかない。米国株が下がり始めたので比較的に安心して見ていられたのだが、それでもユーロ円の下げは鈍かった。ようやくスルッとワンステージ下がったのは、ミシガン大学のデータが出てからだった。ユーロドルが1.30台に落ち込んでいる。効率的にはユーロドルにこだわるべきだったようだ。

 それでもユーロ円は105円台に突入してきたので、私も利食い千人力をした。ユーロクロスはユーロポンドに見られるように、下がっても現在のレベルがクリアに下抜けしないと走り出さない形をしている。ユーロ円もここ最近のレンジの下限である105円台では、いったんはショートはやめということだ。

 週末には人民元の為替レートの変動幅が、従来の2倍の1%まで拡大された。これは実質的な人民元の切り上げとみなされるわけだが、これが円相場にどのような影響をあたえるのか、週明けの為替相場の動向に注目が集まった。単純に考えれば、米ドル対アジア通貨という意味では当然、ドル円も値下がりするだろう。

 しかし人民元の価値が上がるということは、これまでの中国からの生産物の値上がりを意味することにもなるので、産業的にはマイナスの効果もいなめない。それが日本経済にとってマイナスだという見方のほうが強く出れば、一時的にも円売りの方向で働くかもしれない。

 本日の早朝の為替相場を見る限り、先週のリスク回避の展開を続けているだけのようにも見える。それでも円相場は下値に張りついたままだったが、終盤になるとついにユーロ円も105円台を割れて104円台に突入してきた。とりあえずは2月以来の安値を更新してきている。

 そしてユーロドルも下攻めが開始されており、これで何度目になるか、1.3000の大台割れをアタックしている。今後は中国の金融当局者のコメントなども出てくるだろうから、そちらの方にも警戒の目を向けておかないといけないだろう。


日本時間 16時50分

 

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