ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ホーキッシュなFED要人の発言相次ぐ
敬意を払ってドル買いで勝負中!

2012年05月02日(水)17:55公開 (2012年05月02日(水)17:55更新)
持田有紀子

波乱の「日経平均」や「NYダウ」の下落局面も収益チャンスに! 話題の「VIX指数」も取引できる【CFD口座】を比較!

 昨日のニューヨーク市場では、その前日にCAPMが為替相場の流れを決定したように、同じくセンチメント系の指標であるISMの製造業が流れを決定した。私もドル円が80円台に戻りきらないことをよいことに、ショートポジションをキープしていたのだが、ISMが良かったことをうけてマーケットはまた過敏なまでの反応を示した。

 まあ、この日がこれしか材料がなかったことも理由のひとつであろう。それまで安値模索をしていた米国株も急反発となり、リスクの許容度が増大。そして急激な円売りも開始された。そもそも円ロングのポジションもたまっていたのは間違いない。私の80円ちょうどの買い戻し注文もあっというまについてしまった(笑)。

 昨日は経済指標を見て、ポジションがなくなった後には、私はすぐに相場より撤退した。しかしその後にいろいろ出てきたニューヨーク市場での要人発言を見て行くと、かなり金融政策に関してホーキッシュな意見が多発してきているということに気がつく。

 出た順に列挙していくと、ラッカー総裁は「2013年なかばにも利上げを行う用意」とし、エバンス総裁は「金融緩和を続けていると、そのうち流動性のワナに陥る」と言っている。ブロッサー総裁も同様に「2012年の後半か2013年の前半までに利上げをする必要性」を説いている。

 長期にわたる金融緩和も長くはなさそうだという見方もあって、昨日の長期債相場では長期金利が上昇したが、これが一時的なものかどうかは今後の為替相場のなかにおける米ドルの位置づけを考えていく上でも重要となりそうだ。これよりいよいよ出口戦略のワードが再登場してくる段階となれば、強烈なドル買いを伴うかもしれないからだ。

 ただし本当にその契機となるのか、それをうらないのは難しい。雇用の回復はまだ完ぺきとはいえないし、失業率が7.0%を下回ってくるまでは次回の利上げはありそうもないことを考えると、確かに2014年の後半まではありえそうもない。

 しかし株価などは完全に回復しているのだし、昨日のニューヨーク市場ではダウ指数が2007年来の高値を取り戻したと騒がれもした。明らかにリーマンショックの前のレベルであり、サブプライム問題が取りざたされ始めた頃である。いつ通常に戻すという理由で、最低限の利上げを行ってもよいタイミングなのである。

 ただ秋に大統領選挙を控えているので、政治的な側面から困難であるという見方もある。しかしこれもコモディティ価格が落ち着いているからであり、原油価格がまた115ドルを越えてこようものならば、再びインフレ懸念が台頭してくるのは言うに及ばずである。とにかく次回以降のFOMCなどがいっそう注目を浴びてくることになるだろう。

 さて本日は朝から円売り基調。私も80円台に乗ったところでドル円をロングにしてみようと思っていたので、昨日までとは打って変わって、反対にドル円を買ってみた。仲値の決定前後は高いと思ったので、しばらく我慢してみたが、あんまり下がらず。80.19で買うのがやっとだった。そもそも上がるだろうと思っているのだから、再び79円台に突入すると、これはこれで困るのだが…。

 東京市場の午後になって80.40位まで上げ、欧州市場にバトンタッチする頃にはさらに20ポイントほども上がったが、さすがにオファーもたくさんあるようだ。84円台から落ちてきているのだから、逃げの売りや戻り売りでいっぱいのようである。スピードは相変わらず遅い。

 昨日はイギリス以外の欧州は休みだったので、本格的に為替相場が動き出すのは今日からとなる。欧州序盤で信用スプレッドの動向も気にかけながら、ドル円のロングで勝負だ。しかし完璧なブルではないので、1円も上がるとは思っていない。80円台の後半で売れれば上首尾という感じである。


日本時間 17時40分
 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

■持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」の関連記事

GMO外貨[外貨ex]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
メキシコペソ比較 CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング
メキシコペソ比較 CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る