昨日はドル円やユーロ円も調整の一日になるかと思われた。朝からドル円は値を崩しており、ユーロドルも1.35台を割れてくるなど、クロス円にも上昇の勢いが見られなかったからだ。 とはいってもドル円はまだ92円台だ。とても安くなったというレベルではない。
前日につけた今年の最高値である93.17から見れば安いというだけで、先日の甘利大臣の発言で押した87.80にも程遠いくらいに高いままだ。そこで私の目はユーロドルに向かっており、これを戻りで売るのか、突っ込みで売るのかの、売り場探しをしていた。
ドル円がちょっとショートカバー気味だと思って見ていたが、突然、92円台の後半まで上がり出した。しかもなんだか激しい動きである。いろいろと情報ソースを当たってみたが、日銀総裁の白川氏が任期満了を待たずに3月に辞任するというニュースだけしか該当するものがなかった。
たしかに白川総裁はアベノミクスのターゲットになったような人なので、その本人が辞意を表明したらアベノミクスとしょうしてリスクテークがもっと進むのではないかとの見方もできる。しかし本当にこんなことでマーケットが動くのだろうか。私は不審に思いながらも、ちょっと手が出しづらくなってしまい、すこし相場の成り行きを見ていることにした。
ユーロをベア目で見ていた私にとっては、ちょっと不愉快な動きだった。ドル円の上昇によって、昼間まで安値攻めをしていた日経先物もナイトセッションで200円あまりも値を戻している。リスク許容度の増大によってユーロも買い戻されてきているからだ。ユーロ円が上がっていくのは仕方がないにしても、ユーロドルも堅調そのものだ。
欧州序盤の水準からほとんど押し目らしい押し目も作らずに100ポイントほども上昇し、ニューヨークオープンとなった。私もそれまでになんどかユーロドルを売ってみたりしているのだが、ほんの数ポイントの勝ち負けを繰り返すのみで、まったくお金が残らない。基本的にユーロブルに構えていないのだからそんなに勝てないのはしかたがないのだが(苦笑)。
それにしてもドル円は強かった。93円台に乗せてきて、一度は押し込まれたが、二度目はしっかりと新高値を取りにいった。欧州勢も買って、ニューヨーク勢も買って、ドル値は93円台のミドルでアジア時間に戻ってきた。
そして東京市場でも朝から高値攻め。93.75あたりまで攻めた後は、ちょっと利食い売りに押された。しかし午後からは日本株が上昇をはじめ、日経先物は民主党政権の間の高値であった11390円を上抜けしてくると、妙に円売りも強くなった。それでドル円も93円台の後半を攻め立てた。そして94円台乗せも見せた。94円ちょうどには大きなバリアオプションでもあったのだろう。
バリアのショート勢、すなわち防戦しないほうだが、それのポジションはバリアラインを越えると巨額なフェイバーなFXポジションが出てくる。それを急速に利食わねばならない立場になるわけだが、それが94円台突破とともに出たのだろう。その後ドル円は30ポイントほども押し込まれることとなった。
問題はこの後の値動きであろう。再び上値追いをするのかどうかである。今晩は大きな指標もないので、やはり市場の関心は円相場の行方になってくるのだろう。いったんバリアをクリアした後の残骸の部分にご丁寧に攻め込むのかどうか。攻めきれない場合は1円級の下押し調整も考えられるので、ニューヨーク時間の午前中までは要注意でいる。
日本時間 16時20分
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