ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ショートカバーもなかなかきつい
ドル円の高値追いできるか株価ウィッチ

2013年02月22日(金)18:19公開 (2013年02月22日(金)18:19更新)
持田有紀子

FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた!

 昨日の欧州時間は、ドル円は93.40あたりで、ユーロドルは1.32台のミドルで始まった。FOMCでQE3の規模縮小が話し合われていたとあって、ドル金利の上昇が期待され、為替相場がドル高方向に向かおうとしているところ。それはユーロドルにもよく現れて、1.32台まで下がってきた状態である。ここ最近の一番安い地点だ。

 私としては米国株が大幅下落した後でもあるので、欧州株にでもさらなる下落の兆候が見られたならば、リスクオフということでドル円かユーロ円のショートで攻める。またはこのままドル買いの流れが続きそうならば、ユーロドルかポンドドルのショートで攻めようと目論んでいた。

 17時半に発表のドイツのPMIが予想よりも悪かった。最近は景況感の改善が進んでいると思われていたドイツだったが、久しぶりに悪いデータが出てしまった。ユーロドルはすでに急落し始めていたが、私は気にせず1.3233で売っていた。東京時間での安値である1.3236も下回ってきているので、突っ込んで売っていっても問題はないと思ったからだ。

 それでもユーロドルの1.3200割れ近辺では、ものすごくもんだ。私が売ってから50ポイントほども速攻でフェイバーになってくれるほどの下げの勢いが強かったならば、売り増しでもして楽しむところだったのだが、10ポイント落ちても、急速に10ポイント跳ね上がる。走らない。

 とてもじれったい状態だ。ポンドドルの値動きをチャートで見ると、ポンドはむしろ上がっている。ユーロの下げが、ここ最近の下げによるポンドショートの積み増し分のカバーを誘っているのだろう。素直にユーロで参戦しておいてよかった。

 ユーロドルが1.31台に入ってからは、下げのペースはいっそう遅くなった感じだ。自分が下がるのを期待しているので、そんな風に感じられるのかもしれない。ドル円も92円台に下がってきたので、ユーロ円も相当に下がっているのだろう。ドル円かユーロ円が切り返しにかかったら、私もユーロショートを買い戻そうと思った。

 21時過ぎにドル円が急激に反発。93円台に戻してきた。要因は何であるかに関わらず、私はユーロドルを1.3182で買い戻した。これからニューヨークオープン前に経済指標もたくさん出てくる。それを確認してからポジションを作り直してもよいだろう。

 アメリカの経済指標はいろいろ出たが、欧州のPMI、すなわち景況感でマーケットが崩れた直後だっただけに、フィリー指数への注目がにわかに高まって、その上、それが予想を大きくした回るマイナスの景況感だったことが、リスク回避を加速させた。米国株は前日の流れを受けて安くスタートしたが、景況指数の悪かったことでさらに安値模索。ドル円は再び92円台に落下した。

 私はユーロドルとドル円と両方を売り込んでみた。合成したらユーロ円のショートと同じである。どちらかが激しく落ちてくれれば、もうけものだ。しかしユーロドルは1.32台に戻した後でもあって、下からのビッドがきつく、なかなか1.3200を割り込んでくれない。ドル円もゆるそうには見えるが、値幅は20ポイントもない。どちらかをクローズして寝ようと思い、ユーロドルをほぼ同値で買い戻した。ドル円は指標直前の戻し高値である93.30でストップ注文だけを置いておいた。

 今朝、起きるとドル円は93.00レベル。あれからは93.00の前後20ポイントの動きだったようだ。そのレンジのちょうど半値なので、とりあえず買い戻した。ほとんど夜中のポジショニングでは儲からなかったことになる。ユーロドルは欧州時間の安値よりもさらに更新したようだが、すでに1.3200付近にまで値を戻している。

 ドイツもアメリカも景況感のデータは悪かったわけだが、米国株は終了間際にかなりのショートカバーを誘って、全戻しとまではいかないが、多くの部分をリカバリーしている。そして今日のアジア時間でもドル円もユーロドルも堅調だったといえる。欧州株や米国株の動向を睨みながらの活動になると思われるが、昨日の安値攻めの後だけにドル円やユーロドルはショートメークしづらい状態だ。

 アジア時間の高値を越えてくるようならば、むしろロングで攻めた方が面白そうなのだが、今晩はイベントがない。日米首脳会談だけである。マーケットの材料になりそうなのはTTPに関することぐらいだろう。しかしこれでどのくらいグローバルマーケットに影響が出るのか、はなはだ疑問もあるが。


日本時間 17時30分

 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社、総合ランキング1位はココ!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング・トップ10、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性

ザイFX!最新&おすすめ記事

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
キャンペーンおすすめ10 ザイ投資戦略メルマガ 田向宏行
キャンペーンおすすめ10 ザイ投資戦略メルマガ 田向宏行
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る