昨日の欧州時間は、ドル円は93.40あたりで、ユーロドルは1.32台のミドルで始まった。FOMCでQE3の規模縮小が話し合われていたとあって、ドル金利の上昇が期待され、為替相場がドル高方向に向かおうとしているところ。それはユーロドルにもよく現れて、1.32台まで下がってきた状態である。ここ最近の一番安い地点だ。
私としては米国株が大幅下落した後でもあるので、欧州株にでもさらなる下落の兆候が見られたならば、リスクオフということでドル円かユーロ円のショートで攻める。またはこのままドル買いの流れが続きそうならば、ユーロドルかポンドドルのショートで攻めようと目論んでいた。
17時半に発表のドイツのPMIが予想よりも悪かった。最近は景況感の改善が進んでいると思われていたドイツだったが、久しぶりに悪いデータが出てしまった。ユーロドルはすでに急落し始めていたが、私は気にせず1.3233で売っていた。東京時間での安値である1.3236も下回ってきているので、突っ込んで売っていっても問題はないと思ったからだ。
それでもユーロドルの1.3200割れ近辺では、ものすごくもんだ。私が売ってから50ポイントほども速攻でフェイバーになってくれるほどの下げの勢いが強かったならば、売り増しでもして楽しむところだったのだが、10ポイント落ちても、急速に10ポイント跳ね上がる。走らない。
とてもじれったい状態だ。ポンドドルの値動きをチャートで見ると、ポンドはむしろ上がっている。ユーロの下げが、ここ最近の下げによるポンドショートの積み増し分のカバーを誘っているのだろう。素直にユーロで参戦しておいてよかった。
ユーロドルが1.31台に入ってからは、下げのペースはいっそう遅くなった感じだ。自分が下がるのを期待しているので、そんな風に感じられるのかもしれない。ドル円も92円台に下がってきたので、ユーロ円も相当に下がっているのだろう。ドル円かユーロ円が切り返しにかかったら、私もユーロショートを買い戻そうと思った。
21時過ぎにドル円が急激に反発。93円台に戻してきた。要因は何であるかに関わらず、私はユーロドルを1.3182で買い戻した。これからニューヨークオープン前に経済指標もたくさん出てくる。それを確認してからポジションを作り直してもよいだろう。
アメリカの経済指標はいろいろ出たが、欧州のPMI、すなわち景況感でマーケットが崩れた直後だっただけに、フィリー指数への注目がにわかに高まって、その上、それが予想を大きくした回るマイナスの景況感だったことが、リスク回避を加速させた。米国株は前日の流れを受けて安くスタートしたが、景況指数の悪かったことでさらに安値模索。ドル円は再び92円台に落下した。
私はユーロドルとドル円と両方を売り込んでみた。合成したらユーロ円のショートと同じである。どちらかが激しく落ちてくれれば、もうけものだ。しかしユーロドルは1.32台に戻した後でもあって、下からのビッドがきつく、なかなか1.3200を割り込んでくれない。ドル円もゆるそうには見えるが、値幅は20ポイントもない。どちらかをクローズして寝ようと思い、ユーロドルをほぼ同値で買い戻した。ドル円は指標直前の戻し高値である93.30でストップ注文だけを置いておいた。
今朝、起きるとドル円は93.00レベル。あれからは93.00の前後20ポイントの動きだったようだ。そのレンジのちょうど半値なので、とりあえず買い戻した。ほとんど夜中のポジショニングでは儲からなかったことになる。ユーロドルは欧州時間の安値よりもさらに更新したようだが、すでに1.3200付近にまで値を戻している。
ドイツもアメリカも景況感のデータは悪かったわけだが、米国株は終了間際にかなりのショートカバーを誘って、全戻しとまではいかないが、多くの部分をリカバリーしている。そして今日のアジア時間でもドル円もユーロドルも堅調だったといえる。欧州株や米国株の動向を睨みながらの活動になると思われるが、昨日の安値攻めの後だけにドル円やユーロドルはショートメークしづらい状態だ。
アジア時間の高値を越えてくるようならば、むしろロングで攻めた方が面白そうなのだが、今晩はイベントがない。日米首脳会談だけである。マーケットの材料になりそうなのはTTPに関することぐらいだろう。しかしこれでどのくらいグローバルマーケットに影響が出るのか、はなはだ疑問もあるが。
日本時間 17時30分
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