昨日のアジア時間ではドル円が本当に重たかった。ドル円は92円台に乗せてくるのがやっと。ちょっとでも戻りがあれば、そこはすかさず売り込まれる。これまでドル円では押し目買いしようにも押さない状態が続いてきただけに、こんなに重い相場展開を見せつけられると、ちょっと感覚に慣れるまでに時間がかかる。
ただイタリア選挙の後の月曜日の安値が90.88で、火曜日の安値は91.14だった。だから下値のメドがないわけではない。逆張りしていくにしても、そのあたりがロスカットゾーンになるだろうし、突っ込み売りをするにしても、その節々を抜けてからということになる。
私としては91.14を意識している。そこで91.50以下は買ってみようと思っていた。ストップ注文は91.10である。ただし問題は相場がそこまで下がるのかどうかだ。昨日の欧州序盤は91.75あたりで始まったが、これは何度も上サイドをアタックした後の、ほぼ底値圏である。いかにも売り圧力が強いのがうかがわれる。
心配されたイタリア長期債の入札は無事に通過。それで一瞬はユーロ買いが激しくなったが、すぐに元のレベルに落ち着いた。それでも安心感からかユーロは腰の強い展開となり出したが、ドル円だけはすぐに戻りを売られる。ドル円は91.50を目前にしてアメリカの経済指標の時間を迎えた。
耐久財受注の数字はブレが大きいので、あまり当てにはならない。それでもこの指標の発表がきっかけとなって、ドル円は91.50を割り込んできた。ドル円は91.35あたりまで差し込んで、すぐに跳ね返った。といっても10ポイントほどだけ。ネクストチャンスでは拾おうと思って、私は91.37で買い注文をすぐに出した。逆張りなのでポーションはスモールだ。ストップ注文は予定通りに91.10。
10分ほど待つとダンになったが、ドル円はそこでは止まらずにさらに下げた。なんと前日と同じところ、すなわち91.14でピッタリと止まったのだ。ちょうど米国株がオープンするのと時間帯が同じだったため、上昇して始まった株価なのでリスクテークの観点からドル円は上昇に向かった。
91.14で止まったのは運が良かったとしか言いようがない。これだけは狙って出来るものではない。しかしこの後のドル円の上昇については米国株が上がるのを停止したところが、利食いのタイミングとなると思って構えていた。だがその米国株はオープン直後からひたすら上がり続けた。
だから私も安心してその間は円ショートをキープできた。利食いなので、眠いなどとは言っていられない。株価が反転するまでじっと待つのだ。朝まで上がり続けたら、ドル円も93円台とかになるだろうし、それはそれで嬉しいことだ。
しかし夜中の2時前に米国株は一服。それでドル円も利食いの季節を迎えた。91.91で売った。個人的にはもっと上がりそうなものだと思っていたのだが、株価上昇が止まった以上は仕方がない。
バーナンキ議長が前日のテクストと同じ内容の証言しかしていないのに、そのリフレインで市場は安心感を得たいらしい。結局のところ、米国株は上昇に一服はあったものの、さらに一段高して大幅高で終了した。ドル円も92円台に乗せてきている。
今日のアジア市場でもリスクテークの流れは継続した。邦銀勢を中心にドル円は朝から買われ、昨日の海外市場での高値も抜けてきた。さて今晩だが、いよいよ今年の最高値の近くまで戻ってきたドイツやアメリカの株価が上方ブレークできるかどうか。それとも失速するのか。これの見極めがつくのはニューヨークオープンを待たねばならないだろう。
夜の0時を越えてきたあたりで米国株が上伸しているようならば、ドル円かユーロドルを買ってみる。米国株は下がっているようならば、反対に売ってみる。とくに大幅に下落しているようならば、大きめのポジションで勝負してもよいのではないかとも考えている。
日本時間 17時00分
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング) | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年11月5日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)