■黒田日銀体制スタート! 大胆な金融緩和に踏み切りそう
みなさん、こんにちは。
黒田日銀体制がスタートしました。一昨日の財務金融委員会で参考人として答弁に立った黒田氏は、デフレ脱却に向けて強い決意を示しています。
また、今までの日銀の金融緩和政策に関しても、不十分であったとの認識を示し、量的にも質的にも今後、大胆な金融緩和を推進していく必要があると述べています。
さらに、物価目標2%を2年程度で達成することに対して責任をもって対応すると、改めて強い決意を述べています。こうした発言を聞く限り、今後日銀は積極的な金融緩和に踏み切っていくことになるのではないでしょうか?
■4月の日銀政策決定会合に注目! 国債購入枠拡大へ
まずは、4月3日(水)~4日(木)に日銀政策決定会合が開催されますので、そこでどんな発表がされるのかに注目が集まりそうです。すでに新聞等で報道されていることですが、国債の購入枠を拡大することが検討されています。
もう少し具体的には、白川元総裁下で導入した「資産買い入れ基金」と、「通常の資金供給のための国債買い入れ枠」を統合し、緩和規模をわかりやすく示すことが検討されているようです。
実は、この点に関しては、市場関係者の中からも「わかりにくい」という声が上がっていましたので、2つを統合することで、より金融緩和の状況が市場に伝わりやすくなるのではないか、と期待しています。
■政府も水面下で市場との対話を強化しているよう
政府も水面下では、さまざまなかたちで、市場との対話を強化しているようです。
1995年に、1米ドル=79円台にまで米ドル安・円高が継続した局面において、当時の大蔵省は、国内外の機関投資家と直接対話をしながら、規制緩和・為替介入を実施することで、円安傾向への転換に成功しました。
(出所:米国FXCM)
今回、財務省は、このときの経験を生かし、同様の対応をしているようです。
また、これも報道で明らかにされていることですが、日本の公的年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も、今後ポートフォリオの見直しに着手し、リスク資産の構成を増やすことを検討すると言われています。
これもどうやら、水面下で政府サイドから交渉が行われるフシが、うかがえます。
海の向こうの朝鮮半島では、北朝鮮が3度におよぶ…
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