■米ドル/円は96.56円を下回らなければ反転上昇
こういった視点で各通貨ペアを点検していくと、おおむね以下の見方を提示できる。
米ドル/円は10月7日(月)安値の96.56円を下回らない限り、5月高値から構築された大型トライアングルを維持、また上放れを果たすだろう。
(出所:米国FXCM)
この場合、99円の節目の突破で最初のサインが点灯し、その後100.60円のブレイクをもってブルトレンドを加速する見込みだ。
■ユーロ/円は138円台、英ポンド/円は162円強がターゲット
ユーロ/円は6月安値からの上昇波を維持、同波の変動リズムを継続していくなら、次のターゲットは138.06円~138.90円と位置づけられる。
(出所:米国FXCM)
英ポンド/円は6月安値から8月高値までの変動レンジの値幅(757pips)を、そのまま10月9日(水)安値154.72円に上乗せし、次の変動レンジを形成するのではないかとみる。この場合、162.29円がターゲットとして浮上する。
(出所:米国FXCM)
■ユーロ/米ドルと英ポンド/米ドルは高値圏での推移に
ユーロ/米ドルと英ポンド/米ドルは、それぞれのメインレジスタンスを打診中。目先マーケット心理の継続で、いったん頭打ちを確認されてもしばらくは高値圏での推移に留まるだろう。
(出所:米国FXCM)
(出所:米国FXCM)
ゆえに、米ドル/円次第で、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)は、なお上値余地があるとみる。市況は如何に。
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