木曜日の夜にECB(欧州中銀)の利上げとアメリカのGDPが良かったことで、2連発のサプライズに踊らされた後の週末相場。ドル円は99円台まで上がっていたのに、ニューヨーク時間で急落して97円台で迎えることとなった。これだけ好材料に恵まれても、米国株は反落したので、よほど金曜日の雇用統計で心配しているのではないかとも思われる動きだった。
確かにどこを見ても今回の雇用統計への期待はとても低い。ほとんど多くの人が良いものが出てくるとは思っていなかった。就業者数の予想も12万人くらいがコンセンサスとなっており、まあ、10万人を多少下回っても仕方がないかという感じもした。
そしてドル円は98円台にまで戻してアジア時間を経過したが、それでもドルの売り圧力は強いままだった。ユーロドルもGDP発表後には1.32台まで進んでいたドル高だったが、1.34台まで押し戻されている。1.32台まで突っ込んだ後のマックス戻しが1.3450だったので、そのあたりをレジスタンスとする動きが続いた。
これだけ雇用のデータが悪いと思われているのだから、いまさら悪いほうに賭けても面白くはないだろう。すでに出来上がっているであろうポジションのことを考えると、そう簡単にはドル安、金利安の方に動くとは思えない。そこでドルロング作戦を考えるわけだが、せっかくユーロドルも1.34台の前半まで戻ってきていることだし、レジスタンス越えの1.3460あたりで損切りすればいいので、入り口と出口も明確である。
あとはどこでユーロドルを売るかだ。ストップロスまでの距離を考えると、すでに売ってもよいレベルにある。ここは大崩れでもない限り、指標発表の直前まで様子を見た方がよいだろう。雇用の数が悪いと予想する向きが、さらにドル売りを仕掛けてくるかもしれない。指標が発表される前に、自分の体力を使い果たすというのもだし…。
ドル円でドル買いをしてもよいのだが、私が見る限り、あまり上に行きたそうにしていない。昨日からの99円台でのシコリも当然、残っているだろう。ユーロドルを売ってドルロングに構えるのだが、1.3430あたりまでが戻りの限界のようだ。指標が悪くてストップ注文がついても30ポイントだ。あまり経済指標を当てにいくようなポジショニングは好みではないが、自分の考えているテクニカルの領域にも入ってきたし、とりあえず売ってみることに。出かける用事もあったので、ロスカット注文も1.3465において、1.3426で売りこんでおいた。
結果が出た瞬間にドル高に傾いた。思ったほど、悪くなかったのだろう。とりあえずユーロドルの買い戻しを考えることに。前日のECBのときを同じように1.3355で1回目のトライは止められた。しばらくは1.3370あたりを中心に安値張り付きしていたのだが、急激に戻り始めた。その後は上がって1.34台に戻すことはなかった。
ニューヨークオープン後に米国株は切り返し、それにつれてドル買いの流れもまた強まってきた。ドル円は再び99円台へ。ユーロドルも1.32台へのアプローチを開始した。月曜日の米国は祝日でもある。結局、ユーロドルは1.3317近辺までだった。ともかく終わってみれば、株高・ドル高・金利高となっていて、木曜日とは完全に反対の動きとなった。
今日はアメリカが休み。株だけはやるようだが、参加者が少なくなるので、マーケットの動きは鈍くなりそうだ。先週は後半でマーケットは上下に振らされたので、今夜は中休みになるのかもしれない。木曜日のイエレン副議長のFRB次期総裁に向けての公聴会などもあり、今週もまた後半のほうにイベントが多い。
日本時間 17時00分
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