金曜日は雇用統計だった。発表までは様子見が続くのかと思われたが、すでにアジア時間でも雇用が改善されているのではないかとの観測が強まったせいか、リスクテークが進んだ。前日のニューヨーククローズで日経先物は15060円あたりで安値引けしていたのに、それが東京オープンからは切り返し。海外市場の流れをフォローしない、日本人だけの取り組みであった。
ドル円も101.65あたりで始まっていたが、リスク許容度の回復とともに次第に上昇。アジア時間の終わりにかけて102円台を回復し、リスクフルの状態で夜の雇用統計待ちとなった。私としては夜まで動かないと思っていたので、アジア時間は手を出し損ねた。
欧州時間は完全に様子見だが、それでもややドル高が進んだ。アメリカの長期金利もやや高い。雇用の結果が良くて、それゆえに12月のテイパリングを織り込みにいっているようだ。欧州序盤からクロス円も上がってきて、ユーロ円は139円台の後半まで戻ってきた。先日、140円ちょうどでの振り落しがあった分だけ、このゾーンでのユーロ円はかなりのシコリによって抵抗するものと考えられる。
そして雇用統計が良ければ、それに歩を合わせて上方ブレークに至るのかもしれない。いずれにしてもユーロ円を売るのも買うのも、この140円をはさんだ今が絶好なのだろう。139.72でまずは売ってみた。これはテクニカル的な理由から。先日の高値である140.03を越えたら倍返しということで、140.50でド転の買いストップ注文を置いておいた。
発表直前のレベルは、ドル円は102.30まで上がってきたところ。ユーロ円も高くて、1390.80を触っている。ナイトセッションでの日経先物も15400円を触っており、朝の水準からは300円以上も上昇。グローベックスでの米国株も値動きは鈍いが、高値圏を維持。
結果は就業者数が20万人を越える増加。なんと失業率は7.0%だった。最初に反応したのは、米国債。やはりテイパリングありということで国債価格は急落。長期金利の上昇でドル買いも。ドル円は102.70あたりまで急上昇し、ユーロドルも40ポイントほど下がった。ドルの全面高で進んでおり、株価はハッキリとしない。
雇用の改善が景気に対してプラスだと考えれば株買い材料なのだが、緩和縮小が早期に始まるとすると株売り材料にもなる。株価の行方がはっきりしない。ユーロ円は着実に上がってきて140円台に乗せてきた。そして私のユーロ円は損切りさせられて、ロング転することになった。
ユーロ―円は140.07あたりまで高値を更新したが、そこまで。全員がロングにしたいところでもある。そこでポジションの偏りも出てくるはずだ。せっかくロング転したのに、ユーロ円は139.70あたりまで反落。その間、米国債が反発模様になっていた。テイパリングを期待している以上は、債券相場の上昇は好もしくない相場の流れの変化を意味するからだ。
ドルの全面高で反応したファーストアクションだったが、ユーロドルが切り返しはじめた。雇用統計の出る前の水準まで逆戻り。やはり債券相場が元に戻ったのが効いているのだろう。それにつれてユーロ円も再び騰勢を強めてきた。今度のユーロ円は140円台のミドルまで上昇。私はショートでヤラれたことだし、さっきまでロングもイマイチだったので、ここは利食い千人力ということで140.42でロングポジションをクローズ。
その後はミシガン大学が良かったことなども手伝って、ユーロ円は一段高。米国株が大幅上昇に向かったこともあり、リスクの観点からもユーロ円は141円台まで見ることになった。そしてそのまま高値圏での終了。
週明けは先週からの流れを引き継いでスタート。早朝からクロス円が高い。ドル円も103円台に乗せてきた。グローベックスでも米国株は金曜日の高値を越えて始まって、ややリスクテークが先行。しかしリスクテークが一巡すると、やや警戒感も強まってきた。ドル円の103円台はやはり重いのか。これは欧州時間にかけての挙動を見極めたいところ。
日本時間 16時10分
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