ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

高い期待とは真逆な雇用統計、
リスク調整の具合を確かめる重要な週に

2014年01月13日(月)18:31公開 (2014年01月13日(月)18:31更新)
持田有紀子

波乱の「日経平均」や「NYダウ」の下落局面も収益チャンスに! 話題の「VIX指数」も取引できる【CFD口座】を比較!

 先週の金曜日は雇用統計だった。水曜日に発表された民間調査のADP指数では、就業者数が23万人も増加していたこともあり、期待だけが強まっていた。欧州時間ではドルが上昇。ドル円は105円台を再び回復しており、グローベックスセッションでの米国株も歴史的な最高値をうかがう水準まで上がってきた。ドル円も米国株も昨年来の高値付近まで戻してきた状態での発表となった。

 しかしその結果は悪かった。就業者数は軽く20万人を越えてくる増加幅だと見込まれていたのに、たったの7万人台の増加にとどまったのだ。これは大きな失望である。一方の失業率は6.7%となって、これは前回の7.0%よりも大幅に改善したことになる。0.3ポイントというのは、あまりにも大きすぎる改善であるため、即座に労働参加率が悪化しているだけだろうという結論に達した。つまり職を求める人自体が減っているということである。雇用環境としては最悪の状態である。

 それを素直に受けて米ドルは全面安に。発表直前にフライイング的なリスクテークが起こったので、105円台で売ろうと考えていたのだが、うまい具合に105.15で売れた。これは今年の高値である105.44をバックにショート攻めしようとしたもの。つまりそこをレジスタンスと想定したテクニカル面からの売りなので、別にここでドル高がストップするとは思っていない。ただし雇用の結果が想定外だったら、その反動は大きいだろうとする思惑からのポジショニングである。

 ドル円は104円台の前半まで下落。でもその後は104.20から104.60あたりを往復するような感じ。これでテイパリングのペースが鈍るのではないかとの観測が強くなり、これで米国株がいまいち下げ切らない。リスク回避からの支援もないので、ちょっとドル円やユーロ円は下げ渋りといったところである。

 米国株がオープンすると、その時点から米国株は反落へと向かった。ドル円も下がり出したが、先ほどの突っ込み安値が104.20当たりだったので、その手前で利食い。104.26で買い戻すことはできたが、そのまま140円台割れとなり、今年の安値であった103.92を下回ってくる局面もあった。QE3の資産購入の対象である米国債は買い戻され、10年ものの利回りは2.89%台まで急低下。ドル保有の魅力が薄れたためである。

 今週もリスクの調整が続く展開で週明けを迎えた。ドル円はアジア時間の午前のうちに金曜の安値もブレークして103円台前半まで下落。欧州市場に入ってからは欧州株が底堅いこともあって、ドル円もその辺り踏み止まっている。リスク調整の動きがどこまでなのかを図るためにも重要な週となる。また米企業決算も本格化するので、ミクロ要因ではあるが、一喜一憂する展開になりそうだ。

日本時間 18時00分

 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

セントラル短資FX「FXダイレクトプラス」

ザイFX!最新&おすすめ記事

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
CFD口座おすすめ比較 トレーディングビュー記事 メキシコペソ比較
CFD口座おすすめ比較 トレーディングビュー記事 メキシコペソ比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る