「本気で稼ぎたいと思ったら、チャートは絶対に手で書いたほうがいい」。そう語るのは、ダイヤモンドZAi別冊 2014年1月号『ザイFX! 最強FXトレーダー10人続々登場!』に登場する総資産3億円超のスゴ腕相場師・アンディさん。
今でこそ大好きな釣りにお金もかけられるが、過去には数千万円の借金を背負ったことも…。相場の酸いも甘いも知り尽くしたアンディさんが、「絶対」というこだわりを持つ「手書きチャート」に、成功の秘密があるのでは?
やっぱりチャートは手書きしないとダメ!
「やっぱりチャートは手書きしないとダメだよ。すごい効果あるんだから、手書きチャートって!」
恵比寿様のような福福しい笑顔でそう話すのは個人投資家のアンディさん。プロのディーラーでもベテランになると「小僧時代は手でチャートを書いていました」なんて人は多いけど、クリックひとつでいろんなチャートが表示できる今、手書き派はかなり貴重だ。
「でも、勝ってる人はだいたい手で書いてる。ボクも先物時代からずっと書いてるよ」
アンディさんも、もともとは商品先物の営業マン。手書きチャートはその時代に身につけた習慣だそう。今では1本数十万の釣り竿も余裕で買えちゃうアンディさんだけど、ここに至るまではキツイ上り坂も経験している。
数千万円の借金背負って相場師の薫陶を受ける
「先物会社時代、ある人にハメられてね。相場で負けて数千万円の借金を背負っちゃった。仕方ないから一生懸命働いて返したんだけど、そのときに出会ったのが当時、商品市場の第一線で活躍していた相場師たち。ずいぶんかわいがってもらったし、相場の張り方も教わったよね」
インターネット取引が普及する直前、まだ相場に個人と個人の一騎打ちの気風が残っていた時代の話だ。アンディさんは大物相場師の薫陶を受けた、いわば最後の相場師。
「大物相場師に気に入ってもらうには、自分を認めてもらわないといけない。だから必死に相場分析を勉強したよ。新聞を切り抜いたり、当時普及し始めていたノートパソコンを使ったり。ノートパソコンっていっても今みたいに軽量のものはなくって、5キロくらいあったのかな」
5キロのパソコンに資料をつめこんで飛び回ったから、右腕だけがゴツくなってしまったそう。手書きチャートもこの頃に身につけた習慣なのだ。
本気で稼ぎたければチャートは絶対に手書き
「本気で稼ぎたいんだったら、チャートは絶対に手書き。勝てるようになるから」。
無事に借金を返済し終えたアンディさんは独立。商品先物や株で稼いで、やがてFXに出会う。先物時代に身につけた知識を武器にFXで荒稼ぎ、今や資産は3億円を超えるまでに!
「本気で稼ぎたいと思ったら、チャートは絶対に手で書いたほうがいいよ。誰かに本気の想いを伝えたいときって、直筆で手紙を書くでしょ? それと同じ。本気で稼ぎたい! って思うんだったら、その思いを相場に手書きで届けなきゃ。って、この話、10人に言うとみんなしばらくは手書きするんだけど、ちゃんと続くのって1人もいない。勝てない人は結局、本気になってないんだよね」
そう力説するアンディさん。たしかに手書きするくらいの熱意があれば勝ちやすいのかもしれないけど、チャートを手書きすべき理由とは?
パソコンでチャートを見る弊害
「手で書くと記憶に定着しやすいよね。それにパソコンのチャートで見ると、値幅が自動的に調節されちゃうでしょ。3センチのローソク足でも値動きが少ない日は30銭だったり、値動きが大きい日は15銭だったり。値動きのない日に長い足が出ると、惑わされやすいんだよね。値動きがないときに取引しても損するだけだから」
表示された範囲の値動きにあわせて縦軸の目盛が自動調整されてしまうチャートがほとんど。その弊害だ。
「ボクが使っているのはA1サイズの大きな方眼紙。1センチを1円にしてる。手書きチャートだといつも同じ縮尺だから見やすい」
本誌に登場している、おばらっちさんもチャートの縦軸の値幅を固定させていたし、「目盛りの固定」は上級者に共通する視点なのかも。アンディさんが、どんなチャートを書いているのか、教えてもらおう。
神の領域に達してしまえる「東京時間足」とは?
まず、アンディさんが手書きしているのは米ドル/円。1日1本ずつローソク足を書き足していくだけだから、慣れたら1分で済んでしまう作業だ。アンディさんはこの作業を夕方の日課としてる。ん? 夕方……?
「普通の日足じゃないから。朝9時から夕方5時まで、東京外為市場が中心となる時間帯の値動きだけを1本のローソク足にした『東京時間足』のチャートをつけているんです」
9時~17時は東京で働くディーラーが中心となる時間帯。でも、せっかく24時間動く為替市場なのに、17時から翌朝9時までの値動きを捨ててしまうのって、なんかもったいない。世界最大の為替市場であるニューヨーク市場の値動きだって、ガン無視しちゃうわけだし。
「為替市場が動きだすのは夕方からのロンドン市場が多いんだけど、ロンドン勢が取引の目安にするのって東京時間の高値・安値。だから東京時間足が効くんじゃないかな。プロのディーラーでも東京時間足を使っている人、多いみたいだし」
そういえば、ザイFX!でおなじみの某ディーラーさんも、東京時間足と同じ発想のチャートをつけていた。
「理屈はともかく、東京時間足を見ていると、とにかく値動きがピタピタっと当てられるんだよね。東京時間足の節目で止まるだろうなって思ってフェイスブックに書いたら、ホントにそこで止まったりね。最近は『神アンディ』って呼ばれちゃうくらい(笑)」
神の領域に達してしまえる東京時間足、どう見ればいいのか、アンディさんはその方法論も教えてくれた。
(このつづきはダイヤモンドZAi別冊 2014年1月号『ザイFX! 最強FXトレーダー10人続々登場!』で!)
(取材・文/ミドルマン・高城泰 撮影/和田佳久)
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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