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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

びっくり米GDPでもドル安は限定的、
依然としてボックス圏での動きか

2014年06月26日(木)15:27公開 (2014年06月26日(木)15:27更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州時間では為替相場は動かなかった。ドル円は101円台の後半に張り付いており、いつものレンジ、すなわち101.70あたりから102.20までのレンジ内でとどまっている。これだけながらく続いているボックス圏なのだから、どちらかにいきたいのだろうが、それはいつ起こるのか、どちらにブレークしてくるのか、今のところはまったくわからない。

 ユーロドルも1.3600をはさんだ動きが続いている。やはり月初の雇用統計の後から何度も1.35台の前半を攻め込んだが、それがちょっとシコリになって残っているようだ。またファンダメンタルズ的にもユーロの利下げ観測の勢いが、以前に比べると弱まってきている。ユーロ金利の先物価格も、利下げの方向には動かなくなってきている。

 経済指標はアメリカのGDP確定値と耐久財受注だった。GDPもファイナルとなると、マーケットの関心を集めないものだ。多少の大きな修正が出てきても、もう古い数字だということで無視されてしまいがちだ。しかし昨日のGDP確定値は、とても悪いものだった。マイナス2.9%だというのは、ここ最近では見ない数字だ。政府のシャットダウンとか、悪天候のせいにするには、あまりにも悪い。

 これは下方修正というには、離れ過ぎている。速報値と改定値では何を測定していたのかとも思える。ここ3カ月は為替相場もそれほども動いていないのは明らかだ。GDP統計にいちばん後になって反映されるのは、外需である貿易収支のデータだが、為替による影響とも考えられない。

 ともかくもマーケットはちょっとビックリ。グローベックスでは米国株は下押し。そして為替相場でもドル安で反応した。私は結果の数字をすぐには確かめていないので、ドル円やユーロドルの値段から「あら、GDPか耐久財受注が悪かったんだなあ」といった感じで見ていた。ちゃんと数字を確かめていたら、あまりにも悪いのでドル円かユーロドルでドルショートにしていたかもしれない。

 しかし値段だけ見ていると、ドル安といってもマックスで30ポイントほどドル安が進んだ程度のものだった。ユーロドルも急騰しているというほどのこともないので、とてもドル売りでトレンドフォローしていく気にはなれなかった。まあ、ドル円で101.50を下回ってきていたならば、文句なく私もドルを突っ込み売りしただろう。

 結果的に言うと、ドル売りはかなり限定的だったと見るしかない。実際に米国株も発表後に差し込んだが、現物株のオープン時にはかなり戻ってきて、リスク回避すべき緊張感なんかは完全に消え去ってしまっていた。その後はややドルの買い戻しが優勢となって、ドル安は進まなかった。米国株も切り返し、ニューヨーククローズに向かってショートカバーも促して、前日比でプラス転するまで上昇。

 今日のアジア時間でも材料薄のためもあって、マーケットは総じて小動き。海外市場でもイベントは少ない。今夜も昨日のレンジが継続するものと考えて、逆張りで臨んでいこうかと考えている。


日本時間 15時20分
 

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