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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

上値の重たいドル円、
為替相場の小動きも変わらずか

2014年08月28日(木)15:04公開 (2014年08月28日(木)15:04更新)
持田有紀子

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 昨日はアジア時間でユーロドルが安値を更新、1.3153まで突っ込んだ。それにともない、137円ちょうどで下げを踏みとどまっていたユーロ円もついにブレーク。欧州序盤では137円台まで戻してきたものの、ちょっとリスクテークの方向には動きにくいような状況で海外市場はスタートした。果たしてユーロドルの安値はもう一度トライしてくるのか。それが注目点だった。

 GFK調査のドイツの景況感は予想よりも悪かったが、これをきっかけにユーロは下がるようにはならなかった。むしろ底打ちを意識してのビッドが強まった。私もユーロ売りで参戦しようと思っていたのだが、材料が出ても下がらないものは売り込むわけにはいかない…。

 またユーロドルの下げる局面を狙っての画面にらみが続いたが、ドル円の方が頭が重かった。アジア時間で104円ちょうどを割りこんで103円台に突入した後は、まったくリバウンドする様子がない。ニューヨーク勢が参入してきても、マーケットは動意薄だった。

 しかし米国株が始まると、ユーロドルもドル円も上昇。クロス円が上がったわけだが、肝心の米国株は大きく値上がっているわけでもない。再び歴史的な最高値を狙い出しただけという感じ。これでは短期的なショートカバーに終わるかもしれない。

 ドル円は104.00をちょっとだけかすったが、戻しはそこまでだった。昨晩は何もしないで過ごしてしまったが、ニューヨーク時間では為替相場はほとんど動かず。ただしドイツの長期債をはじめとして、その他の欧州各国の長期金利の低下が話題になっていたようだ。

 たしかにドイツ債の10年ものの利回りも0.90%を割り込んできたというが、値幅は小さい。あまり「歴史的」というレベルにフォーカスすべきでもないだろう。その反映で為替相場の小動きともなっているのだ。

 先月とても良かったGDP速報値の改定値が出てくるが、今晩も動きが少なそうだ。米国株が高いレベルで止まっているのはよいが、そのまま小動きになることが予想される。ちょっと高値追いしづらい状況であることにも変わりがないので、リスク量の変遷から見ても、ドル円もユーロドルも小動きを強いられそうだ。

日本時間 15時10分
 

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