昨日はアジア時間で大きく円安が進んだ。根底に流れているのはドル高なのだが、アジア時間ではユーロドルがそれほども落ちなかったので、円の独歩安が目立つことになった。朝方の104円台の前半から50ポイントほども上昇。そして105円台に迫る勢いであった。円安が顕著だったので、久しぶりにアジア時間で日本株も大幅上昇。マーケット全体がリスクテークのほうに傾くのを助長した。
問題はここからである。簡単に105円台に乗せてくるのか。とりあえず105.44は今年の年初につけた今年の高値である。いうまでもなく、その手前では猛烈な抵抗が想像される。その売り圧力がどのレベルまで落ちてくるのか。すでに104.90とかは売りゾーンなのか。しばらくプライスアクションを見ながら、値の軽さを確かめるしかない。
欧州序盤では株価はしっかりしていた。ナイトセッションで日経先物は15850円まで上昇し、これは東京クローズから比べても200円弱の上昇をしている。グローベックスでの米国株もツラれてジャンプし、S&P先物は歴史的な最高値を更新してきた。
そういうわけで私も高いところのドル円を買っていった。104.83である。それまでの日中の高値が104.88までだったので、ほぼ高値つかみと同然だ。もちろんコストが悪い分だけ、許容度は低い。売りのストップ注文だけ104.70でさらしておいて、マーケットを注視。
ドル円は104.80を割りこんでくる局面はあったが、深押しせず。私のストップロスまでは届かなかった。欧州序盤でのフレッシュポジションでのドル円の高値追いはならなかったが、地合いは堅調。ユーロドルがまた安値攻めを始めたのを契機に、ドル買いが再開。ユーロドルの下げは値幅はそれほどでもないのだが、やはり今年の最安値を更新したという事実が重たかったのだろう。
ドル円も105円乗せをトライ。しかしドル円の高値は104.95か96までで、大台乗せはできなかった。やはり無理だったかと思って見ていた私も、速攻で104.92で売り逃げた。その後すぐに105円台にタッチはしたが、走らない。しかし高値圏で張り付いているので、今度はニューヨーク勢の出方を期待しているということになる。
ユーロドルは底打ちして戻ってきてのニューヨークオープン。ドル買いもこれで一服かなと思ったら、ISMの景況指数の発表で105円台に完全に乗せてきた。そしてその後はまったく105円台を割れることはなかった。ニューヨーク勢は連休明けなのだが、日本や欧州の株高の割りには、米国株は軟調だった。ドル円やユーロ円が高止まりしているのはリスクのためではなく、主に短期的な損切りのフローが続出したからだろうと思われる。
今日は注目イベントが少ない。少ないが、ドルが全面高のままで来ているので、その成り行きがどうなるかは重要だ。ユーロドルはポンドドルでは明確にドル高サイドの攻めが続いているし、その影響がドル円にどのくらい現れてくるのか、関連して追いかけないといけない。それとも週の後半の雇用関連の指標に向けて、様子見としょうして現在の位置で止まって動かなくなるのかどうか。
そして日本時間14時過ぎから閣僚名簿も発表されて、いちおうの材料出尽くし。これでドル円が105円ちょうどを割りこんできた。昨日、今日でかなりの高コストのロングもあったのだろう。これでしばらくは上サイドにはシコリが残った形となった。やはり今年の高値という105.44はレジスタンスであった。
日本時間 15時10分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)